Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

バンビー4で 冬の遠足

2月10日 三重県竜ヶ岳
今冬も尻皮山友「バンビー4」で雪山山行。目指すは鈴鹿の女王「竜ヶ岳」。コースはランラン「遠足尾根」。

先月、安曇野の山友から比叡山延暦寺)を訪ねたいとの連絡が入り、それと合わせて、山行を計画。当初は以前、山友が登りたいと話していた「伊吹山」でしたが、連休中の天候は思わしくなく、晴れマークが顔を覗かせた「いなべ市」に登山口がある「竜ヶ岳」に決定。ルートは僕が最もお勧めする「遠足尾根」。2月に入り雪溶けの進んだホームですが、雪以外でも冬山を楽しめる素晴らしいルートです。
3連休の中日。そして、晴れマーク。人気の高い山だけあって、さぞかし駐車場は賑わっていることだろうと思っていました。ところが、風が強いとの予報の影響か、平日並みの静けさで、早くも楽しい遠足気分を味わえそうな予感です。
僕が遠足尾根をお勧めする理由は3つ。林道歩きが短いこと。稜線歩きを長く楽しめること。そして、登山口を含め、山頂との距離感を感じ取れること。
いつもなら樹林帯の急登を終え、支尾根に合流したところで、スノーシューハイクが始まります。1月下旬には辛うじて楽しめたようですが、今日は、3月中旬残雪期の雰囲気。微妙に雪が残った登山道は、所々凍結しており、その箇所は注意が必要でした。
視界が開け、竜ヶ岳の山頂へ続く稜線と頂にご対面。今日は青空も顔を覗かせ、この景色を山友と共有できたことに、まずは感謝と安堵。風も思ったほどでなく、暖かな陽射しを受けた遠足の始まりです。
谷間に広がる残雪が登山道へと続き、その一部を切り取れば、りっぱな雪山山行となり、例え真っ白な雪原歩きでなくても、仲間と歩けば、その隙間を埋めてくれます。
金山尾根合流直下の直登。一部凍結の夏道を慎重にやり過ごし、一息ついたところで振り返れば、綺麗なカーブを描く遠足尾根越しに、遠く霞んだ名古屋市街から養老山地に木曽三川。視線を移せば、ホーム最高峰「御池岳」に「藤原岳」の北部鈴鹿の峰々。晴れていれば、御嶽山乗鞍岳の北アルプス等を望むことも出来ます。
金山尾根と合流すると、登山口では彼方に見えていた竜ヶ岳はその懐深い山容が眼前に広がり、たおやかで凛とした雰囲気を最も感じ取れます。その深さ故、頂はまだ遠くに感じるかもしれませんが、直下の鞍部までは意外と近いものです。
風の影響を受けることなく直登を終えた先に、南部鈴鹿の峰々を背にした頂が待っていました。それぞれと硬く握った手に残るのは、いつも以上の感触。バディとは違うパーティ山行の良さがここに集約されていると思います。
下山途中、竜ヶ岳を眺めながらのランチ小休止。少し早いけれども、これまでの時間を振り返る時間。それぞれ山に対するスタイルは違えども、こうした山行が出来るバンビー4。その源流にあるものを求めて、下山後に向かう先は、いつもの…(笑)

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今回はどんな思い出になることやら…
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樹林帯 光のシャワーが 降り注ぎます
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山行を占う第1展望地…今日は大丈夫の模様
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明るい稜線歩きは 遠足気分で「お喋りタイム」
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この景色を見て欲しかった…
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雪を踏めれば 良いのです(笑)
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伊勢湾と南部鈴鹿…稜線上には SuzukaKumo
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冬のキャンパスは モノトーン調
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残雪の光 今年の春は近いのかも…
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影を並べる 雪山山行
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鈴鹿北部を代表する「御池岳」から「藤原岳
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今年の遠足尾根は 雪と笹原のせめぎ合い
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ここを過ぎれば ゴール直下は近い…(笑)
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変化に富む稜線歩きは「遠足尾根」の真骨頂
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女王に描かれた巨大な雪形 「ブーケを受け取る女性」
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開放的な稜線は 鈴鹿随一でしょう
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本日のメインストリートへ続く プロムナード
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季節を問わず 美しい道
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冬の登頂は3年振りの バンビー4
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いつもの場所から 今冬の遠足尾根
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振り返れば 貸切の山頂
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次は 羊の放牧と再会しようかな
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来冬は どんな顔を魅せてくれるのか
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稜線歩きの楽しみは まだまだ続きます
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遠足のおやつは1人2つまで…で、いつもの…(笑)