Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

2023年初登りは 関西バンビー3

1月1日 長野県車山
諏訪大社で初詣のあと、青空の広がる駐車場に向かいます。

2022年1月、急遽予定を変更して向かった車山。今回は準備万端で2023年の登り始め。
昨年は積雪が多く、「車山肩」の駐車スペースが限られていたため、富士見台Pからスノーシューを履いて向かった車山。今回は余裕があることをレポで確認し、更に夏道ルートにはトレースもあることから、スノーシューを用意したものの、チェーンスパイクがあれば大丈夫でしょう。
関西の山仲間4組でアプリを利用した情報共有をしており、山行を登録し、都合が付けば参加もOKとしています。そして、年末に登録した車山山行に京都の山友が参加し、関西バンビー3で登り始めとなりました。
まずは、大門街道を北上し、白樺湖に向かいます。そこからビーナスラインに入りますが、ここから所々で凍結箇所が出始めます。特に反対車線の下りの方が凍結箇所は多くありました。多くの車が向かう先はスキー場で、ここから先は全面凍結の冬道ドライブ。とは言え、急坂がないため、自分のような不慣れな者でも走ることが出来ます。
前回の起点「富士見台」。積雪量は少なく、とてもスノーシューハイクが出来る状況ではありません。そこからしばらくして、今回の起点「車山肩」。駐車場に入り、道路に沿って停めた車列はほぼ満車状態でした。
気温は-2℃。風は数m。久しぶり感じる山の冬に、身体の記憶が自然と蘇ります。
駐車場から見える登山道の状況からスノーシューは不用。念のため、チェーンスパイクをザックに入れますが、使うことはないでしょう。駐車場を出れば、すぐに登山道。広く踏み固められたトレースは、夏道よりも歩きやすくなります。
この道を歩いたのは6年前の夏。霧ヶ峰と言えば思い出される「ニッコウキスゲ」が咲く中、ミルキーウェイの周遊散策でした。今日は打って変わっての青空ですが、北アルプス方面は厚い雲に覆われ、その稜線を望むことは出来ません。雲は南に向かうほどに移り変わり、中央アルプスや南アルプス、そして、富士山と青空の範囲が広がります。
山麓は初詣の参拝者で賑わい、暖かい陽射しを受けて「良いお正月だね」と話す様子が窺えます。そしてこちらも今のところは、穏やかなスノーハイク。下草が顔を出す程度の積雪量でも、踏まれていない道端を歩けば膝下まで埋まる雪山。
やがて、目の前には南アルプスからの富士山に八ヶ岳連峰。そして「糸魚川-静岡構造線」に開けた町並。高低差を感じる展望がこのルートの魅了だと思うのは、自分だけでしょうか。
雲一つない空よりも、適度に漂う方が雪山にはよく似合います。まるで空に向かうような浮遊感を覚えながら「天空のいやろしち」車山に登頂。ここを選んだ理由は展望とアクセスの良さに加え、天空の御柱「車山神社」。山天予報から2番詣でになりましたが、山の神は私達を受け入れ、2023年の門出を祝ってくれました。この社は隣接するスキー場からも参拝者が訪れ、1,900mに建つ神社ならでの光景です。
2020年12月に出来た車山展望テラスで正面に富士山を見ながら、地元で買った年始の和菓子を食べます。時折、風が通り抜けていきますが、安全圏であれば、それも冬山と楽しく感じます。
八ヶ岳の稜線は雲に隠れ、冬山の厳しい世界になっていることでしょう。2023年の幕開けと同時に、今冬シーズンの始まりとなりました。どんな1年になるかは後からついてきますが、まずはいつものように安全登山の継続。更に、無理のない行動計画になることでしょう。2024年の元旦も「去年はいい年だった」と思えるように過ごして行きたいと思いながら、山頂を後にしました。
下山後は、元旦が故のお店でいつもの…(笑)


4年振りに見る 八ヶ岳からの初日の出

初詣は 諏訪大社上社 前宮

昂る気持ちを落ち着かせながらの ビーナスライン

さて 2023年 初登り

道があるって 有難いことです

心地よい 冬山の道

何気ない風景に 冬山の厳しさを思い出す

昨年の道程と較べれば ここは散歩道

展望の良さはピカイチです

中央アルプスを眺めるのが お気に入り

最近は 歩いた稜線と頂を 遠くから眺める

元日に富士山を見ると 有難く感じる「関西人」(笑)

これはほんの一部の「パノラマ」です

目指す道しるべは 意外と回り道でした

今日の天気は 夏道から外れたくなる

稜線の向こうにある 別世界

煌めく世界に浮かぶは 南アルプスの面々

2023年 初登頂「明けましておめでとうございます」…関西バンビー3

富士山に向かって 参詣

「天空のいやろしち」…今年も安全登山が 出来ますように

迎春…「干支どら」と「干支 卯」

濃厚なチョコあんを洋風生地で焼き上げた焼き菓子…干支 卯

では また…

展望のない日は登らない 関西バンビー3

何度でも振り返る 車山山頂

「痛い 痛い」と笑いながら云う…

2023年は 良い幕開けとなりました

帰り道も楽しい 冬の車山

年中無休のお店で いつもの…(笑)

[おまけ] 関東風ぜんざいは初でした…身曾岐神社