いつもの前に…富士登山
11月16日 滋賀県三上山(近江富士)
日本各地には100座を超す「ふるさと富士」と呼ばれる山があります。先日登ったおらが山・尼ヶ岳も「伊賀富士」。今日は「いつもの・・・」が目的でお隣は滋賀県の「ふるさと富士・三上山( 432m)」を訪ねました
。
三上山のメイン登山道は東側に1ルート、西側に2ルート整備されており、今回は周回するために西側の表・裏登山道を利用しました。いずれも山頂までは1時間程度。ただし、案内表示では表道は健脚向きとなっています。
往路は展望の表道で山頂を目指し、復路は樹林帯の裏道を歩きましたが、感想としては裏道~表道の周回ルートの方が良かったかなと思いました。本来の山行とは対極にあるコース。それでも、大好きな琵琶湖を眺めながらの山行は、そんな小さな問題を彼方へと追いやります。平日にも関わらず、青空に誘われてか、20人を超える方と出会いました。この山の人気度が窺い知ることが出来ます。
三上山は桧の植樹帯が目立っていましたが、そんな中、桜等の広葉樹が赤や黄色に染まり、足元に視線を移せば、薄暗い林の中にシダや苔が木漏れ日を照り返していました。また、平野部の低山(独立峰)であるにも関わらず、麓の魚釣岩に中腹の割岩、山頂に近付くにつれ露出する岩のルート等、岩と触れ合うこともできます。標高を上げるにつれ、比良山系を借景に近江平野に浮かぶ琵琶湖が広がり、いつもは湖岸道路などから眺めるだけであったこの山に、ようやく足跡を残せました。視界に空が近付くと展望台に到着。先ほどと違い、やや南寄りの景色が広がります。ここから山頂直下に建つ「御上神社奥宮」までは目と鼻の先。そして、山頂は奥宮から1分程でした。あいにく山頂は展望がなかったので、奥宮まで戻り、暖かな日射しを受けながら近江平野を眺め、オニギリとコーヒーのブレ-クタイム。
「やっぱ、山は良いわぁ」
今日の目的である「いつもの・・・」へ逸る心を抑えながら山頂を後にし、何気に危ない裏道を慎重に下りました。駐車場に向かう途中、振り返って仰ぎ見た三上山は、滋賀県民の方にとっては「自慢の富士山なんだろうなぁ」とあらためて感じました。
下山後は10年以上前から気になっていたお店でいつもの・・・(笑)
登山口に向かう途中で まずはご挨拶
麓の御上神社本殿(国宝)で 安全登山祈願
しばらくは薄暗い登山道を進みます
「かすみ桜」と書かれた巨木は見事でした
メタボチェックコース (笑) らしい…「割岩」
通るとこんな感じ…僕はメタボセーフ…(^^) 上から見るとこんな感じです…ちなみに別ルートもあります(笑) 木々の間で 琵琶湖は青く光って見えました
近江平野を疾走する新幹線とともに…
展望台から いつも走る琵琶湖岸道路がはっきりと
奥宮の神様は いつも湖南地域を見守っている気がします奥宮から右手を眺めれば 延暦寺の建つ「比叡山」
名神高速が縫うように通っています小説「最後の一葉」風…「苔が谷」周辺での一枚
何気に危ない一枚岩のような下り道
空を見上げれば 里の秋御上神社の檜皮用として樹皮を剥がされていました
麓から山頂を見上げるのが ふるさと富士の醍醐味大人買いをした 「いつもの・・・」