初夏の陽気で プチプチ縦走…須磨アルプス
3月18日 兵庫県須磨アルプス
六甲全山縦走から早や1年あまり。今春もと計画を立てていましたが、何かと忙しく準備不足もあって秋以降に延期。でも、ちょっとだけ歩こうかと全縦起点「塩屋駅」に向かいました。
過去3回、六甲全縦は塩屋駅からスタートし、旧大会ルートで旗振山を目指していました。その理由は途中にある「六甲縦走路西起点」の看板。しかし、このルートだと六甲山系の途中から合流することになり、尾根を辿るには塩屋駅からダイレクトに取付かなければなりません。その空白部分が全縦の響きとともに気になっていました。
午後から神戸で人と会う約束があり、空いた午前中の有効活用(笑)で気になっていたダイレクトルートを利用し、須磨アルプスの東端「東山」を目指します。
「この先 行き止まり」…駅から歩いてすぐの所にある標識。予習のお陰でこれは承知のこと。住宅地の路地裏を通り抜け、取付地点の急登ならぬ急階段で山行は始まりました。塩屋駅は海抜4m。この階段で見る見るうちに住宅地の屋根越しに海が見え始めました。尾根道に入ると、そこは踏み固められた山道。毎日登山など大勢の方が旗振山を目指してできた道なのでしょう。今日も家族連れや高齢者のグループが汗ばむ陽気の中、行き来していました。
旧大会ルートの合流地点には「六甲全山縦走路」の案内標識。この文字を見ると心が躍るのは、僕だけではないはずです。ここから先の道は4回目、でもいつもはヘッドランプの灯りを頼りに登っており、知っているような初めてのような道です。須磨浦山上公園の石段を一気に駆け上がれば、茶屋のある旗振山に到着です。
夜明け前、まだ町が動き始めていない時間帯に登ってくる全縦56㎞の最初のピーク。今日は、半袖に着替えるピークです。
鉄拐山、高倉山、文太郎道経由で栂尾山。そして、須磨アルプスの横尾山から東山。
この時間帯になると大勢の登山者が須磨アルプスを目指したり、越えてきたりと思うように歩けませんが、僕も特に慌てている訳でもなく、されど、チャンスがあれば全縦スピードにギアチェンジ…。そんな感じで歩いていたため注意が散漫になっていたのか、まさかのルートロス、5分ほど登り返す羽目に…ただ、戻らなければ滑落が待っていたかも…。
名勝「馬ノ背」、別名「須磨アルプス」。風化した花崗岩のザレた岩稜帯が突如現れ、横尾山と東山を繋ぎます。ルートを少し外れて尾根を見下ろせば、標高の割には迫力ある光景です。慎重に歩きつつ、ルートを逸れて右左と景色を楽しみ、最後の痩せ尾根に差し掛かったところで、前方からやってくるグループに視線がいってしまい、足払いされた感じであっという間に転倒…(^^; 幸い滑落はしませんでしたが、状況的には運が良かったとしか言えません。
今日、歩いてきた旗振山から馬ノ背までの尾根を東山のピークで振り返りながら、痛めた左足を見ると、膝上で破れており裾をめくってみると…傷以上の見た感じ。歩行に支障がなかったので事なきを得ました。
「油断大敵」。山友に言われた言葉を大切にしなければと思います。
帰り道、文太郎さん縁の「高取山」、僕の全縦核心部「菊水山」、そして遥か彼方の中間地点「摩耶山」。それらゴール宝塚へと続く56㎞の山々に再訪を誓い、下山口「板宿」へと向かいました。
下山後は、神戸で用事を済ませて、自宅でいつもの…(笑)
電車の向こうには 六甲山系が海に還る尾根
いつもは右中の道 今日は右下の道...
いつもは右の階段 今日は左の尾根道…
梅の香りは 「春が来た」香り
今日は明るい 旗振山
春霞の大阪方面
今日の予定が書かれていました(笑)
いつもより長く居た 旗振茶屋前です
写ってませんが こんな大勢は初めて…鉄拐山
次はゴールを目指したい
朝 ラジオ体操をしている おらが茶屋前
ここでも春のコラボレーション
宅地へと急降下…転げ落ち注意(^^)
全縦大会渋滞ポイント…栂尾山階段
園芸種が縦走路沿いに…ツルニチニチソウ
新旧のツーショット(笑)
山が海へ…高倉山は造成され宅地となりました
ルートミスした地点から 須磨アルプス
50年後は 通行禁止?
昨年はモルゲンロートの馬ノ背でした
左の鉄塔が旗振山…2時間弱で歩いた山々
右から高取山、摩耶山、鍋蓋山、菊水山…最高峰は遥か彼方
今日はここまで
ヒガンザクラ? 梅とは違う 春の使者
シンプル イス ゙ベスト で いつもの…(笑)
おまけ…山友から いただきました