Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

2019登り納め...今年も無事下山

12月28日 奈良県観音峯展望台
天候の回復と霧氷を期待して、4年数か月ぶりに国道309号線を南下し、登山口へと向かいました。

ここ数年はおらが山の尼ヶ岳で納めていましたが、登り初めの準備(笑)のため、昨日が山の最終日。
午後には用事があり、下山後に寄り易い山域と思い、大峯山系の観音峯山を登り納めの山に選びました。このブログを始めてから何度か訪ねている大峯山系ですが、この山は初めての投稿になります。雪深い山域であり、厳冬期は厳しい登山となりますが、この観音峯山は前衛峰で比較的安全に登れることで、霧氷を楽しみながら大峯山系の稜線を眺める山として人気があります。前回訪ねたのは2013年1月。その時は雪を踏めたものの展望は叶わずで、今回は霧氷と展望に期待です。
稜線の雲も次第に取れてくるとの予報を聞き、登山口は8時30分の遅めで出発。上空はまだ青空が見えておらず、気温は冬らしい寒さとなっています。
吊り橋を渡り、遊歩道コースと反対方向に進むとすぐに階段の登山道となり高度を上げます。登り納め恒例の「尼ヶ岳」は天にも続く階段ですが、ここは暖を取る程度。また、このルートは「南朝ロマンの小径」として「天川南朝物語」の銘板が要所に設置され、登山だけでなく歴史を楽しむことが出来ます。
「観音の水」と言う水場を過ぎるとテラスになった第1展望台。そして、針葉樹が広葉樹へ変化してくると「観音平」が近付いてきたことの印。鳥居を抜ければ、休憩所の建つ観音平に到着です。ここから冬枯れの道となり、この時期ならでは明るい登山道歩きが楽しめます。途中、青空が見え、木漏れ日が地面を明るくしてくれますが、思ったほど天候が回復してきません。霧氷も期待できないのでは思い、展望台をピークとするのも有りかと話しながら進みます。
黄金色したススキが前方に広がれば、観音峯展望台に到着。前方に見える観音峯山は意外にも霧氷で染まっていました。展望は…、重い雲が稜線を覆い、霧氷との境界線を我々に見せてくれています。
反対に目を向ければ、山麓天川村辺りには陽が当る「山あるある」です。
前方の観音峯山にも時折、陽が当ることから、天候の回復を期待して向かいます。あわよくば、戻って来る頃には稜線の雲も取れているのではないかと言う期待も含んでいました。
手前のブナ林が続く1,285ピークには霧氷が付かず、環境と標高のわずかな差が生み出すことなのでしょうか。結構な急登を終え、霧氷の林が近付いてきましたが、近くで見るとさほど育っていないことがわかり、また、青空は冬の雲に押されたようで陽が射すこともなくなってきました。更に、稜線の雲に変化はなく、これ以上の前進に期待が持てず、当初の予定通り(笑)、ここを2019年登り納めのピークとしました。
今年の幕開けは上高地。初登頂は滋賀県「寒風」。改元のGWテントライフや初の東北遠征等、山と関わってきました。以前に較べれば登山回数は減ったものの、30回近く山と触れ合えたことには感謝したいと思います。何より、事故なく無事に下山できたことは山に感謝です。来年の12月も登り納めが出来るよう、安全登山を心掛け、来る「2020年登り初め」に向かいます。
下山後は、奈良らしい葛を使ったいつもの…(笑)

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駐車場からすぐの吊り橋…ここを渡れば登山道
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授業で習い そして 現場に立つ大切さ
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ここだけ切り取れば 「おらが山」の登山道
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ここからは 冬枯れの道…観音平
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青空が出迎えてくれました…観音峯展望台
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久しぶりに…(笑)
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霧氷は風の流れと共に…観音峯山
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遠くに霞むは 「ダイヤモンドトレイル」
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麓は暖かそう…遠くは弘法大師の「高野山
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我々には 届かない世界
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いつか その姿を眺めてみたい
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冬のブナ林は 更に明るさが増します
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金色の野に建つ 観音峯展望台
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次回は 青空と稜線をお届けしたい
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これはこれで好きな景色ですが…
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今日は 5組9名様と出会いました
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辛うじて…バリゴヤの頭
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今日のブルーアイは 大きかった
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2019年 これにて稜線展望は終了
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この山域に登る もうひとつの楽しみ…「黒滝のこんにゃく」
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これは定番の楽しみのいつもの…(笑)