極上のパウダースノーハイキング
1月16日 長野県八子ヶ峰
今シーズン最強の寒波が襲った日本列島の週末は、女神湖畔のホテルで過ごしていましたが、2日目はスノーシューで新雪を楽しめるかなと準備はしていました。そして偶然、この日が山行予定だった群馬の山友夫妻をお誘いし、すずらん峠園地駐車場で待ち合わせをして、初めてのパーティとなりました。
朝、青空が見えた空はいつの間にかどんよりとし、ホテルを出発する頃には激しい雪.‥(^-^; しかし、回復傾向の予報通り、駐車場でスノーシューなどの準備をしている内に小降りとなってきました。冬の蓼科山登山口として有名なこの駐車場、八子ヶ峰へは道路を挟んだ反対側の森へ進路をとります。しばらくは雪を纏った八ヶ岳の森歩き。さほど急な登りでないモフモフ、フカフカの新雪の上を、スノーシュー独特の浮遊感を楽しみながら半時間ほど登ると稜線に建つ「ヒュッテ・アルビレオ」に到着です。ここからは多少のアップダウンはあるものの、スノーシューのための稜線歩きになります。
八子ヶ峰は東峰と西峰があり、今日は風も穏やかなので、スキー場のゲレンデトップ西峰を目指します。まずは、東峰へ雪原の一本道。お喋りに撮影大会にと如何にも楽しいスノーシューハイク。やがて薄日が射し始め、墨絵から白銀の世界へとグラーデション。テンションも上がります(^^)/
東峰と西峰の中間地点で先行者の方に追いつき、お礼を述べた後、しばし談笑。ここで先頭を代わり、時折、蓼科山の頂が顔を覗かせる中、蓼科別荘地から入笠山方面、車山から昨夜泊まったホテルへと続く雪景色を眺めながら、雪原にトレースを引いていきます。西峰に近付くにつれ雪は深さを増し、直下は腰ラッセル。しかし、極上のパウダースノーは泳ぐように前へ前へと進むことが出来ました。
ゲレンデに思い思いのシュプールを引くスキーヤーを少し羨ましく思いながらも、西峰1,833mに到着。起点となったヒュッテから弧を描くような稜線がこの小さなピークで終わりを告げており、我々が残したトレースをはっきりと確認することが出来ました。
5時間余りのスノーシューハイク。山は時間と空間を超える場所となり、3月の再会を約束して、それぞれの帰途につきました。
下山後は、真っ白な蓼科山を思い出しながら、いつもの…(笑)
週末寒波で一気に冬山モード
トレースに導かれて 稜線を目指します
森が開けると 明るい兆しが…
スノーツリーが並んでお出迎え
冬の静けさを感じるのは 曇り空
パウダースノーをお伝えしました(笑)
視界が悪いと歩けませんね
雪の結晶が判りますか?
蓼科山へ続く 北八の森
西峰へ続く スノーハイクのための稜線
稜線の向こうには ゲレンデトップ
時折 吹く風が 木々の雪を払います
さぁ トレースを作りますか!
先頭の視界は こんな感じです
案内は消えても 冬にはりっぱな標識なんです
車山高原も 白く染まりました
白樺湖も 白く染まっています
スノーシューならでのポーズです(笑)
さて 帰りますか…
我々の道を 振り返ります
雲が地上に降り立つ 冬の道
北横岳が輝いて見えました
蓼科山も輝いていました
青空と稜線に別れを告げます
シンプル イズ ベスト (^^)