5月4~6日 山梨県仙丈ヶ岳
初めて南アルプスを訪れたのが2014年7月。避難小屋を管理していた高校の先輩に案内してもらったのが南アの女王「仙丈ヶ岳」。その日は、大きな山の小さな小屋で同じ高校を卒業した5人が山を愛した恩師の話などで盛り上がりました。あれから、無雪期の南アを数座経験し、3月の黒戸尾根を経て、ここに帰って来ました。
4日
登山口の起点となる北沢峠へは麓の仙流荘からバスで向かいます。今日は長衛小屋テント場までの移動日。午後から天気回復の予報で12時10分発に乗車。この時期は手前の歌宿まで運行され、テント場まで約2時間の林道歩きからGW後半戦は始まりました(^-^)v
明日は あの頂きに立てますように(^人^)
東駒ヶ岳(甲斐駒ヶ岳)が手招きしてます
視力検査地点 鹿窓が見えますか?
こもれび山荘前で 木漏れ日が…
明日はあの稜線から テン場を眺めます
心と身体を暖めるには やはり鍋でしょう(^^)
摩利支天が西陽に輝く
明日は 良い一日でありますように…。
5日
東の空が赤く染まり始めるものの、青空は広がる気配がなく、少し心配の中、テン場を出発。2合目を過ぎたあたりで凍結道となりアイゼンを装着。5合目の大滝頭までは樹林帯の尾根道ですが、樹間から甲斐駒や鳳凰三山が見え始めると気分は更に上々。森林限界を超える手前で防風着、バラクラバ、手袋など耐風準備。6合目辺りから青空が見え始め、甲斐駒が背中を押してくれます。小仙丈ヶ岳に着く頃には360度の大展望。北や中央ア方面は雲が多かったですが、八ツや南アは雲ひとつない、所謂、ドピーカン(^^) しかし、稜線の西風は20m以上との予報。ここが今日のターニングポイントでした。稜線に立ち、風の息遣いから大丈夫と判断し、登頂を目指しました。但し、狭い稜線もあり突風の可能性もあるため、バディはコンテニュアンスビレイで確保。文字通り一心同体の山行となります。雪壁や岩稜、ナイフリッジなど数々の試練?を乗り越え、3033m の頂に到着。そのご褒美は、目の前に広がる南アの峰々を2人だけで味わえる至福の時間。風も突風で15mまで、場所によっては無風となり予報より随分と穏やかでした(^^) 全てにおいて恵まれた仙丈ヶ岳山行。女王様、我々を歓迎してくれてありがとー(^-^)/
朝焼けは 吉か?凶か?
待っててねぇ~ 今から行きま~す(^-^)/
今月限定 こいのぼり柄 ヘアーキャップ
視界が開けると 雪のない甲斐駒ヶ岳がド-ン
北岳を見ながら 小仙丈ヶ岳へ
Γマークスの山」を思い出してました
BC 滑る人と撮る人。そして、それを画にする人
お決まりの123構図。富士山、北岳、間ノ岳
手前に塩見岳 奥に荒川三山
さて、戻るか進むか?
念のため 確保して出発
今回はハーネスではなく スリングを利用した簡易版
3つあるうちのひとつ 小仙丈カールです
伊那谷の向こうに 中央アルプス
振り返れば 甲斐駒ヶ岳(伊那の方は 東駒ヶ岳と呼びます)
つづら折りの道も 残雪期は直登の雪壁
至るところで 夏道が露出しています
ようやく目の前に頂が見えました
仙丈名物ナイフリッジも 湿りぎみ
写真の方が 危なく見えます
登頂(^-^)/ お疲れ様~
仙塩尾根が南アルプスの南北を繋ぎます
まだ足を踏み入れてない 1・2・3
山頂に別れを告げ 下山の途へ
左から2番目の青が マイハウス
北岳見晴らし台を過ぎると あと僅か
レッドカレーと野菜スープとラーメンが今宵のご飯
6日
朝、南アルプス天然水のせせらぎと天を突くコマドリの囀りで目が覚めました。でもコマドリさん、出来ればあと1時間後に鳴いて欲しかった…(笑)
最終日、栗沢山や仙水峠へのプランもありましたが、テントライフを楽しむことに…。テントから甲斐駒と仙丈を眺めながら昨日の山行を思い返し、また次への山行に想いを馳せる。暫くは、山に終わりがないなぁ~(^^) 歌宿からの帰り、運転手さんが停車してくれる花の撮影ポイントに感謝し、我が家の2015-16雪山は終わりを迎えました。
下山後は、春まだ遠い仙丈ヶ岳に感謝しながらいつもの…(笑)
安曇野で買った氷餅を使って○分間クッキング(笑)
抹茶風味餅入り甘酒 の出来上がり(^-^)v
思い出の一枚
帰りの林道で…。これも思い出の一枚(^^)
林道歩きも 花が咲いてると楽しいものです
桜もまだ咲いていました
バスを待つ間 ハートマークのお客様…。
車窓からシナノコザクラの群落
シナノコザクラ色したハートマークのいつもの…。