1月24日 奈良県矢田丘陵
予期しなかった凍結路を過ごし、待ち合わせ場所の駐車場に向かいます。
昨年のGW以来になる山仲間「関西バンビー3」での山散歩。昨年11月末に別のグループで歩いた「矢田丘陵」と点在する寺院を参拝します。
標高200~300mの矢田丘陵は奈良県北西に位置し、3市2町にまたがって南北19km、東西6kmの細長い丘陵。ほぼ中心となる松尾寺から稜線に出れば、穏やかな道が北へと延びています。南山麓の世界遺産「法隆寺」を初めとし、松尾寺、東明寺、矢田寺、霊山寺など、史跡や寺社が数多くあり、天武天皇と実子・舎人(とねり)親王ゆかりの三寺を矢田丘陵歩道と近畿自然歩道を組み合わせて巡ります。
スタート地点は「松尾寺」。718年、舎人親王が42歳の厄年に勅命とされた日本書紀の無事完成と厄除けの願をかけて建立された日本最古の厄除霊場です。立春を前にしてか、厄除けのご祈祷に来られた多くの参拝者で紅葉時よりも賑わっていました。前回は南惣門から本堂、そして北惣門へと通り抜け参拝だったため、今回は最奥「松尾山神社」も含め、境内を一巡しました。
一旦、車に戻って昼食後の11時30分、気持ちを新たにして出発。駐車場横の林道から稜線を目指します。とは言え、標高差は100mもありません。10分ほどで矢田寺と書かれた案内標識に従って林道から離れると、ほどなくして「松尾山頂」の矢印。二等三角点のある松尾山は標高315m。眺望はこの先にある「国見台展望台」までお預けとし、先に進みます。
ここからが矢田丘陵歩道の始まりと言ってもよいでしょう。2人が並んで歩いても余裕のある道が、落ち葉の路肩と共に冬枯れの森へと続いています。再び、10分ほどで「国見台展望台」に到着。デッキからは若草山から大和三山まで、奈良盆地を一望出来ました。
その先にある「矢田寺」への分岐点は直進し、まだまだ丘陵歩道を楽しみます。西から吹く風は、斜面に沿って木々の上空を通り抜け、思ったほど寒くはなく、快適な冬枯れ散歩が続きます。
落葉樹林から照葉樹林へ移り変わった先にある「南僧坊谷池」は一部が凍っていました。その先にある矢田峠付近ではいくつかの道と交差します。一度歩いているため、間違えることはありませんが「低山アルアル」のルートミスが起こりやすいポイントだと思います。
「矢田山遊びの森」方面に進めば、2つめの展望台「矢田山頂上展望台」が見えてきます。秋、見事な錦を着飾った両側の木々は、灰色の空の下、寒そうにして春を待っているようでした。展望台に上がれば大阪との県境「生駒山」を望めますが、冷たい風を受けるため、早々に立ち去ります。
遊歩道に戻って少し進めば、二股の先、少し上ったところに東屋が見えてきます。東側に少し開けたところがあり、今夜山焼きが行われる「若草山」が正面近くになりました。そして、木々の囲まれたこの先に、かつて三等三角点があり、今はその痕跡が多くの山頂プレートに見守られています。
遊歩道ともそろそろお別れとなりますが、ここから何故か、案内図は南が上となり、進行方向と案内図は左右が逆になります。次の近畿自然歩道までは標高差約75mの下り坂。さほど急坂ではないものの、落ち葉に隠れたドングリが足を取ってやろうとイタズラします。「矢田山遊びの森」で近畿自然歩道に合流。ここから進路反転、山麓を南下することになります。石の道標は難読でしたが、かつては、多くの人が行き来した証。ふいに現れた舎人親王開基といわれる古刹「東明寺」も同様でしょう。ここから矢田寺までは1.5km。近畿自然歩道でもあり楽勝かと思いきや、朽ちた竹が道を覆う竹林の小径やハイキングアルアルの舗装路ルートロス。山とは違う経験です。
最終目的地の「矢田寺」は約35年振り。あじさい寺とも呼ばれ、6~7月は大勢の観光客で賑わいますが、今はひっそりとしていました。参拝後、傾きかけた陽射しを受けた奈良盆地を眺めながら、もうひとつのゴール地点、駐車場まで戻りました。
下山後は温泉でさっぱりし、自宅に戻ってからのいつもの…(笑)

108段の石段を上り 本堂に向かいます

境内では 柴燈大護摩奉修 の準備…松尾寺

西国三十三所松尾山石仏観音 があります

本日の核心部 本堂背後の磐座

甍の波が 山中へ

鳥居の向こうに広がる 奈良盆地

冬枯れの森は 明るい散歩道

霞ながらも 奈良盆地一望

案内図や道標は よく整備されています

本日のルート「松尾寺~頂上展望台~緑ヶ丘休憩所~東明寺~矢田寺」

落葉樹林から常緑樹へと グラデーション

丘陵地帯の交差点「矢田峠」

風の鳴る丘「矢田山 頂上展望台」

2ケ月前は 日本の秋 でした

奈良と大阪の県境「生駒山 642m」

盆地より空が見えます…まほろば展望休憩所

2017年12月に撤去…三等三角点跡(矢田山)

風のない 中腹で おやつ…緑ヶ丘休憩所

山岳寺院の趣きが漂います…東明寺

ここも核心部だったかも知れない…

冬の寒空に 青々と天を衝いていました

自然歩道に 忽然と現れた 民家と人

今思う 石碑の奥深さ

真っ直ぐに伸びた石畳もまた 歴史の証人

本堂前 参道を分ける 1基灯篭…矢田寺

今年の初梅

山友と過ごしながら いつもの…








































































































































































































