Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

新緑の木漏れ日…山芍薬を訪ねる

5月21日 奈良県笙の窟

先週の伊吹山北尾根に続く「山芍薬山行」。今回は奈良県大峯山系を訪ねました。
登山口は国道から分岐した林道の脇。ここから「水簾の滝」がある和佐又山~大普賢岳~七曜岳周回ルートまで、破線ルートになります。
合流地点までは水太谷と呼ばれる美しい沢筋を緩やかに登り始めます。このルートを訪ねる人は少なく、沢の音と鳥の囀りが新緑の林に響き渡ります。破線ルートのため、案内はなく、ビニール紐が目印となっています。また、周回の一般ルートでも、ざれた細いトラバース道や鎖、ロープを使った岩場等、入山される場合は準備と注意が必要です。一旦離れた沢の音が大きくなってくると水簾の滝に到着。滝の上部は無双洞と呼ばれる史跡ですが、今回は立ち寄らずに進みます。
植林地を抜けるとそこは新緑の林。その明暗にまずは驚きを覚えます。トラバース道は細く、足元が崩れる箇所もあるため、新緑ばかり眺めていると大怪我をしてしまいます。それでもゆったりと歩ける時には、肺の中が緑色に染まるのではないかと言うほどの新緑を楽しみます。周回ルートの難所、鎖場の急登では石を落とさないよう注意しなければなりません。丁寧な足運びが求められます。残念ながら、山芍薬の群生地は既に花期を過ぎており、来シーズンへの持ち越しとなりました(同日、すぐ隣の和佐又山周辺を訪ねた山友は満開だったようです)
和佐又ヒュッテの分岐点からは再び登りとなり、気温の上昇と共に身体の火照りが増します。いよいよ夏山の足音が聞こえてきた感じですね。
日本岳のコル直下で岩窟群の始まり。折り返し地点の「笙の窟」は大峯修験道の霊地七十五靡(なびき)のひとつ。役行者を始め多くの行者が修行した霊地として有名で、大普賢岳から延びる尾根のひとつ、日本岳の南岩壁に開口する自然岩窟となっています。この他、「指弾窟」「朝日窟」「鷲ノ窟」の岩窟があります。これらの岩窟を眺めていると、先人の山に対する思いを垣間見ることができます。
今回は同じ道を戻るルート。再び、新緑の海を泳ぐように下山を開始しましたが、転倒、滑落、落石には登り以上に注意が必要でした。
破線ルートでは、前回、道迷いをした箇所にビニール紐が張られていました。尾根筋の下り道、直角に曲がる箇所は注意をしていても気付きにくいものです。静かな 山行と引き換えに背負うリスク。再び、肝に銘じました。
下山後は、大峯方面に登ると立ち寄る、和と洋のコラボレーションでいつもの…(笑)





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黄色いヒメレンゲが 爽やかに出迎えてくれました
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群生していました フタリシズカ…これは蕾です
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水辺にも育つのですね…マムシグサ
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夏日の今日 清涼感たっぷり「水簾の滝」
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ルートから少し逸れて…クマガイソウ
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正面から見ると 愛嬌たっぷり(笑)
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正面の岩場を新緑に向かって登ります
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石を落さないよう 細心の注意が必要です
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この花を見ると 船窪小屋を思い出す…ユキザサ
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どこまでも続く 新緑の林
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木漏れ日の道を 新緑とともに…
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眼前に広がる 新緑の海
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秋の思い出が 春の芽吹きと 競演
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一歩遅かりし…山芍薬の群生地
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新緑のサンドイッチ道…(^^)
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少し標高を上げると 出逢えました.‥山芍薬
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今日の折り返し点 大峰山系ならではの場所
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笙の窟は 日本岳南岩壁にあります
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熊野から吉野へ続く大峰奥駆道…八経ヶ岳(近畿最高峰)と弥山
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クライマーのような花…ヒカゲツツジ
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石清水とは このことか…笙の窟
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木々の力強さを感じるのも この季節
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紅一点に 蝶も立ち寄りますね…ヤマツツジ
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前回は完売だった 洋のいつもの…
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大峰に登る時は予約する 和のいつもの…