桜がなくとも 吉野・奥千本へ
11月23日 奈良県青根ヶ峰~金峯神社
「一目千本」と呼ばれる桜の名所・奈良県吉野山。下千本から奥千本までの総称が吉野山ですが、その最高峰「青根ヶ峰 858m」へ川上村あきつの小野公園から入りました。
青根ケ峰へは林道歩きから始まる音無川沿いのルートと蜻蛉の滝から稜線へと登る尾根ルートがあります。地図で紹介されているのは川沿いですが、今回利用した尾根ルートも案内標識はしっかりとありました。急遽山行を決めたため、いつもより事前計画は甘目。そのため、往復共に同じルートを取りました。
公園からしばらくは「蜻蛉の滝」周遊道を歩きます。滝は上下に展望できる場所があり、急な螺旋階段(3回転)の通過後は、目眩に注意が必要です ^^; 周遊コースと別れを告げた後は桟道に階段、一歩踏み間違えたら救助要請必須など周遊道と打って変わっての道。地面や岩が濡れている時は避けた方が良いでしょう。
やがて杉や檜の植林地の急登。それもこの時期だと一汗ほどです。うす暗い登山道に時折現れる赤や黄色の広葉樹は、置いてけぼりされた秋の名残と思わせるほど、森の空気は冬模様でした。稜線直下に付けられた水平道に出ると、一気に歩く速度は加速され、そのまま後半の林道へと続きます。木々の間から葛城金剛の峰々から奈良、三重と続く山並が顔を覗かせ、林道脇のススキの穂が年末の大掃除を連想させます(^^) 正面に三角錐のピークを望むと、もうひと踏ん張り。最後の「落ち葉直登」を抜けるとぽっかり空いた空間が…。吉野山系最高峰に登頂です。山頂からの展望はなく、林道から登った分だけ下ります。ただ、山上ケ岳を指す標識は、ここが大峯奥駈道であることの証しであり、今まで歩いてきた道と違うように感じるのは人間の性ですね(笑)
ここからは奥駈道を吉野駅に向かって歩きます。吉野観光終着点「奥の千本」に経つ金峯神社を参拝した後、大阪の誇る縦走路「ダイヤモンドトレイル」の山々を眺め、「いつの日か…」と気持ちを送りました。
下山後は、お気に入りのお店が完売だっため、近所でテイクアウトをし、自宅でいつもの…(笑)
歴史と伝説の里 蜻蛉野(あきつの)から出発
見上げるだけでは得られない景色がありますね
蜻蛉の滝(高さ50m 2段)は奥深い里の滝
登山道から 滝の落ち口を見ることが出来ます
楓の紅葉は 里の秋を感じさせます
低山とは言え 油断できない登山路は結構多いですよね
見上げれば 秋が散りばめられた 里山
遠くには 万葉の森「二上山」
大切なことです…
落ち葉の急登の向こうには 青根ヶ峰の山頂
今日は 先日購入した ニッカボッカでクラシックスタイル
昔はここから女人禁制だったことが窺えます
山が重なる景色は 奈良らしい景色
奥千本エリアに建つ 世界遺産「金峯神社」
日本人にとって秋の形は やはり楓の葉でしょうか?
我が町の方角へ目をやれば 陽を浴びて浮かぶ里山の秋
我々には 曇り空の光具合が ちょうど良い…(笑)
関西のマッターホルン 「高見山」
年齢を重ねる毎に 興味の対象が変化します
我が家でも 秋を感じ続けたい…www
《番外編》
手入れ完了! さぁ、君の季節だ(^-^)/