Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

今年も大雪のバンビー4…マキノ高原

1月27日 滋賀県マキノ高原
昨年2月、大谷山に向かった際は大雪警報発令中であり、登山口のマキノ高原にも辿りつけませんでした。あれから、約1年。やはり大雪警報が前日に発令され、大雪注意報に引き継がれる中、またもやマキノ高原に向かった我々です。

待ち合わせ場所は湖南にある道の駅。積雪量は昨年ほどではないにしろ、雪が止む様子はありません。雨雲マップと現場近くのライブカメラを見ながら、とりあえず、登山口に向かうことにしましたが、道中、有名なケーキバイキングのお店の前で、計画変更に心が動いたのは私一人だけではなかったようです…(笑) 今回の山行の目的は、安曇野の山友が新たに購入したスノーシューの試し履き。登攀能力とトラーバース時の感覚、そして、下り坂の性能を確認できれば、目的は達成。天候からして、登頂は全く考えていませんでした…と言うより、通常なら中止にしている天候ですね(^_^;)
交通事情により登山口到着は1時間以上も遅れ、この時点で稜線のピーク「寒風」までと思いましたが、降り続く雪と雲に隠れた稜線を目の前に、意気消沈…(笑) 旧マキノ高原ゲレンデ最上部までとしました(短っ!ww)。駐車場には赤坂山方面に向かう登山者が数組いらっしゃいましたが、我々の向かう大谷山方面は、一本のスキーのトレースが続いているだけです。
アスファルト道(無雪期)から一歩逸れただけで、足は膝上まで沈み込みます。そのまま数10m進んだところで、山友はスノーシュー、我々はワカンを装着しました。そうなんです。我々の今回の目的は、ワカン歩行にありました。昨年、山友が見せた見事なワカン歩行。膝上に積もった雪道でのワカン体験をしたかったのです(^^)
昨年、背の丈を超える雪の壁を素晴らしいラッセル技術でトレースを作った山友。今日はワカンをスノーシューに履き変えて、ラッセル機関車のごとく、新雪のゲレンデ跡を邁進します。時折、雪が小止みになり、空が明るくなるものの、それは束の間の休息。再び、冬空の息吹が視界を曇らせます。
それぞれがそれぞれの歩行訓練を行い、予定のゲレンデトップに到着。やはりこんな日は、早く降りるに限ります。
そして目指すは、皆、同じ場所・・・(笑)

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マキノ高原の玄関口…メタセコイア並木
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行きたい気持ちと帰りたい気持ちが 半分半分…
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今日もラッセル隊長が 先頭をきります
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2番手もスノーシューで トレースを作ります
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後方は ワカンと新雪の感触を確かめます
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2人のスノーシュートレース…それでも 若干の沈み込みはあります
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そろそろ止むのかと思いましたが…
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一向に その気配は ありません (T_T)
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スノーシューの登攀能力を確かめる山友
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SNS用? これも大切な目的(笑)
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条件が良くても 絶対 登頂は無理です(笑)
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どんな状況でも 和気藹々のバンビー4
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「さぁ、戻ろ 戻ろ」
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いつかは 湖北の稜線へ…
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こんな日は こんなことでもやらないと!
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皆も 同意見のようでした…(笑)
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雪より白い いつもの…(笑)