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Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

関西雪山解禁…武奈ヶ岳

12月17日 滋賀県武奈ヶ岳
武奈ヶ岳は琵琶湖の西に連なる比良山地の主峰。1200m級でありながら、日本海側気候の影響を受け、その雪質は関西随一です。登山口は比良山地を境に東西にわかれ、どちらも特徴のある名ルートですが、今回は雪山だからこそ歩きたい…コヤマノ岳稜線の樹氷も綺麗なんだけども…西南稜でピークを目指します。
西側の登山口は葛川坊村町。現在は国道367号線となっている若狭街道(別名、鯖街道)沿いの駐車場を利用させていただきます。周囲はすでに雪景色。稜線歩きに期待が膨らみます。
まずは、山麓の地主神社で安全登山祈願。続いて朱塗りの三宝橋を渡ると、つづら折りの急登が始まります。落ち葉で茶色かった道も次第に白くなり始め、所々はショートカットの冬道バージョンで高度を稼ぐこと1時間。広葉樹が混じって樹間が切れ始めても登りは続きます。
支尾根に乗ると急登は一段落しますが、この道は武奈ヶ岳の頂へ続くものではなく、P1096の御殿山への登り。武奈ヶ岳へは一旦下ったあと、美しいS字カーブを描く西南稜を歩くことになります。
足元の積雪は20㎝を優に超え、トレースを踏み外せば、膝下まで埋もれることでしょう。やがて、西側の展望が開ける場所となり、そこからしばらくは雪を被った林のトンネルが続きます。西南稜に次ぎ、大好きな場所です。稜線を吹く風を感じ始めると御殿山に到着。ようやく西南稜とご対面です。樹氷の森の奥に凛とした姿。その先端だけが輝いて見えます。
武奈ヶ岳比良山地の中では奥比良と呼ばれています。琵琶湖側の稜線にある北比良や南比良等とは違い里からも眺めることが難しい頂。まさしく「孤高の主峰」なんですね。
御殿山からもその頂は見ることが出来ません。直下の登りまでお預けとなります。御殿山から樹氷の森の急降下。ワサビ峠から登り返すと森林限界を超えたような西南稜が姿を現します。ここからは風との闘いにもなりますが、今日は10m程度なので良い方でしょう。右には前衛峰越しに琵琶湖、前方は湖北の山々、左は京都府丹波へと続く山並、後方は御殿山越しに南比良。全周囲を楽しみながら雪山歩きが続きます。登りから解放されたラスト100m。更に広がる琵琶湖が拍手で出迎えてくれるようです。
ここでスノーシューを履き、真っ白な雪原に思い思いのトレースを描きましたが、調子に乗っていると腰まで埋もってしまいました。昼食後はアイゼンに履き替え、冬空の下、「今年は関西も雪山が楽しめそうだ」と手応えを感じながらの下山となりました。本日の最低気温は-5℃。平均は0℃。登山者は30名程度で思ったより少なく、静かに雪山と対話が出来ました。
下山後は、冷えた身体を温めるいつもの…(笑)


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琵琶湖大橋から比良山地を望む
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今年も来たなと思わせる雪を被った朱塗りの橋
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朝日が暗い林を照らし始めました
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雪山は至る所にアートな世界
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つぼ足だとこんな感じです。トレースに感謝!
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雪面に落とす影を見るのも楽しみのひとつ
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雪面を裂く一本のトレースは下山の道しるべ
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自然の雪だるまの向こうは京都の峰々
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足を踏み入れることは出来ない清らかさ
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西南稜へのプロムナード
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御殿山からの西南稜
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西南稜から南比良の名峰たち
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堂満岳の左に琵琶湖の対岸が見えています
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美しき雪の西南稜に感謝します
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12月の関西の山と思えますか?
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プチシュカブラ…これからもっと成長することでしょう
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ピーク手前から振り返ります…素晴らしき曲線(笑)
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琵琶湖の向こうには近江平野が広がります
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今年初 スノーシューハイクの始まり
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関西でこれは「ぜんざい」と言います