Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

登り納めは おらが山…尼ヶ岳

12月30日 三重県尼ヶ岳
2017年も残すところ、あと2日。年間目標36回を達するべく、今年はおらが山で登り納め。

別名「伊賀富士」の尼ヶ岳。生活圏から眺めるこの山は、登山口へのアクセスや山頂まで1時間程度で登れること、そして、「天まで昇る階段」がトレーニングに適していることなどから、僕にとっては大切な「おらが山」。
いつもはトレーニング山行が多いため、カメラはミラーレスを持っていきますが、今日は時間があるので、一眼レフでおらが山と向きあいたいと思います。
自宅から登山口までは30分。今日も駐車場に車は停まっていません。林道をしばらく歩くと分岐点となり、天までルート(笑)へと橋を渡ります。植林帯の緩い登りが準備運動。冷えた身体を適度に暖めるとともに、心肺機能も高めます。5区間に分かれた階段を息をあげず、また、途中休憩なしで登るのがベスト歩行。今日は写真を撮りながら、余裕の山行です。
やがて、落葉樹が左側に広がってくると、第4階段。このルートの核心部と言えるでしょう。アルプスのような雄大な景色や雪山のような厳しい自然との対峙はなくとも、通い慣れた道を歩くだけで心と身体が落ち着く、それが「おらが山」。
落葉樹となり、冬枯れ道の第5階段。このルートで最も僕が好きな場所。足下に広がる秋の名残と見渡す限りの寒々しい木々。冷たい風が頬を打ち始め、空には師走に相応しい忙しない雲。
「本当、山って良いなぁ…。」
山頂のベンチに座ると真正面に見えるのは自分の住んでいる町。ここが2番目に好きな場所。今日は霞みながらも伊勢湾の海岸線やなだらかな頂上台地が続く青山高原。また、稜線が特徴的な室生火山群の峰々に伊賀の双耳峰「大洞山」、そして霧氷の「三峰山」と「高見山」。三重・奈良両県の名峰が肩を並べる様子を楽しめるのもこの山の良さでしょう。
撤退から始まった2017年。「春夏秋冬 山と一期一会」の言葉どおり、同じ山を登っても同じ出会いはありません。今年は初めて登った「谷川岳」に「立山」、記念日登頂した「針ノ木岳」、紅葉が素晴らしかった「屏風ノ耳」。また、例年より多い積雪でホーム鈴鹿を初め、関西だけでも十分に雪山を楽しめた、そんな1年でした。
来年はどんな「一期一会」があるのか今から楽しみですが、まずは1年を通して歩けるよう精進したいと思います。
下山後は、バディとともに自宅でいつもの…(笑)


この橋を何度 渡ったことでしょう

何気ない道が 「おらが山」へ続く道

陽が射せば 誰もが「主人公」

第1階段…序章と言う言葉がピッタリ

第2階段…支尾根に向かう道

第3階段…植林地の中を進む

第4階段…終着点は落葉樹の林

第5階段…「階段は続くよ 天までも…」

終盤は 階段ではなく「ハードル トレーニング」

今日も 天使が見えました…(笑)

今年最後の三角点

山頂から眺める我が町…やはり ここは「おらが山」

風車の白い支柱が目印…青山高原

曽爾高原…そして 室生火山群

「来年も頑張るぞぉ~」…(^_^;)

何度訪ねても 飽きないのが「おらが山」

ホッとしてから帰ります…コップはゴアテックス製では ありません(笑)

帰りは「富士見峠」ルート…当然 階段から始まります

冬の紅葉…低山でも 見ることが出来るのですね

薄日が似合う 冬枯れ道

落ち葉の絨毯も 冬の陽射しが 似合います

こうしても見ると 表情が豊かです

帰り道 小さな冬の世界がありました

風景を切り取れば どこでも名所になりますね

最近のマイブーム チョレート系…(笑)