Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

山の縁は人の縁…船窪小屋再訪

6月26~27日 長野県船窪小屋
昨秋、ようやく訪ねることが出来た魂の宿る船窪小屋。「お父さん」「お母さん」と親しまれるお二人に会いたくて、急登 七倉尾根を登って来る方も多数…。オオヤマレンゲが咲く頃、地元の美味しいものを届けに来ますと言葉を交わしたのがついこの間のよう。そして、その約束を果たす日が来ました(^^)
今回、山友さんのお誘いで小屋開き前に訪ねることになったのは予想外の出来事。しかも好きな小屋のお手伝いが出来るなんて…。これも山が取り持つ人の縁ですよね。
この日は梅雨真っ盛り。晴れ間を求めるのは贅沢と言うもの。今回に限っては多少の雨でも登るつもりでいました。予報は晴時々曇り。しかし、登山口の七倉山荘を出発した時は小雨模様。早速、新調したライトな雨具が活躍しました。
七倉尾根はブナ立や合戦を凌ぐ標高差とコースタイム。しかし、小屋を愛する方々の協力でとても良く整備されています。普段、私達が何気に歩いてる登山道は自然ではなく、整備された道であることを常に感謝しなければならないと思います。
ビューポイント 天狗の庭。表と裏の銀座が交わる一点に槍ヶ岳を望める場所。今日は厚い雲に覆われており、記憶の眼で眺めることにしました。ここまで来ると小屋まではもうひとふんばり。しかし疲れも出てくる頃なので、慌てないのが安全登山。
9ヶ月振りに見る青い屋根。遠い実家に帰ってきたような錯覚。さて、ここから本番だぁ~(^-^)/

f:id:Regulus0821:20160628210131j:plain
お馴染みのポスト型登山届入れ…郵便物は投函しないように(笑)
f:id:Regulus0821:20160628210319j:plain
登り始めは急登から 森に力を貰います
f:id:Regulus0821:20160628210532j:plain
戯れ合う ギンリョウソウ(笑)
f:id:Regulus0821:20160628210659j:plain
イチヨウラン 大きな森の小さな造形美
f:id:Regulus0821:20160628210944j:plain
ツマトリソウは森の常連さま
f:id:Regulus0821:20160628211059j:plain
ハクサンシャクナゲと高瀬ダム
f:id:Regulus0821:20160628211157j:plain
チングルマ街道を過ぎると 小屋は近い…
f:id:Regulus0821:20160628211402j:plain
草陰に雛を見守る 母雷鳥の姿
f:id:Regulus0821:20160628211553j:plain
やけに静かな小屋周辺…昼食中でした(^^;
f:id:Regulus0821:20160628211715j:plain
小屋前の標識…この後 作業中に支柱が折れましたf:id:Regulus0821:20160628211900j:plain
小屋の表札を付け終えた瞬間
f:id:Regulus0821:20160628212037j:plain
山友と水場整備に向かいます
f:id:Regulus0821:20160628212152j:plain
整備終了(^^) 後は 土砂に埋もれないことを願うだけ(^人^)
f:id:Regulus0821:20160628212411j:plain
テント場付近から水場(左下)を望みます
f:id:Regulus0821:20160628212538j:plain
見事な シラネアオイの群生地がありました
f:id:Regulus0821:20160628212656j:plain
キヌガサソウも道端を飾ります
f:id:Regulus0821:20160628212812j:plain
七倉岳に向かうと ミヤマダイコンソウ がお出迎え
f:id:Regulus0821:20160628212948j:plain
小屋に戻ると お帰りの鐘の音が響きます…
f:id:Regulus0821:20160628213132j:plain
囲炉裏端では 夕飯の支度中でした
f:id:Regulus0821:20160628213234j:plain
名物 山菜の天麩羅を食べると 本当に帰ってきた気がします(^^)

2日目の朝は見事な快晴。透き通った空にまだ雪を纏った峰々が次第に紅く染まってきました。朝です。これぞ夏山の朝です。小屋前からの景色も素敵ですが、小屋から10分程歩いた七倉岳からの展望は北ア随一だと僕は思います。個性豊かな北アの名峰から雲海を経て志賀高原八ヶ岳、富士山…。足元には可憐な高山植物に苔達。頭上は雲ひとつない青空。今日は僕達の夏山開きとなりました(^-^)v
ラジオから流れる放送に合わせ、恒例 ラジオ体操の始まり。朝陽を浴び、アルプスを眺めながらの体操はどんなサプリより健康になります(^^)
朝食後、ヘリによる荷揚げが始まりました。まずはお父さんがヘリで登場。続いて、5回の空輸。次のヘリが来るまで時間との勝負でしたが、皆さんの顔には余裕が一杯。慌ただしさを楽しんでいる様子。休憩時、アルプスを眺めながら頂いたお茶は全てを忘れさせてくれる魔法のようなものでしたね。
まだまだ片付けが残っていましたが、秋の再訪を誓い、小屋を後にしました。何度も後ろを振り返り、皆さんの笑顔に手を振る。「行ってらっしゃ~い」の声と小屋の鐘の音が今も耳に響いています。
今回、初対面の方ばかりでしたが、同じ目的で集まった素敵な方々と同じ時間を過ごせたこと。いろんなお話を聞けたこと。そして、ほんの少しだけ魂の宿の一員になれたこと。僕の山人生に新たな一枚が追加された2日間でした。
下山後は、最近よく会う安曇野の山友といつもの…(笑)

f:id:Regulus0821:20160628213420j:plain
一日の始まりは 御来光から…
f:id:Regulus0821:20160628213621j:plain
穂高の岩肌が 紅く染まる
f:id:Regulus0821:20160628213723j:plain
劔岳も 少し遅れて 染まりだす
f:id:Regulus0821:20160628213849j:plain
紅から光輝く雲へ…朝のショータイム
f:id:Regulus0821:20160628214233j:plain
登山口の七倉山荘と七倉ダム その差 約1400m
f:id:Regulus0821:20160628214410j:plain
大天井岳から槍へと続く表銀座が一望
f:id:Regulus0821:20160628214631j:plain
朝露に光る アオノツガザクラ
f:id:Regulus0821:20160628214724j:plain
朝陽を浴びる チングルマ
f:id:Regulus0821:20160628214826j:plain
初夏の競演 コイワカガミ・チングルマ・アオノツガザクラ
f:id:Regulus0821:20160628215021j:plain
大きく息を吸って…ラジオ体操第一(笑)
f:id:Regulus0821:20160628215135j:plain
昭和を感じますが まだまだ現役です
f:id:Regulus0821:20160628215238j:plain
最新鋭機と共演(笑)
f:id:Regulus0821:20160628215345j:plain
お父さんの到着 これで役者が揃いました(^^)
f:id:Regulus0821:20160628215437j:plain
荷揚げ日和とは 今日のこと
f:id:Regulus0821:20160628215538j:plain
小屋前のテラスで休憩タイム 実家に親戚が集まった感じです
f:id:Regulus0821:20160628215715j:plain
ある材料と道具で修理した看板の支柱 その技に見惚れました(^^) …何故か文字はバディ 作(笑)
f:id:Regulus0821:20160628220027j:plain
小屋前のコマクサにも 別れを告げます
f:id:Regulus0821:20160628220126j:plain
最高の2日間に ありがとう(^-^)/
f:id:Regulus0821:20160628220230j:plain
登りは気付かなかった オオヤマレンゲ
f:id:Regulus0821:20160628220333j:plain
山も良いけど 下界も捨てたもんじゃないなぁ♪

梅雨の晴れ間に ドライブ花山行

6月18日 滋賀県伊吹山
春夏秋冬。四季折々に素敵な表情を魅せる伊吹山。我が家で週末を過ごす静岡の山友と9合目からのドライブ山行。
伊吹山ドライブウェイを通るのは6年振り。娘と最後に登った夏の思い出。その前は19年前のGW。僕にカメラを教えてくれた両親と最後に登った山は真っ白で寒かったけど、一瞬、薄っすら見えた琵琶湖畔と共に今でも大切な思い出…。

そんな伊吹山の頂へと続く遊歩道の両側は色とりどりの花が咲き始めています(^^) この日は風が爽やかで下界の暑さとは無縁の山頂遊歩道をのんびりと歩いてみました。そして、麓から登ろうとも、車で登ろうとも山頂から見る景色に遜色はなく、長浜から彦根へと緩やかに弧を描く琵琶湖は僕の心を落ち着かせます。次は麓から登りますとヤマトタケル像に告げ、フラリフラリと山頂を後にしました。
下山後はランチ、観光、粉もん(笑)…となり 自宅でいつもの…(^^)

f:id:Regulus0821:20160619115102j:plain
中央登山道は階段が続きます
f:id:Regulus0821:20160619115425j:plain
遊歩道脇に伊吹山の文字が…。
f:id:Regulus0821:20160619115614j:plain
ヒヨクソウ
f:id:Regulus0821:20160619115701j:plain
イワキンバイかな?
f:id:Regulus0821:20160619115741j:plain
ヒメレンゲ 沢山 咲いてました
f:id:Regulus0821:20160619115834j:plain
イブキガラシ …イブキの冠が付く花は20種以上あるそうです
f:id:Regulus0821:20160619120119j:plain
今日はエビの尻尾が付いていませんね(笑)
f:id:Regulus0821:20160619120249j:plain
グラデーションが素敵な クサフジ
f:id:Regulus0821:20160619120341j:plain
終わりかけの オドリコソウ
f:id:Regulus0821:20160619120432j:plain
コバノミミナグサの群落
f:id:Regulus0821:20160619120534j:plain
グリーンシーズンの景色は 新鮮です(^^)
f:id:Regulus0821:20160619120648j:plain
カノコソウも沢山咲いていました
f:id:Regulus0821:20160619120759j:plain
星形が素敵な グンナイフウロ
f:id:Regulus0821:20160619120849j:plain
斜面一杯の群落 クサタチバナ 大峯とは雰囲気が異なります
f:id:Regulus0821:20160619121031j:plain
太陽を目一杯浴びた イブキシモツケ
f:id:Regulus0821:20160619121321j:plain
ひっそりと でも 主張してる ヒメフウロ
f:id:Regulus0821:20160619121421j:plain
自家製シリーズ(笑) 山友作のレモンケーキと胡麻プリン

苔が笑う水無月…大峯奥駈道

6月15日 奈良県行者還岳
6月に入り梅雨らしい空模様が続く関西。晴れマークの付かない日は山に入りませんが、ここだけは例外。白いベールが樹間を漂い、森全体を染めるが如く活き活きとする苔や笹等の下草。それは、快晴の日ではなく、今日のような曇り空…。関西の苔パラダイス(笑) 大峯奥駈道を歩いて行者還岳を訪ねました。
昨年、好日山荘で馴染みの店員さんに教えていただいたルートで今回も入山。奥駈道の稜線までは尾根道の森を歩きます。途中、森の主と思う巨木や隠れ人気キャラ Γタイタン」 と再会し、林道跡を進むと、やがて笹原が足元に広がるつづら折りに。そこを抜けると稜線、奥駈道となります。何度訪ねてもこの辺りの雰囲気は素晴らしい。息を呑む美しさとはこのことですね。特に、今日のようなミルキーウェイの時が素敵です(^^) 欲を言えば、時折雲間から一条の光が射せばなおのこと…。
1300年の歴史がある修験の道、それが大峯奥駈道。鎖場や覗き等数多くの行場があり、急峻な岩場や急登のある登山道。しかし、この辺りから行者還避難小屋までの間は、なだらかな道が続きます。長い年月を掛けて作られた小道だと思うと、往年の行き来を思わずには居れません。やがて、今回のお目当てクサタチバナの群生地へ。清楚な白い花の一群は道の両側に広がり、森の谷へと続きます。昨年はここで引き返しましたが、今回は靴の慣らし履きもあり、もう少し先まで…。2、3の小さなピークを越えると地元の方等のご協力を得て、綺麗に維持管理されている行者還避難小屋となります。そして、穏やかな散歩道もここまで。ここから山頂への分岐点まで急登となります。途中、崩れた箇所もありますが、注意をすれば問題はありません。危険なのは、そこを通過した後の10分以内でしょう。
稜線まで取り付くと、奥駈道は再び静けさを取り戻します。道はこの先、七曜岳、山上ケ岳そして吉野へと多くの行場に繋がります。
分岐点からピークまではひと登り。シャクナゲの迷路を抜けると錫杖が立つ山頂に到着。ここは鋭角的な岩峰であり、その縁に立つと実感出来ますが、余り近寄り過ぎないように…還ってはこれませんので…。
行きと帰りではその雰囲気や印象が変わる場合があります。眼前の景色、光の具合、心理的なもの…。その要因は様々だと思いますが、この道も随分と印象が異なります。それを楽しみに山頂を後にしました。
下山後は、テイクアウトでいつもの…(笑)

f:id:Regulus0821:20160615193748j:plain
このルートは地図に載ってません。赤テープも稜線までありません。でも、道はこのとおりです
f:id:Regulus0821:20160615193937j:plain
この辺りは巨木ゾーン その中でもこの木は断トツです
f:id:Regulus0821:20160615194133j:plain
タイタン…夜な夜な森を走ると思うのは我々だけか?
f:id:Regulus0821:20160615194320j:plain
珍しく 真っ直ぐな道…ここは良い雰囲気なんです(^^)
f:id:Regulus0821:20160615194427j:plain
でもやっぱり 曲線美には勝てないなぁ
f:id:Regulus0821:20160615194616j:plain
バイケイソウ…今年は不作のようです
f:id:Regulus0821:20160615194725j:plain
今日みたいな日じゃないと 撮れませんね
f:id:Regulus0821:20160615194843j:plain
修験者は何を思い ここを歩いたのでしょうか
f:id:Regulus0821:20160615195007j:plain
笑顔が見えますか?
f:id:Regulus0821:20160615195053j:plain
一瞬薄日が射すと こんな感じ…(上と同じ場所)
f:id:Regulus0821:20160615195249j:plain
今年も会えましたね
f:id:Regulus0821:20160615195347j:plain
クサタチバナを抜けると トリカブト…そして バイケイソウへ
f:id:Regulus0821:20160615195521j:plain
茸って 秋だけじゃないんですね
f:id:Regulus0821:20160615195618j:plain
通行人安全の文字に 安心を頂きます
f:id:Regulus0821:20160615200102j:plain
昭和7年建立の石碑 でも ここでは80年は赤ん坊と同じ(笑)
f:id:Regulus0821:20160615200343j:plain
小屋からは地形図に載った別ルートで…しかし ここで行き止まって 撤退(^^;
f:id:Regulus0821:20160615200602j:plain
本日の核心部 大切なのは自分が落ちない事ではなく 石を落とさないこと
f:id:Regulus0821:20160615200748j:plain
シロヤシオの別名は ゴヨウツツジ 葉も可愛いですよね
f:id:Regulus0821:20160615200926j:plain
この先は 吉野へと続いています
f:id:Regulus0821:20160615201017j:plain
最後まで稜線は姿を見せませんでした
f:id:Regulus0821:20160615201132j:plain
靴紐は先代から引き継ぎました(花を踏もうとはしてませんので…w)
f:id:Regulus0821:20160615201335j:plain
僕のお気に入りの場所 今回も撮ってしまった…(^^;
f:id:Regulus0821:20160615201437j:plain
やっぱり家がいちばん落ち着くわぁ~(笑)

6年振りに Γお帰りなさい」

35年前、初めて僕が買ったのがザンバラン製のフジヤマ。当時、軽登山靴の代名詞だったようにも思えます。それからブランクも含め30年余り愛用してましたが、流石に傷みは激しく、テント山行を始めた期に処分しました。あれから6年。買い換えた靴はソールを張り替えて使ってきたものの縫製部分が怪しくなり、夏の山行を前に新調。ソールやゴアテックス採用など随分と改良され、名前もフジヤマ GTX NW と長くなりましたが、殆ど、初代と同じスタイル。
早速、手入れを行い、明後日の試し履きが今から待ち遠しい…。

f:id:Regulus0821:20160612112718j:plain
この靴を見ていると 懐かしい時代が甦ります
f:id:Regulus0821:20160612195435j:plain
左がスカルパ トリオレ。右がザンバラン フジヤマ。(山侍さん用w)
f:id:Regulus0821:20160612114651j:plain
山に登らずとも 〆はやはり いつもの…(笑)

ケーキと鍋と山友…八ヶ岳テントライフ

5月28~29日 長野県東天狗岳
奈良県大峰でテン泊予定でしたが、スッキリしない天候に行先を八ヶ岳に変更。八ツの幕営地は双子池、しらびそ小屋、赤岳鉱泉、行者小屋に遠い飲み屋(何故か愛称w)エトセトラ…。天狗さんと権現さんで最後まで悩んだ結果、無雪期に張ったことのない黒百合ヒュッテに決定。でも、目的はテントライフに重きを置き、最短ルートの唐沢鉱泉から入りました(^^)
北八ヶ岳の境界は夏沢峠とされていますが、登山口の雰囲気はさほど差異を感じないのが八ヶ岳。樹と苔の匂いを楽しみながら汗をかく間もなく、ミネザクラが出迎える黒百合平に到着しました。
今回の山行は京都の山友さんをご案内する予定でしたが体調を崩し、いつもの(笑)安曇野の山友さんとテン場で待ち合わせ。到着と同時にお土産をザックから取り出し、まずはお茶会。いつものように会話が弾み、見晴らし台への散歩の後、夕食の鍋タイム。
山友さんは「じゃあ、また」と言い残し、下山の途につきました。
再び、見晴らし台まで歩き、暮れなずむ天狗岳秩父方面の山や麓の町を眺めながら、マジックアワーを楽しみました。そして深夜、満点の星空をテントから見上げ、5度見晴らし台へ(^-^; 天空を流れる天の川にアンタレスの赤い心臓。月光に浮かび上がる山嶺と輝く雲海。
シャッターの音だけが響く八ヶ岳の森で一人、夢の世界を眺めていました。

f:id:Regulus0821:20160530205109j:plain
アズマシャクナゲが見頃の唐沢鉱泉です
f:id:Regulus0821:20160530205234j:plain
源泉地は北八ツの縮図のような光景
f:id:Regulus0821:20160530205527j:plain
ひとつひとつに世界が存在します
f:id:Regulus0821:20160530205752j:plain
北八ツの森は美しい…でも ここは歩きにくい…(^^;
f:id:Regulus0821:20160530205938j:plain
今回は久しぶりに 初代のザックを担ぎました
f:id:Regulus0821:20160530210119j:plain
北八ツはミルキーな世界が 良く似合います
f:id:Regulus0821:20160530210307j:plain
山友が担ぎ上げた いつもの…(笑)
f:id:Regulus0821:20160530210408j:plain
鍋を囲んで 山談義…笑いを添えて…
f:id:Regulus0821:20160530210603j:plain
ソロ、ペア、ワンゲル…結構賑わっていました
f:id:Regulus0821:20160530210725j:plain
マジックアワーは 一期一会
f:id:Regulus0821:20160530210903j:plain
夕陽に染まる 爆裂火口
f:id:Regulus0821:20160530211001j:plain
夕陽に浮かぶ 乗鞍岳
f:id:Regulus0821:20160530211053j:plain
そして 蒼く静まる峰々
f:id:Regulus0821:20160530211225j:plain
やがて 町の灯りと共に星が瞬き始めました
f:id:Regulus0821:20160530211339j:plain
天の川と蠍座と天狗岳
f:id:Regulus0821:20160530211429j:plain
光の旋律が 思い浮かびます

やはり八ヶ岳、朝の空気は関西とは違います。小屋前の寒暖計は-3℃ …寒い訳だ(^^;
登りは天狗の奥庭、下りは中山峠の周回とし、陽が差し始めた小屋前を出発しました。歩き始めると直ぐに身体が暖まるのは関西と同じ。しかし、爽やかな風が火照りを冷まし、快適な山行となるのは、関西と違うところですね(^^)
澄みきった空気は周囲の眺望をより際立たせ、アルプスはもちろん、遠くは谷川方面まで見渡せます。ゴロゴロした道にも飽きて(笑)きた頃、稜線に取り付き、もう一汗で登頂(^-^)v 全方位の景色に感激するも、唯一残念なのが、赤岳に隠れて富士山が見えないことかな(-.-)
山頂でマッタリしていると、別の山友さんが近くに居ることを知り、テン場で待ち合わせをすることに。ようやくお会い出来るワクワク感に足元が疎かになりそうでした…。そして、初めましての名刺交換(ウソデス)
いつもながら、初対面でもそんな感じがしないのは山が取り持つ縁か? 年齢によるものか?
短い時間ではありましたが、楽しい楽しいお喋りでした(^-^)v
そんなこんなで、急に決まった今回の山行も終わってみれば、食に景色に出逢いと、何時にも増して充実した2日間でした(^ω^)
下山後は、ケーキ店が併設するゲストルームでいつもの…(笑)

f:id:Regulus0821:20160530211621j:plain
テントの外張りは霜が降りて 真っ白に
f:id:Regulus0821:20160530211756j:plain
朝陽を浴びたハイマツが白く輝きます
f:id:Regulus0821:20160530212035j:plain
少し登ると 北アルプスが顔を覗かせます
f:id:Regulus0821:20160530212146j:plain
秩父方面の山並でしょうか
f:id:Regulus0821:20160530212308j:plain
ヒガラ…飛び立った瞬間です(トリミング加工済)f:id:Regulus0821:20160530212555j:plain
逆さ西天狗岳ピーク…(笑)
f:id:Regulus0821:20160530212710j:plain
諏訪湖は雲の下に…そして 御嶽山
f:id:Regulus0821:20160530212829j:plain
こんな感じで 眺めてました(^^)
f:id:Regulus0821:20160530212945j:plain
天狗岳はやはり北八ツだと思えます
f:id:Regulus0821:20160530213130j:plain
小さな小さな コメバツガザクラ
f:id:Regulus0821:20160530213221j:plain
こちらも負けじと極小の ウラシマツツジ
f:id:Regulus0821:20160530213309j:plain
遠くに谷川連峰…美しい日本の山
f:id:Regulus0821:20160530213416j:plain
八ヶ岳無くして 文太郎さんは語れません
f:id:Regulus0821:20160530213543j:plain
南ア北部の お三方…皆さん 個性的ですね
f:id:Regulus0821:20160530213658j:plain
飛行機雲の影を初めて見ました
f:id:Regulus0821:20160530213927j:plain
もう少し お花見が楽しめそうです
f:id:Regulus0821:20160530214157j:plain
ルリビタキの雌だと思います(トリミング加工済)
f:id:Regulus0821:20160530213854j:plain
出逢いは突然に…またお会い出来る日まで(^-^)/
f:id:Regulus0821:20160530214128j:plain
ひっそり咲く ヒメタケシマラン?
f:id:Regulus0821:20160530214348j:plain
あちらこちらに カタバミ…常連さんですね
f:id:Regulus0821:20160530214438j:plain
新作のシュークリームは チーズ味でした(^-^)v

鈴鹿の羊に 逢いたくて…

5月24日 三重県竜ヶ岳
鈴鹿7Mt.のひとつ「竜ヶ岳」。標高 1099mでありながら麓から見る山容は南アのように奥深く、どっしりとした懐の深さを感じさせます。多くの谷から流れる清流は登山口付近で宇賀渓と呼ばれ、登山者だけでなく多くの方が涼を求めて訪れます。その山頂から東へ続く稜線一帯は草原のように笹原が広がり、シロヤシオの花が咲く頃は、まるで放牧された羊が群れているように見えることで有名です(^^) 以前から一度この光景を見たいと思いながら、週末は人も多く、何よりこの時期のホーム鈴鹿は蛭休み中…(笑) 今回は平日に休みが取れ、沢筋のない遠足尾根のピストンで羊さんに逢いに行きました(^-^)
登山口の宇賀渓から山頂へはいくつかのコースがありますが、最近人気があるのは、遠足尾根と金山尾根の周回。以前は地図で紹介されていませんでしたが、今は雑誌(岳○ 今月号他)でも紹介されるなど良く利用されています。(逆に地図で紹介されていても通行止めになっているルートもあります)しかし、元々は一般ルートでないため、稜線までの急坂は仕方がありませんね。でも稜線に出てしまえば、あとは草原へ続く一本道。多少の起伏はありますが、 鈴鹿らしいアセビのトンネルをくぐっていくと、やがてシロヤシオが道の両側にチラホラと現れます。また、それに混じって咲くヤマツツジの赤がとても印象的でした。ウグイスやカッコウの声が聴こえ、伊勢湾や南北鈴鹿の峰々を望みながらの道は正しく遠足気分(^-^)v 過去に山雑誌の表紙を飾った道を過ぎると山頂となり、振り返ってみれば、お目当ての羊が一匹、二匹、三匹…。ちょっと遅い気もしますが、そこは大目にみましょう…(^^; 山頂からは360°の大展望。遠足尾根の反対側は一気に谷へと落ちているのも見所でしょうか? 山頂から少し下り、シロヤシオ越しに山頂を見渡せるところで昼食。山頂がランチ場所に最適とは限りませんよね。いつ訪れても惚れ惚れとする稜線を眺めていると、時間の感覚が薄れていくようです。目に青葉、耳にウグイス、頬に薫風…。そんな季節も関西周辺では、そろそろ終わりが近付いてきた感がする今回の山行。良い時間はあっという間に過ぎるのは、世の常ですね(^^)
さて、下山後は新規開拓したカフェでいつもの…(笑)

f:id:Regulus0821:20160524220447j:plain
我が家では キザオクンと呼ぶマムシグサがお出迎え
f:id:Regulus0821:20160524220614j:plain
家の庭にも群生してる(笑) フタリシズカ
f:id:Regulus0821:20160524220738j:plain
展望台から 稜線と山頂を望みます
f:id:Regulus0821:20160524220920j:plain
ウワミズザクラかな?
f:id:Regulus0821:20160524221012j:plain
この稜線歩きが 竜ヶ岳を楽しむひとつ
f:id:Regulus0821:20160525064921j:plain
陽を浴びて 輝きを増しています
f:id:Regulus0821:20160525065148j:plain
紅一点 シロヤシオと対象的な ヤマツツジ
f:id:Regulus0821:20160525065321j:plain
藪から姿を現したウグイス (トリミング処理)
f:id:Regulus0821:20160525065817j:plain
鳶? 子育て中のようでした
f:id:Regulus0821:20160525065948j:plain
鈴鹿だけど 鈴鹿と思えない(笑)
f:id:Regulus0821:20160525070116j:plain
鈴鹿7Mt.安定感No.1 鈴鹿の女王と呼びたい(^^)
f:id:Regulus0821:20160525070414j:plain
表紙を飾ったのはこのあたり…
f:id:Regulus0821:20160525070543j:plain
歩いてきた稜線…羊が見えますか?
f:id:Regulus0821:20160525070721j:plain
牧歌的な雰囲気は この季節ですね
f:id:Regulus0821:20160525070909j:plain
文太郎さんはこの景色を見てないので代わりに…(笑)
f:id:Regulus0821:20160525071051j:plain
この景色を見ながらランチタイム
f:id:Regulus0821:20160525071306j:plain
帰り道も また楽し…。
f:id:Regulus0821:20160525071418j:plain
木漏れ日にホッとする 50代 w
f:id:Regulus0821:20160525071534j:plain
でも本当は こちらにホッとする 50代 www

花と鳥と山ランチ

5月15日 長野県入笠山
八ヶ岳に登るとアルプスの手前に広がるスキー場を目にしますが、その少し左側に綺麗な三角錐の頂がちょこんと見えています。それが入笠山。標高 1955m。凡そ2000mの山にも関わらず、3000m級が背景にあるため、低く感じてしまいます。まぁ、山麓の標高は1000m近いですが…。その山麓からゴンドラで一気に1800m近くまで上がる方法もありますが、今回は沢入まで車で入り、鳥の囀りを聞きながら入笠山を目指しました。
入笠山は「山野草公園」「入笠湿原」「大阿原湿原」を初めとしたお花の宝庫。花はこれから本番を迎え、それに伴って人も…。春の風を頬に感じ、花や新芽を愛でながらのんびり歩き、そしてランチを楽しむのは「今でしょう」(^^)
ゴンドラ運行前の入笠湿原は鳥の声とせせらぎの音だけ。ミルキーな空模様も湿原にピッタリな感じでした。展望は麓がうっすらと見える程度でしたが、今日の主役は花たちですからね。お目当てのクマガイソウ、イカリソウ、カタクリ等々静かに見ることが出来、そろそろ人の動きが目立ち始めたので、次の目的地へ。大阿原湿原までは舗装された道を歩きますが、トレランシューズだと山靴より楽に歩けます。そして、広大な高層湿原を前に山ランチの始まり。皆さんは山頂を目指しているのか訪れる人もなく、贅沢なランチタイムを過ごさせていただきました(^-^)v 最後に入笠山に寄り、本日の予定は終了。
花を楽しむにはこれからですが、我々にはこれぐらいがちょうどいいかもです。気の張り詰める山行から少し離れて山を感じる。これも有りですよね(^-^)/
下山後は、御柱祭で盛り上がる諏訪大社下社近くでいつもの…(笑)

f:id:Regulus0821:20160516074057j:plain
モミジキイチゴの淡い白花が目に優しい
f:id:Regulus0821:20160516074224j:plain
森の妖精と思う ヒトリシズカ
f:id:Regulus0821:20160516074334j:plain
常連さんの シジュウカラ
f:id:Regulus0821:20160516074453j:plain
春の小川は…
f:id:Regulus0821:20160516074547j:plain
歩いて来た者だけの景色ですf:id:Regulus0821:20160516074659j:plain
お目当てのクマガイソウ この自生地へ行く計画もありました
f:id:Regulus0821:20160516074810j:plain
ご無沙汰の カタクリ
f:id:Regulus0821:20160516074919j:plain
初めましての イカリソウ
f:id:Regulus0821:20160516075036j:plain
スズランの見頃はあと10日ほどでしょうか?
f:id:Regulus0821:20160516075151j:plain
水芭蕉は殆ど終わっていました
f:id:Regulus0821:20160516075303j:plain
ランチタイムの始まり~(^-^)
f:id:Regulus0821:20160516075353j:plain
いただきま~す(^-^)v
f:id:Regulus0821:20160516075445j:plain
やはり ここでも曲線美…(笑)
f:id:Regulus0821:20160516075550j:plain
今年は良く会う バイカオウレン
f:id:Regulus0821:20160516075653j:plain
入笠山山頂で ホッと一息
f:id:Regulus0821:20160516075818j:plain
地元の銘菓も 登頂です(^^)
f:id:Regulus0821:20160516075920j:plain
帰り道 にて カタバミ
f:id:Regulus0821:20160516080109j:plain
今年何回目のお花見? ミネザクラ
f:id:Regulus0821:20160516080155j:plain
駐車場から入笠山まで目にしました タチツボスミレ
f:id:Regulus0821:20160516080258j:plain
アイスクリームが美味しい季節となりましたね