Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

バリエーションルート (?_?) で おらが山

3月4日 三重県尼ヶ岳
12月中旬から続いた雪山。来週に控えたロング&ライト山行を前に、おらが山で最終調整。いつものルートを2周しようかと思いつつ、たまには、別ルートで行ってみようと登山口に向かったところ駐車地へ辿り着けず、「とにかく ここから」と地図アプリと睨めっこしながら出発しました^^;
檜林に入ると更に道は不明瞭。とりあえずは、U字溝に沿って進みました。些か不安な気持ちは拭えませんが、こんな時こそ冷静な行動と判断が必要であり、アプリで現在地と進行方向を確認しながら前進を続けます。後半は道なき道を慎重に選び、何とか林道に合流。いつも思いますが、岩稜帯のアルプスよりも、ある意味危険な近場の山の出来事です。
その後も慎重なルーファイは続き、やがていつものルートに合流をして、やっと一安心するのも束の間、尼ヶ岳名物「天にも続く階段」が始まりました ^^; 表道(僕の通称)より段数は格段に少ないのですが、本日の目的「心肺機能トレーニング」は達成することが出来ました。天使の囁きが聴こえそうな最後の階段を終えると、芝生広場の山頂に到着。前回は霞んで何も見えなかった展望も、今日は台高から松阪方面まで、ぐるり180度を超えていました。また、遠く鈴鹿の稜線が白く輝いて見えたのが、今日一番の嬉しい出来事です♪。
この尼ヶ岳、不思議なことにいつもどこかで1組の登山者とお会いするんですねぇ。そして今日は山頂で、トレランファミリーとご挨拶 (^^)
しばらくは1人で山頂からの展望を楽しみ、初めて歩く下山ルートへと向かいました。次こそは縦走の周回ルートをと思いながら冬枯れの林を激下り、そして階段…(笑) 伊賀富士とも呼ばれる尼ヶ岳はどのルートでも同じ傾斜なんですよね(^^) 1000m弱の山なので、そんな下りも長くは続かず、ほぼ平坦な人工林の山道に変わります。しかし、ここで落ちた枝による「カニばさみ」攻撃。危うく手を着きそうになること数度…。転倒して打ち所が悪く動けなくなった時のことを思うと「近所の山 侮れず」と山の安全十ヶ条(笑)が再び思い出されます。
峠から駐車地へ向かう際もいくつものルートが交差し、ひとつ間違えれば面倒なことになるため、再び、アプリの登場。本当は読図が良いのでしょうが、現実的はこれがベストチョイス。
下山後は、ソロ山行にも関わらず、普段と同じ数のいつもの…(笑)


観光名所の倶留尊山を背にして出発!

こんな感じの道を歩くこと15分

東海自然歩道…昭和の響きですね

林業が盛んなのでしょう 至るところで林道に出ます

フィトンチッドが見えそうな 植林地

まずは小手調べの 第1階段

最後は間隔と高低がランダムになる 第2階段

天使が見える 第3階段

山から眺める 我が町は いいもんです

秋の薄で有名な「倶留尊山」

霧氷で有名な「関西のマッターホルン 高見山

風力発電で有名な「関西の軽井沢 青山高原

伊勢湾の海岸線が微かに望めます

この世界を独り占め…「LOVE おらが山」

山頂に雪はありませんが…

初めてのルートから 山頂を振り返ります

大洞山の左肩には 奈良の娘と登った「三峰山」

意外に危なかった平坦な道

里では春の足音が 大きくなってきましたね

冷たいのが 美味しい季節になってきました