毎冬 一度は本谷へ
2月21日 三重県御在所岳
ホーム鈴鹿の主峰 Γ御在所岳」。この時期、山麓や登山道、遠くは高速道路からでも山頂左手に一本の白い筋が見えます。これが本谷上部。言わば、核心部。この核心部の登りでロープウェイの乗客に向かって手を振るのが本谷の愉しさ…。
と下世話なことはさておき、原則登り専用のバリエーションルート。丁度、昨年と同じ日になりましたが、積雪量は全く違うことでしょう。
登山口の御在所山の家から大黒岩直下まで、ひたすら谷を登ります。浮き石注意に確かなルーファイ。また、沢登り的な要素もあり、滝をまいてみたり、大きな岩を三点確保で乗り越えたり、岩をくぐったり(無雪期限定)と、一般的な登山とは一線を画します。特に冬は、雪と氷の付き方で様子が変わり、「自分の道は自分で決める」。正しく、バリエーション(^^) 先日購入したヘルメットを被り、ハーネス、カラビナ、スリング。ザックには補助ロープを携え、その出で立ちは正しく、バリエーション(^^) …もうええって(関西弁w)
このルートを好きな理由は、得もいえぬ雰囲気を漂わす「不動滝」を初め、数多くの名も無き滝と適度な緊張感を持った山行。そして何よりも、人気の山にも関わらず登山者が少ないこと。じっくり山と向き合えます。…が、それも山頂までで、レストハウス前はテーマパークのような賑やかさ。まぁ、これも全てひっくるめて御在所岳なんですよね(^^)
今日は全く雪はなかったですが、昨日の雨で岩が濡れており、難易度は少しUP(^^; しかも冬型の気圧配置で気温は氷点下(山頂付近は-5℃)。掴む岩の冷たいこと(T^T)
しかし雨の影響で水量が豊富でした。しかも、透明感溢れる流れはいつもの本谷と一味違う趣 (^^) 春夏秋冬。それぞれの顔を魅せる本谷ですが、やはり僕は冬が好き(^ω^)
登りはアイゼンが不要でしたが、帰りの中道はアイスバーン状態でキレットの手前までアイゼンを付けました。また、登山者の多くが軽アイゼンでしたが、大変苦労されており、中道を軽アイゼンで下るのは避けた方が良いと思います。
下山後は、四日市のお気に入り店でいつもの…(笑)
駐車場から御在所岳を望む
数々の名も無き滝をやり過ごします
大好きな不動滝。こんなに水量が多いのは初めて。
右側に大黒滝。昨年はこんなん↓
本谷の名物岩。ジョーズ岩と呼ぶ人も…。
空は青いが雲の流れは早い。きっと山頂は強風だろう。
写真では手を振ってませんが…(笑)
強風でロープウェイは間引き運転中でした
去年の核心部はこんなん↓
大黒岩から伊勢湾に向かって手を振る(笑)
鈴鹿の槍。「鎌ヶ岳」
御在所名物 カレーラーメン
気持ちだけの霧氷(^^)
中道から本谷(鉄塔の右側)
去年はこんなん↓
鈴鹿とここはsetです(^^)