奈良の娘と登り納め.‥三峰山
12月30日 奈良県三峰山
「奈良の娘」と呼んでいる山友さんをお誘いして、関西有数の霧氷が見られる山のひとつ「三峰山(みうねやま)」で2016年の登り納めとしました。
登山口は奈良県と三重県にそれぞれありますが、自宅から小1時間で着く、奈良県側のみつえ青少年旅行村ゲートから出発。山頂へは最短の不動滝ルート、車道歩きの少ない登尾ルート、縦走が楽しめる新道ルートがあり、それぞれを組み合わせることで周回が出来ます。今日は下山後にランチを共にするので、不動滝~登尾としました。
駐車場から見る稜線にはいつもの雲。これが霧氷の山です。不動川沿いの林道を歩くこと30分。落差14m 3段の不動滝から登山道が始まります。うっすらと積もった雪がゆっくりとグラデーションする中、登尾ルートと合流。常緑樹から落葉樹へと移り変わるゾーンでもあります。空と一体化した霧氷が頭上を覆うのもこのあたりから…。昨年は青空の下、宝石のように煌めく霧氷のトンネルを歩きましたが、この寒々しいモノトーンの世界は「大人の味わい」で美しいもの(笑)
いつもは山頂を先に訪れますが、今日は八丁平経由で山頂を目指しました。八丁平は山頂から少し下ったところに忽然と現れる平原。霧氷のトンネルとともに三峰山を代表する撮影スポットでしょう。しかし、この辺りの風は本当に寒いのでしっかりとした防寒対策が必要です。今日の気温は-6℃。標高1200mにも関わらずこの気温が、霧氷を綺麗に育てる条件なんですね。
緩い登りとなった霧氷の林を過ぎると、ぽっかり空が開いた山頂に到着。室生火山群や御杖村の集落が霧氷越しに展望できるのですが、今日はベールに包まれていました。ここから八丁平の分岐点までが特に素晴らしい霧氷のトンネル。上ばかり眺めて歩いていると、スッテンコロリとなりますから、歩き眺めはほどほどに…(^^)
新年1月~2月の土日祝は「三峰山霧氷まつり」が麓で催され、登山者で賑わいを見せます。霧氷を静かに楽しみたい方は平日に、イベントも楽しみたい方は休日にと、それぞれのスタイルに応じて本格的に始まる霧氷をお楽しみください。
これにて2016年は登り納め。ひと月休んでいたため、毎年目標としている36回には2回及びませんでしたが、こうして無事納められたことに感謝します。登り初めは3日の予定。来年も御裾分けが出来れば良いんですが…。
下山後は、ランチを楽しんだあとに自宅でいつもの・・・(笑)
あの雲が 霧氷を育ててくれます
少し離れて見るのが 綺麗と思う 不動滝
寒そうですよね~
ここから気温は 一段下がった気がします
常緑樹と広葉樹の冬コラボレーション
霧氷まつりの始まり…
少しずつ成長を続けています
今日は左周りで八丁平へ…アセビの葉も白い縁取り
自宅から2時間余りでこの景色
常緑樹が美しさを引き立ててます
娘のお陰で 珍しい2ショット写真
晴れ間もいいが うっすら見える程度も またいい
山頂は霧氷に囲まれた 円形ステージ
お目にかかったことは まだありません
どこを切り取っても 霧氷の嵐
霧氷のトンネルを母と娘がいく…(笑)
顔面氷結はしていませんが寒そうでした
登尾ルートから 室生火山群と御杖村
谷間は3段変化で稜線へ
一足早く 冬から春へのグラデーション