Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

バンビー3の山散歩

6月26日 奈良県日出ヶ岳大台ヶ原
雨が上がることを信じて、雲が湧きたつドライブウェイを駐車場に向かいます。

4月以来の関西バンビー3。集まる回数は徐々に増えてきました。当初は前日の午後に向かう予定でしたが、大気が不安定で雷予報も発令されていたため、曇り後晴れの日曜に変更。午前中は前線の通過で雲の多い空模様という予報でしたが、出発時に雨雲レーダーを確認すれば、雨雲接近のマーク。予想よりも前線が北上したようで、雨の上がる予測時刻は11時。それでも予定通りに自宅を出発し、時折、雨脚が強まる中、駐車場にあるビジターセンターで雨宿りするか、駄目ならドライブで終わるかと余り気に掛けず車を走らせます。
 西や北の空は明るくなり始めたものの、向かう先はまだどんよりとした空模様。やがて窓を打つ雨は小粒となり、雨の上がる予測時刻も10時と早まりました。
 国道から県道に入ったところで、196の標識。先日向かったタイタン尾根の登山口90番ポストと同様、駐車場までの距離を示す数字です。ここから156番ポストの先にある「大台口隧道」までは旧国道であり、すれ違いに注意が必要な箇所も数ヶ所ありますが、そこから先は正しく山岳ドライブウェイ。連続するカーブの合間に、大峰山脈の鋭角峰「大普賢岳」や「行者還岳」が望め、また、眼下に望む谷には雲海のごとく雲が湧き起こり、無辺の広がりを感じさせます。
駐車場まで数㎞となったところで、ほぼ雨も上がり、木々からの滴が窓を濡らします。駐車場に着いてみると思った以上に車が停まっており、待機されていたのか、ちょうど動き始めた頃でした。
日出ヶ岳大台ヶ原一帯の最高峰。駐車場からの往復で目指す方やポスター等で紹介されている正木ヶ原に大蛇嵓、そして、最長ルートのシオカラ谷を経由して周回される方など、その方に合わせて色々な組み合わせが出来ます。また、野鳥を目的に訪ねる方も多く、望遠レンズを片手に登山者とは違う装いで歩いています。私たちは両方の目的で訪ねていますが、今日は雨上がりの山をゆっくりと散歩することが第一。駐車場から尾鷲辻を経由し、正木ヶ原、日出ヶ岳と周回するCT3時間の山散歩。
樹林帯から始まるこのルート。どの沢にもミソサザイが居るのではないかと思えるほど、森閑とした木々の間に響き渡ります。石橋の架かった沢で様子を窺っていると、段々と近付いてきて、遂には橋の下をくぐり抜けていきました。その一瞬の姿を何とか撮ることが出来たことより、今年初の目の前通過に大興奮です。所々で水溜りを避けながらも、尾鷲辻が近付くにつれて木漏れ日が森を照らし、薄青空も広がり始めました。
周回の交差点「尾鷲辻」。秋に利用する道を確認してから正木ヶ原へ向かいます。ここでも水溜りや雨に濡れた石に注意しながら進むと、次第に開放感のある森となり、至るところに枯れ木が広がる正木ヶ原に到着。正面には正木峠に向かう木道が笹原を横切り、大台ヶ原らしい景色となります。木階段から正木峠まではこのルート最大の見所。雨で心配された熊野灘の展望も、逆に洗い流されたかのように淀みのない景色。入り組んだ海岸線が熊野古道伊勢路と沿うようにして、志摩半島へ続いています。
途中にある展望ベンチで昼食タイム。日出ヶ岳山頂や正木峠で休息をとる方が多く、ここはお気に入りの休憩スポット。そして今日一番の青空が上空を通過し、私達を歓迎してくれました。
正木峠からいったん下って駐車場からの道と合流すれば、山頂へ続く最後の登り階段。幾度となく訪ねた山頂展望台も、関西バンビー3では初めてで、新鮮な世界へと変わります。再び、鳥の声を聞きながら歩き始めれば、あっという間に駐車場へと戻りました。
下山後は、奈良方面では定番となるお店でいつもの…(笑)


こんな景色に出逢えるのは 雨のお陰

しっとりとした森歩きは 今の季節にピッタリ

コゲラが 木々を飛び交っていました

雨の季節に 生き生きしています

一瞬の通過は 特急列車並…

大きな口から 発する「沢のメロディ」(トリミング処理)
緑深まる季節に 夏を感じます

木漏れ陽射す登山道を尾鷲辻へ

笹原を登れば 森が開けてきます

静かな 正木ヶ原展望台

トウヒの立ち枯れは 台風の影響

正木ヶ原を 雲が通り過ぎていきました

時代とともに 景色は移り変わります

正木峠に向かう メインストリート

昨年歩いた 尾鷲の稜線を眺めながらのランチタイム

貸し切りの展望台…関西バンビー3

主役の座は 立ち枯れから木階段へ …

笹原を抜ける風が 心地よかったです

振り返れば 大気が動く 夏の午後

志摩半島に英虞湾…伊勢路は続きます

シロヤシオの向こうには 本日の頂

枝葉の間に ゴジュウカラ

木々が 午後の陽射しから 守ります

小さな巨鳥…ミソサザイ

フルーツとタルトの共演に完敗した いつもの…(笑)