Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

スノーシューハイクと御神渡り...八子ヶ峰

2月10日 長野県八子ヶ峰
冬合宿にと「上高地テント泊」を計画していましたが、この天候…。そんな時、5年振りに出現した諏訪湖の「御神渡り」の知らせ。スノーハイクと食べ歩き、この2本柱を繋ぐ棟木になりました。

御神渡り」…諏訪湖が全面結氷し、その覆った氷がせり上がって「氷の筋道」を見せる現象です。湖畔に建つ諏訪大社の「上社」「下社」を結ぶ道とも言われています。山友の話では、凍結防止剤の影響を受け、全面結氷しにくくなったのではと言う話もあり、いずれにしても、ようやくタイミングが合いました。一刻も早く見たい気持ちはありましたが、昼頃には下り坂になる予報のため、まずは、スノーシューハイクに向かいます。
3時間ほど雪を楽しめればと、向かった先は「八子ヶ峰」。昨年も1月に訪ねた場所です。今回のお供は、山仲間「バンビー4」の一員、京都の山友。先月のマキノ高原以来の山行です。
早朝、三重県内のSAで待ち合わせをし、登山口の女神ノ茶屋に向かいます。途中、諏訪湖SAに立ち寄り、全面結氷した諏訪湖を一望。白い息ととともに、思わず、声が漏れます。遠く、御神渡りの筋道も確認することが出来ました。ここから眺めると、「社を結ぶ道」を実感でき、自然現象を超える神秘さ感じます。

予想通りに青空が広がり、蓼科山から編笠山へと続く八ヶ岳の稜線を眺めながら駐車場に到着。駐車場には10台程度停まっていましたが、蓼科山に向かう方が多いようです。
早速、スノーシューを履きます。事前の情報から、スノーシューを履く必要がないことはわかっていましたが、そこはあれですよね…(笑)
幾筋ものトレースがあり、どの道を選択しても必ず、稜線に出ます。せっかく、スノーシューを履いているので、トレースから逸れて林の中を直登。振り返れば、新たなトレースの出来上がり。林を抜け、視界が広がってくると稜線まであと一息。後ろには天狗岳から南八ヶ岳の峰々、続いて、北岳甲斐駒ケ岳の南アルプス、更に、宝剣岳木曽駒ヶ岳の中央アルプスを眺めることが出来ます。右手には、蓼科山から北横岳へ続く北八ヶ岳の稜線。そして眼下には、奥蓼科の別荘地から諏訪盆地のジオラマ風景が広がります。
稜線に建つ三角屋根の建物は「ヒュッテ・アルビレオ」。冬期は営業していませんが、風を防いでくれる貴重な建物です。ここでリフター機能を解除し、ハイキングモードへ。八子ヶ峰東峰と西峰があり、前回はゲレンデトップの西峰に向かいました。今回は、東峰の先、下降開始地点まで往復40分程度のユルユルハイク。雪原に入ると、低木の枝を踏むことになり、トレースの上を進むことにします。風も穏やかで、真っ青な空を背景に蓼科山を眺めているだけで幸せな気分一杯に浸れます。稜線に立った時から、北横岳上空には笠雲。大きさや形を変えても、笠雲に違いありません。天候の下り坂とリンクしています。アルプスの稜線は雲に隠され始めました。南八ヶ岳上空も青空より灰色が目立ち始めます。小屋裏で蓼科山を眺めながら一息をつき、次の目的地に向かって、出発です。
下山後は、当然いつものがあり、翌日はバンビー4が揃って、いつもの…(笑)

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諏訪湖が全面結氷したのを見たのは 初めてです
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前回と違って青空の下で スノーシューハイク (^^)v
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トレースを引きたくなるのは 人情です(笑)
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雪より白い 白樺
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北岳甲斐駒ケ岳…凛々しい
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笠雲…その1
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ここから見ると まさに天狗です
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冬の八ヶ岳と言えば 南八ヶ岳かな?
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でも こんな八ヶ岳歩きも 大好きですwww
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一面の雪原 見渡す限り 誰も居ません
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八子ヶ峰は お手軽スノーシューハイクに抜群です
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お手軽な割に 展望が素晴らしい 八子ヶ峰
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西峰の向こうに 車山
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東峰のピークは 参考程度に…(笑)
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帰りは 八ヶ岳を眺めながらの 雪道散歩
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麓の雪景色を眺めながら歩くのも 北八ヶ岳らしい光景
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太陽の周りに虹…これも下り坂の予兆です
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寝そべって 蓼科山を眺めながらの一休み
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笠雲…その2
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うさぎと駈けっこをしたのは どちら様?
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いつかは あの稜線に3人で立ちましょう
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編笠山…裾野の曲線美
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お食事中に失礼します…ウソ(鳥の名前)
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科学の目で見たくない…「御神渡り」の感想です
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一足早く 春がやってきた いつもの…(笑)