5月28~29日 長野県東天狗岳
奈良県大峰でテン泊予定でしたが、スッキリしない天候に行先を八ヶ岳に変更。八ツの幕営地は双子池、しらびそ小屋、赤岳鉱泉、行者小屋に遠い飲み屋(何故か愛称w)エトセトラ…。天狗さんと権現さんで最後まで悩んだ結果、無雪期に張ったことのない黒百合ヒュッテに決定。でも、目的はテントライフに重きを置き、最短ルートの唐沢鉱泉から入りました(^^)
南北八ヶ岳の境界は夏沢峠とされていますが、登山口の雰囲気はさほど差異を感じないのが八ヶ岳。樹と苔の匂いを楽しみながら汗をかく間もなく、ミネザクラが出迎える黒百合平に到着しました。
今回の山行は京都の山友さんをご案内する予定でしたが体調を崩し、いつもの(笑)安曇野の山友さんとテン場で待ち合わせ。到着と同時にお土産をザックから取り出し、まずはお茶会。いつものように会話が弾み、見晴らし台への散歩の後、夕食の鍋タイム。
山友さんは「じゃあ、また」と言い残し、下山の途につきました。
再び、見晴らし台まで歩き、暮れなずむ天狗岳や秩父方面の山や麓の町を眺めながら、マジックアワーを楽しみました。そして深夜、満点の星空をテントから見上げ、5度見晴らし台へ(^-^; 天空を流れる天の川にアンタレスの赤い心臓。月光に浮かび上がる山嶺と輝く雲海。
シャッターの音だけが響く八ヶ岳の森で一人、夢の世界を眺めていました。
アズマシャクナゲが見頃の唐沢鉱泉です
源泉地は北八ツの縮図のような光景
ひとつひとつに世界が存在します
北八ツの森は美しい…でも ここは歩きにくい…(^^;
今回は久しぶりに 初代のザックを担ぎました
北八ツはミルキーな世界が 良く似合います
山友が担ぎ上げた いつもの…(笑)
鍋を囲んで 山談義…笑いを添えて…
ソロ、ペア、ワンゲル…結構賑わっていました
マジックアワーは 一期一会
夕陽に染まる 爆裂火口
夕陽に浮かぶ 乗鞍岳
そして 蒼く静まる峰々
やがて 町の灯りと共に星が瞬き始めました
天の川と蠍座と天狗岳
月光の旋律が 思い浮かびます
やはり八ヶ岳、朝の空気は関西とは違います。小屋前の寒暖計は-3℃ …寒い訳だ(^^;
登りは天狗の奥庭、下りは中山峠の周回とし、陽が差し始めた小屋前を出発しました。歩き始めると直ぐに身体が暖まるのは関西と同じ。しかし、爽やかな風が火照りを冷まし、快適な山行となるのは、関西と違うところですね(^^)
澄みきった空気は周囲の眺望をより際立たせ、アルプスはもちろん、遠くは谷川方面まで見渡せます。ゴロゴロした道にも飽きて(笑)きた頃、稜線に取り付き、もう一汗で登頂(^-^)v 全方位の景色に感激するも、唯一残念なのが、赤岳に隠れて富士山が見えないことかな(-.-)
山頂でマッタリしていると、別の山友さんが近くに居ることを知り、テン場で待ち合わせをすることに。ようやくお会い出来るワクワク感に足元が疎かになりそうでした…。そして、初めましての名刺交換(ウソデス)
いつもながら、初対面でもそんな感じがしないのは山が取り持つ縁か? 年齢によるものか?
短い時間ではありましたが、楽しい楽しいお喋りでした(^-^)v
そんなこんなで、急に決まった今回の山行も終わってみれば、食に景色に出逢いと、何時にも増して充実した2日間でした(^ω^)
下山後は、ケーキ店が併設するゲストルームでいつもの…(笑)
テントの外張りは霜が降りて 真っ白に
朝陽を浴びたハイマツが白く輝きます
少し登ると 北アルプスが顔を覗かせます
奥秩父方面の山並でしょうか
ヒガラ…飛び立った瞬間です(トリミング加工済)
逆さ西天狗岳ピーク…(笑)
諏訪湖は雲の下に…そして 御嶽山
こんな感じで 眺めてました(^^)
天狗岳はやはり北八ツだと思えます
小さな小さな コメバツガザクラ
こちらも負けじと極小の ウラシマツツジ
遠くに谷川連峰…美しい日本の山
八ヶ岳無くして 文太郎さんは語れません
南ア北部の お三方…皆さん 個性的ですね
飛行機雲の影を初めて見ました
もう少し お花見が楽しめそうです
ルリビタキの雌だと思います(トリミング加工済)
出逢いは突然に…またお会い出来る日まで(^-^)/
ひっそり咲く ヒメタケシマラン?
あちらこちらに カタバミ…常連さんですね
新作のシュークリームは チーズ味でした(^-^)v