Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

2019夏山…小屋とテントの2本立て

8月5~6日 福島県会津駒ケ岳
8月7~8日 福島県燧ケ岳(俎嵓)

台風の進路と影響が読めず、出発前夜に山行計画の大幅な変更。準備不足が否めない中、まずは観光食べ歩きから始め(笑)、異様な隧道と真っ暗な酷道を抜けて登山口に向かいました。

8月5日
以前、名前にまつわる情報番組で紹介された桧枝岐(ひのえまた)村。山深いその土地をまさか訪ねるとは思ってもおらず、また、後で知ることになる村人と尾瀬との関わりや、村民だったバディのフォロワーさんとの出会いなど、今旅の「巡り合わせ」を感じました。
今日目指す「会津駒ケ岳」、通称「会津駒」。初めての山域だけでなく、福島県を訪ねるのも初めてです。会津駒周辺は草原のような稜線になっており、特に、中門岳に続く稜線は池塘が多く、天空の楽園とも言えます。そして、その山頂手前にある避難小屋を管理するご夫婦の人柄で人気のある「駒ノ小屋」。今回のツートップです。
会津駒の登山ルートは3つ。バスを利用する周回ルートもありますが、情報不足の私達は一般的な滝沢ルートの往復を計画しました。出発は夏山としては遅い6時。「東北の山」と言う勝手な印象で、1100m付近からの登り始めでも涼しいのではと思っていましたが、これは大誤算。後で管理人さんに尋ねると、今日の暑さは今夏一番で、風もなく、小屋周辺でも7時には暑かったそうです。
最初の急登で滝の大汗。そして、虻との戦い。登山道が整備されていたのは救いです。階段が現れ、広葉樹の日傘が途切れ始めると、右側に広がる草原の向こうに「会津駒」のシルエット。ベンチを過ぎると池塘が現れ始め、草原を2分する木道の先に三角屋根が覗いています。木道の脇にはイワイチョウやワタスゲにキンコウカ。湿原を代表する花が飾ります。最後に今年も当たり年だと言われるコバイケイソウの群落を抜けると空と会津駒を映す「駒ノ池」。小屋に到着です。
当初、中門岳は翌朝の涼しい時に向かうつもりでした。しかし、この暑さの中、小屋前で過ごすのは却って身体に悪そうで、まずは、会津駒を目指します。全国各地にある「○○駒ヶ岳」。ここは、残雪期に駒(馬)の形に見える雪形の現れることが山名の由来とされています。
出発してまもなく「ハクサンコザクラ」の群落。先月までは雪の下に埋もれていた大地から細い一本の茎を伸ばし、ピンクのハートを振りまいています。巻道との分岐点から一息で登頂。正直「えっ!ここ?」と思う、印象としては縦走途中にあるひとつのピーク的な山頂でした…あくまでも個人の意見。ところが、中門岳に向かって下り始めると、稜線の草原と大展望。やっぱり会津駒に登らねばなりません(笑)。
この後、中門岳まで続く池塘の見本市。周囲の山はアルプスにはない嫋やかな山容が続きます。山頂標識が立つ「中門池」に到着。そして再び「えっ!ここ?」。標識を見ると「この一帯を云う」と括弧書きされていました。木道は更に先へ続いており、小屋前で話を伺ったワタスゲへの道かと、まずはそこへ向かいます。途中、燧ケ岳を望む大小の浮島のある池塘があり、本日のベスト池塘に認定(笑)。
突き出た半島に弧を描くような木道が終着点。会津駒を望むベンチに腰を掛け、稜線を吹く風を受ければ、不思議と暑さは感じません。丁度、誰も居ない私達だけの世界。会津の山は微笑んでくれました。
ゆっくりと景色を眺めながら歩いていると、気付かぬ内に通り過ぎていく世界がここにありました。「楽園」。そんな言葉が本当に似合う素敵な場所です。
夕方、小屋前のベンチは自炊する人で賑わっています。普段、テント泊をする私達にとっては当たり前ですが、小屋前で全員が自炊する光景は新鮮でした。夕食後、赤く染まった雲は色を失くし、消灯後の空には星が瞬き始めます。涼を求めて外に出ると夏の大三角形に天の川。ひと際輝く木星は水面に輝きを映します。モリアオガエルのBGMが響く中、いつまでも見上げていたい時間でした。

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どんな世界が待っているのか…ワクワク、ドキドキ
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樹林帯の終盤で登場…ツマトリソウとアカモノ
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草原を抜ける風に 匂いを感じます…会津駒ヶ岳
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池塘の妖精 ワタスゲ 見ているだけで涼を感じます
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空に続く木道は 楽園へのプロムナード
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揺れる草原の波 あの小屋は灯台か…
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美しすぎる2000m…
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2019夏山 最初の到着点は「駒ノ池」
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池には 妖精が飛び回っていました
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ハートの五弁は もうひとつの妖精…ハクサンコザクラ
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夏の湿原を代表する白…イワイチョウ
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天国に一番近い花だと思う…
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至るところで 草原を飾っていました…コバイケイソウ
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高山植物の代表格…チングルマ
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ある意味 載せたくなる…会津駒の山頂標識
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中門岳はどれだろう…素晴らしき稜線
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遠望も楽しめます…至仏山から日光白根山
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これまで訪ねた山で 最高の池塘でした
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空が大地に降りてきます
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2019 盛夏 暑中お見舞い申し上げます…中門池
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虻退治の神(笑)…アキアカネ
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天国の一歩手前…それが楽園
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山バッチにも書いてありました…「だいたいこのあたり」
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様々な顔を魅せてくれます…駒ノ池
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会津の星空も 素敵でした

8月6日
東の空に赤く引かれた一文字。昨夜、天空に散りばめられた小さな瞬きは、新しい一日を前に、その灯を消そうとしています。この時間、東の空に現れる紅と藍をつなぐ青白い空間。やがてその世界は広がりを見せ、折り重なった雲の陰から生きる塊のような太陽がぼんやりと浮かび上がり、少しずつ丸味を帯びてきます。日中の暑さが嘘のようなひんやりとした風が頬を掠める夏の朝。特に山で迎える朝は、身体が軽くなったような気分になります。
昨夜の雨と夜露で濡れた草原は、黄金色に染まり始め、コバイケイソウの花穂に朝陽が照らします。山で迎える朝は正しく「一期一会」。派手さはないけど、心の奥深くに届く光でした。この出会いに感謝したい。
中門岳往復のCTは約3時間。下山時の気温上昇を考慮すれば、昨日に登っていて良かったと思いますし、推奨します。
部屋に戻って荷物の整理をしていると、一晩共に過ごした方の半分はすでに出発されていました。
「夏の早立ち」の原則。いや、鉄則ですね。
朝食の準備をしていると、夜明け前、中門岳に向かっていった方が戻ってこられました。その中のおひとりは、夕食前に山話をしていた方です。その方から、他の2人は本来私達が行く予定だった小屋に先週泊まったとお聞きしていましたので、次回に向けて、小屋の混雑状況などの情報収集。そのグループは「キリンテ」に下山するらしく、「周回されては?」と声を掛けていただきましたが、そこは笑顔で誤魔化しました(笑)
管理人さん作のアートが取り巻く三角屋根の小さな山小屋。定員28名、完全予約制で布団1人1枚確保は、私達にとって安心して泊まれるシステム。下山した後、地元の方に伺うと今の管理人さんになってから予約も取りにくい、人気の小屋になったとのこと。その話が納得できるほど、飾り気のない素敵なご夫婦でした。そして、この山は地元の方をはじめ、大勢の方が見守っていることをすごく感じました。
「山文化」
これまで登ってきたアルプスや八ヶ岳とは、一線を画すような世界。
登山口に戻り、小屋泊からテント泊へと再パッキング。気持ちも新たにしたいところですが、もう少し、余韻を楽しみます。
下山後、小屋のTシャツを着ていると「駒ノ小屋に行ってきたの」と何人もの方から声を掛けられました。「山」に行ってきたのではなく、「小屋」に行ってきたのと尋ねる村の人々。ここでも管理人さんの人柄が窺えます。
そして、昔は特別な日にしか食べてはいけない(御法度)と言い渡しがあったことから名前がついた「はっとう」でいつもの…(笑)

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夏の夜明け前を飾る…紅一文字
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賑やかだったベンチは 束の間の休息…
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妖精の語りが 聞こえてきそうな 朝のひと時
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山陰にならず良かった…
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日光方面の峰々
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桧枝岐村の人々に 陽が届くのは あともう少し
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小さな太陽に飾られて…コバイケイソウ
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この道は いつか来た道♪…そんな道
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管理人さんアート…その1
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管理人さんアート…その2
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私達がお世話になったベニサラドウダンの間…駒ノ池側
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部屋の窓から 会津駒ヶ岳と駒ノ池
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明日は あの頂を超えていこう…燧ケ岳
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花が咲いていると ほっとします…イワオトギリ
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明日は あの峰から こちらを眺めるのか…
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振り返って…小屋と会津
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光の道筋に誘われて あの樹林帯へ…
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この道を 再び歩くことは あるのだろうか…
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そろそろ池塘とも お別れです
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アザミを見ると 8月の山って言う感じです
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昨日よりはマシ でも 陽射しは厳しい
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木陰の駐車場…再パッキングには 助かりました
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こんなポスターを見ると…尾瀬桧枝岐温泉観光協会
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桧枝岐村と言えば「裁ちそば」…岩魚の天ぷら付
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ちょっと癖になりそうな特産品で いつもの…(笑)

8月7日
私達の世代は尾瀬と言えば「夏が来れば思い出す…♪」の歌詞で有名な「夏の思い出」。しかし、関西方面から容易に行ける場所ではなく、知っている情報は限られています。
登山口は「御池」。そこから燧ケ岳を登って、尾瀬沼畔(沼尻平)に下り、尾瀬沼キャンプ場を目指します。
駐車場から木道の敷かれた登山道に入ると、水芭蕉の葉が生い茂る湿地が現れ、尾瀬らしい雰囲気から始まりますが、すぐに急登となります。
最初のポイントは「広沢田代」。「田代」で検索すると「田」「水田」となっています。池塘が広がる様子を水田に見立てているのか、本当に田んぼとして利用していたのか、尾瀬には「○○田代」と呼ばれる場所が沢山あります。
2つ目のポイントは「熊沢田代」。ここは前日に、紹介パンフで掲載されているのを見て、「何と素敵な木道だろう」と思った場所です。すり鉢状となった湿原に2つの大池。その真ん中に敷かれた木道は「山を歩く」と言うイメージから遠い世界だと思いました。訪ねてみれば、木道が自然に溶け込んで一体となった景観。童話や絵本に出てくるような夢を感じさせる景色でした。
下った分だけ登り返して樹林帯。何度か小さな沢を渡り、ぽっかりと口を開けたような涸沢を過ぎると8合目。急登とトラバースを繰り返し、あっという間の9合目。そして、視界を遮る広葉樹が忽然と消えると、三角点と石の祠が建つ「俎嵓」(2,346m)です。燧ケ岳は双耳峰。すぐ隣には山頂標識の立つ東北地方の最高峰「柴安嵓」(2,356m)。往復のCTは40分。私達の燧ケ岳は「俎嵓」です(笑)。
眼下には森に浮かぶ「尾瀬沼」。そして、柴安嵓の肩越しには「至仏山」と山麓へ続く広大な尾瀬ケ原。こうして俯瞰すれば、尾瀬全体の位置関係が立体的にわかります。
あまりの気持ち良さについ長居をしてしまい、その間に雲の様子が変わってきました。ここから沼尻平までゴロゴロ岩の急坂「ナデッ窪」ルートと緩やかな「長英新道」がありました。尾瀬沼畔を歩きたく、また、新道は時間がかかると思ってこちらを選択しましたが、大半の方が新道を進んでおり、その理由は後程判明します。
尾瀬沼を眺めながら大きな岩が点在する道を下ります。スキーで言う直滑降の道。先ほどまで居た俎嵓が梢に隠れると、尾瀬沼も同様に見えなくなり、続いて、登りでは感じなかった「暑さ」が纏わりついてきました。加えて、近付いてくる雷雨の気配。雨が降る前に沼尻平へと思いますが、テント装備で転倒すれば、取返しのつかない事態が予測され、暑さでぼうっとする中、「ここは集中」と言い聞かせます。
長かった樹林帯を抜けた先には、山頂から眺めていた湿原の木道。世界が変わった瞬間です。上空は黒っぽい雲に覆われ始め、畔の木道に入ってしばらくすると、ついに雨が降り始めました。この後、キャンプ場へは木道が続くであろうと、合羽ではなく傘対応と判断。やがて、雷が鳴り始め、雨粒の大きさも変わってきました。それでも大きな木が傘となり、さほど雨の影響は感じません。しばらく上空で響いていた雷にも慣れ始め、雨の勢いが弱くなり始めた時、視線の片隅に閃光。続いて、全身を震わせる雷鳴。対岸に落雷です。
「自分達には落ちない」。ただ、それを信じて歩き続けます。何人かの観光客の方が大きな木の下で雨宿りをしていましたが、足早に通り過ぎると、私達に付いて行動される方も居ました。その後も雷鳴は続きますが雨脚が強くなってきたため、落雷は大丈夫だろうと根拠のない自信を持ちましたが、バディは生きた心地がしなかったそうです。そして、キャンプ場直前の湿地帯。身を隠すものがない木道が200m程続きます。さすがに一瞬躊躇しましたが、いつ止むかもしれないこの雨をここで待つ方が危険と思い、振り返るバディには前進を伝えます。相変わらず、上空に響く雷鳴。しかも半ばまで来た時、猛烈な風が吹き始め、横殴りの雨が全身を打ち付けた時は言葉になりません。時間にして2分ほどですが、今までにない恐怖を感じました。
建物群に入り、最初にあったのが屋内にベンチのある公衆トイレ。ようやく、恐怖からの脱出です。下っていた時の暑さが嘘のように濡れた身体は冷えを呼びます。私達は対策を講じていますが、「夏の低体温症」と言う最悪のシナリオが頭を過ります。小降りになり、ビジターセンターへ移動し、展示物を見ながら雨が止むのを待ちます。そして、ここで「尾瀬」と「桧枝岐村」の関わりを知り、バラバラだったピースがひとつの絵になりました。
尾瀬沼キャンプ場は完全予約制の28サイト。適当な間隔で区画されたデッキスペースが、森の奥へと続いています。再び、降り始めた雨も、テント内で一息つく頃には上がり、お決まりの虹の出現。快適だった燧ケ岳までの道のりから、ナデッ窪のような急転直下の出来事。ゆっくりと過ごすはずだったテントライフは、次回に持ち越しされました。
今日は旧暦の七夕。雲間に彦星と織姫星が現れ、今年の2回目の再会を楽しんだことでしょう。

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久しぶりのテント泊山行…気を引き締めます
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緑のトンネル 一歩一歩 確実に…
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道端を 飾ります…キンコウカ
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尾瀬の世界に 一歩近付いた感じです
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広沢田代越しに 会津駒ヶ岳
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木道が現れると 次の田代は近い…正面は 燧ケ岳
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こんな木道の世界は 見たことがない
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山行中の池塘は 心と身体のオアシス
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8合目から…熊沢田代
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池塘の母…尾瀬沼
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いつの日か 訪ねてみたい…尾瀬ヶ原至仏山
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会津駒ヶ岳に向かって…駒ノ小屋限定Tシャツ
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山頂は 自分で決めればよいと思う
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ナデッ窪ルート から ミノブチ岳を見上げます
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朝日岳以来の再会…ヒオウギアヤメ
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尾瀬沼に向かって 直滑降…
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この開放感は 視界だけでなく 精神的にも…
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夢の中へ バディが消えていく…
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対岸は青空…こちらは 雨
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夏の夕方の風物詩に 花を添えて
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今日の青空は 身に沁みます
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畔のテラスから…燧ケ岳
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尾瀬沼って いいなぁ…と思った時間
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こんな構図の日本画を 見たことがあったような…
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尾瀬沼の夜も 蛙のBGMが響いていました

8月8日
夜明け前、霧が漂う尾瀬沼。柔らかに波打つ霧は、刻一刻と夜明けに向かってその姿を変えていきます。尾瀬沼越しに見える燧ケ岳。昨日、その頂きに居たことが遠い記憶のように思えるほど、崇高でこの尾瀬沼一帯と隔絶された世界に思えます。標高以上に高く思えるその姿。
東の空が赤く染まり始め、尾瀬沼に朝の気配が訪れました。やがて、うっすらと山頂部がオレンジ色に染まり、裾野へと広がりを見せます。中腹に漂う雲は赤く染まり、命の炎を灯したようです。また、新しい一日の始まりです。
昨日、ナデッ窪ではなく長英新道で下りていればどうなったのか。雷雨の中、歩くことはなかったのか。しかし、テントで雷雨を過ごすのか…、それとも結局、トイレに避難するのか…。「たられば」を語っても意味はなく、山行中に起きる数々の分岐をどう選択するかで、いとも簡単に惨事に見舞われることを、昨日の出来事は示しています。ただ、結果的に大事に至らなかったのは、選択は間違っていなかった訳ですが、一歩間違えれば生死に関わる事態になった訳で「運があった」と、この言葉でしか片付けられません。ただ、昨日の受付時に尾瀬沼ヒュッテの方が、「長英新道は展望がなく、ナデッ窪は景色が良かったでしょう」。単純明快な答えに救われています。
今日も厳しい陽射しが照り付け、濡れたザックは湯気が出ているのではないかと思える勢いで乾いていきます。コオニユリ等の花がいっぱい咲いていると思いながらも足早に通り過ぎた木道。強烈な風を見舞った分岐点。
「夏が来れば 思い出す ♪」…ほんと、一生忘れられない…「はるかな尾瀬 とおい空 ♪」
帰り道は大江湿原を抜けて、沼山峠に向かい、シャトルバスで御池に戻ります。CTは65分。その半分は湿原ハイクとなります。コバキボウシ、オゼミズギク、ツリガネニンジン。イメージとして尾瀬らしい景色が続く中、今回の山行を惜しむように、ゆっくりとした歩調で進みます。
ビジターセンターで紹介されていましたが、新政府軍と会津藩との戦い(戊辰戦争)の中、この大江湿原には5つの防塁を築いたそうです。(戦闘には利用されず)今や誰もがハイキングとして歩いているこの木道は、「会津沼田街道」として多くの歴史が踏み固められた道です。近年では、尾瀬沼畔に車道を通す計画が自然保護運動の高まりで中止されるなど、美しい自然の背景には、学ばなければならない歴史があります。
前方からすれ違う多くの方は、ヒュッテ周辺で作業されている工事関係者の方々。所謂、通勤途中の方です。観光客の姿も見受けられ、中には革靴の方も居られます。今日も天候は不安定。雷雨の時間は昨日より早まりそうな予報。初めて訪ねた尾瀬は、観光地でありながら「山」である要素が強く残っていると感じました。同じく大勢の観光客が訪れる上高地と比べものにならないほど「山」です。特に、印象付けたのが、ほぼ全域が「圏外」であること。緊急時は小屋に頼ることになりますが、小屋まで辿り着かねばなりません。圏外の是非を問うのではなく、圏外の事実を知って尾瀬には入らなければならないと思います。
湿原から樹林帯に入り展望地を過ぎると、後は下り坂。キャンプ場から続いていた木道は、沼山峠直前で途切れ、最後は石の階段となります。1泊2日の2本立て。久しぶりに「山行」を感じた4日間でした。
下山後は、600km以上運転しなければならず、シャトルバスの出発までの時間を有効活用していつもの…(笑)

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深夜 とりあえず 空を見上げてみます
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人っ気のない尾瀬…贅沢な時間です
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尾瀬沼のシンボルツリ-…三本カラマツ
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雲が無ければ 空は焼けない
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空気と風が見える 尾瀬沼の朝
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今日も出逢えて幸せです…燧ケ岳
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僕は尾瀬ヶ原より尾瀬沼の方が 合っているかも…
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雲上の頂に 最大限の敬意を表します
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白駒池との違いは 奥行でしょうか…
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夜も良いけど 朝も素敵な 尾瀬沼でした
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尾瀬沼ヒュッテ前から…
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初めてのデッキ…ここも完全予約制…1人800円
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今回 この奥は未知の世界
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何とか 逆さ燧ケ岳を 頂きました
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しっかりと 記憶のページに残します
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さて 大江湿原を通って 帰りましょう
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尾瀬の冠 初対面の「オゼミズギク」
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お世話になりました アキアカネ…と ワレモコウ
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今年は当たり年だそうでう…コバギボウシ
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恐怖の2分帯…尾瀬沼を振り返ります
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華やかな彩りと緑のグラデーション…大江湿原
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防塁のあった時代は どんな景色だったのだろう…
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尾瀬一帯で何km整備されているのでしょう…最後の木道歩き
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森を貫くハイウェイ…会津・沼田街道
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下界へ戻るために いつもの…(笑)

観光登山家…アルプス一万尺と花の3日間

7月13~15日 長野県乗鞍岳

梅雨後半の3連休。空模様を追いかけての1000㎞周回は山行と観光。まずは、21年振りの登頂を目指してシャトルバス停のある駐車場に向かいました。

7月13日
初めて乗鞍岳に登ったのは、高2の夏。山行よりも霧に包まれた真っ黒な車窓を眺めながら御来光の時間を待っていたことが思い出されます。そして、初めての3000mで夢中になって高山植物を撮っていた時に感じた息苦しさ。今では懐かしい10代の思い出…。あれから40年近くが経ち、起点となる畳平へは山麓からのシャトルバスとなり、登山道から車道まで続いていた雪も、随分と減ってしまいました。
午前中は時折陽が射すも、全体的に高曇りの予報。雲海上の槍穂に期待して、始発便(6時10分)で乗鞍高原観光センターを出発しました。
カーブが多いのは記憶に残っていましたが、時々現れる対向困難な道幅は意外でした。この時間帯では下りの通行車はありませんが、繁忙帯ではなかなかの迫力でしょう。やがて、森林限界を超えると同時に雲も抜け、期待通り雲海に浮かぶ槍穂高。2019年北アルプスの開山です。
終点「畳平」の標高は2702m。50分で標高差約1200mを登ったことになります。まずは、15分ほど休憩所で過ごし、身体を高山に慣らします。
出発してすぐに目に留まったのはハクサンイチゲ。バスで登ったとは言え、高山特有の風を感じながらこうして高山植物を眺めると、山に入った感が急速に上昇します。富士見岳の分岐を過ぎたところで、高山植物の女王「コマクサ」の群生地と遭遇。こんなところで自生していたのかなぁと記憶を辿ります。
前回、乗鞍岳を訪ねたのは家族登山を始めた頃で、魔王岳からの御来光と固形燃料では中々お湯が沸かなかったこと等、やはり、山行以外の思い出。また、17年前、今では他界した2人の親と共に訪ねた畳平のお花畑。「行ってて良かったね」そんな思い出話をバディと交わしながら、気付けば、肩の小屋に到着。ここから道は岩が露出する本格的な山道となり、稜線までは約1時間。相変わらず、雲海に浮かぶ槍穂から、今にも沈みそうな八ヶ岳甲斐駒ケ岳。中でも、本当に蓑笠のような山頂部分のみを覗かせた飛騨の名峰「笠ヶ岳」が印象的でした。
稜線に上がると飛騨側からの風が体温を奪います。それでも3000m付近を体感していると思えば、寒さではなく、設定温度を低くしたクーラーの風のよう…と思うのは個人的感想(笑)
上小屋の分岐を過ぎ、最後の登りを終えた先にある鳥居をくぐると、3026m 乗鞍本宮神社奥宮が建つ乗鞍岳に登頂です。そして、雲に隠れながらも、御嶽山を眺めることが出来たのは感無量の出来事。ところで、高2の夏、山頂付近で高山植物を撮ったはずなのに、今は何も咲いていません。当たり前の景色が時の流れと共に変わっていきます。これも、当たり前…。
近年、興味がありながらも一歩を踏み出せない「岩」。下山時の稜線で黒い岩や赤い岩等点在し、中でも、明らかに異なる黒い岩は乗鞍岳が火山であった証し。触ってみると、両手でかかえる大きさの岩が軽々と片手で摘み上げることが出来ました…ちょっと、感動(笑)
最後にお花畑を散策し、6時間の北アルプスは終了。
下山後は、乗鞍高原で待ち合わせをした山友が事故の影響で通行止めとなった困難を乗り越え、運んでくれた逸品でいつもの…(笑)

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さて、あの頂へ…
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車窓から眺める雲海 こんな日の特典です
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White inside white…ハクサンイチゲ
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鶴ケ池へと続く お花畑
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お久しぶりの…イワヒバリ
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群落があちこちに…イワツメクサ
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色の対比が素晴らしかった
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バスで楽しむ山行も そろそろ有りです
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瑞々しいお姿の 女王「コマクサ」
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このバスを見ると テンションが上がります
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バス停から約半時間でこの景色…鶴ヶ池
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不動岳を背後に 不消ヶ池
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打ち寄せる雲海が静止する…
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肩の小屋までは 林道のような道…剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳
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摩利支天岳越しに 北アのランドマーク「槍ヶ岳
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乗鞍岳コロナ観測所…背後は「笠ヶ岳
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この景色が 乗鞍岳だと思う
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この池を見れば 山頂まであと少し…権現池
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近年は あの山から乗鞍岳を見ることが多かった…御嶽山
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21年前 この場所で 娘の写真を撮りました
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ここは まさしく空中庭園…肩の小屋前より
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お花畑へは ショートカットで向かいます
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一面の白…お花畑のハクサンイチゲ
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両親が歩いた年齢まで 山を歩いていたい
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2時間30分の遅れは 東屋で いつもの…(笑)

7月14日
2日目の予報は雨のち曇り。天候に合わせて湿原トレッキングは午後に回し、午前中はドライブ観光。
今回訪ねる湿原と原生林の森は、以前から気になっていた場所。生憎の空模様ですが、却って、山行日和でないことで訪ねることが出来ました。
お目当ての花は「ニッコウキスゲ」と「ササユリ」。そして、カツラの大木。また、入山口では「ショウキラン」が見頃だと教えられ、更に、楽しみが増えました。高低差を繰り返す山道を1㎞ほど進むと、突如現れる緑とオレンジの空間。湿原への玄関口です。
入山早々、ここは熊の生息域と言うことで、ブリキ缶に棒を付けた熊除けが設置されて、その後、数100mおきにぶら下がって通る度に打ち据えていました。また、普段はザックのポケットに入れた熊除けスプレーも、今日は安全装置を外した状態でパンツのサイドポケットに入れ、いつでも噴射できるようにしています。しかし今、目の前にある景色は、そんな緊張感を一気に解放させてくれました。
靄のかかった湿原には、幾重にもニッコウキスゲの波が漂い、その畔の道には、ピンク色したササユリが、まるで燈籠のように続いています。陽の光を浴びた眩しい世界も素敵だと思いますが、最近は曇よりして、視界が限られる幽玄の世界が性に合う感じで、正しく、今日の景色。
湿原を抜けると次は原生林の森へと入ります。ここからルートは3本に分かれますが、急登と表示された尾根道から上の湿原を抜け、沢筋の巨木ルートで再び湿原に戻ってきます。
と、ここでポツリポツリと雨。一時的なものかとザックカバーのみで歩き出すと、次第に雨足が勢いを増してきました。いくら森の中とは言え、限界点を超え、2年振りに合羽の出番です。
蒸し暑さと急登で一気に汗が噴き出す中、太古から続く木々の息吹を感じるかのごとく、ゆっくりと歩みを繰り返します。時間的なことや天候的なことから、一組の登山者とすれ違って以来、人の気配は感じません。人間界から少し離れた世界へ足を踏み入れてしまった。そんな時間が続きます。
そして、再び小さな空間が…上の湿原です。先ほどより随分と小さいものですが、水面の畔に広がる浮島に真っ赤な模様が浮かび上がっています。近付いてみると、食虫植物のモウセンゴケ。これほどまでの群生は初めてです。ますますこの地に興味がわきました。
入山時に教えていただいた「ショウキラン」。どんな姿がわからず、足下を注視しながら歩いていましたが、そんな心配は余所に、特徴ある姿はすぐに見つけることができました。
自宅でショウキランについて調べてみると、通年は地下茎の形で成長し、花期(1週間程度)のみ花茎を地上に伸ばし、私たちにその姿を魅せます。光合成を行わず、菌類から有機物を得る腐生植物は古典的な呼び方で、ユウレイソウと呼ばれるギンリョウソウもこの仲間だそうです。
森に平地が広がり始めると、カツラの巨木に出迎えられ、そこからブナを交えて巨木の森となり、まるでこの素晴らしい世界の門番のようです。そして、再びニッコウキスゲの咲く湿原へ。湿原は一方通行で周回するようになっています。こちら側にもササユリの燈籠が続き、また、中央には湿原の妖精「ワタスゲ」が霞と同化するように小穂を揺らしていました。
もし、三途の川があり、その手前に綺麗なお花畑があるとしたら、それはここのような景色かもしれない。
入山口に戻ると、先ほどとは別の方が私たちの帰りを待っていて下さり(と言うか、帰れなかったんだと思います…)、お詫びとお礼を伝えました。
下山後は、お店が開いていないため、とりあえずでいつもの…(笑)

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悪路の終着点に 待っていた景色
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この天候であるが故 たどり着いた景色
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まずは ギンリョウソウが 出迎えてくれました
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ササユリの 薄桃色は 曇り空に映えます
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この景色が いつまでも続くように…
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ミズバショウ(手前)が 咲く頃も 訪れてみたい
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湿原から原生林への森へ…巨木ゾーン
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初めてみる花…名前は後で知ります
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上の湿原…何だろう この解放感
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群落が 浮島を染めます
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小さな世界の 弱肉強食
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この花がそうだったのか…ショウキラン
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よく見れば 蘭の仲間であることが わかります
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森を守るかのごとく…カツラの門番
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素晴らしい森も 出口が近付いてきました
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帰りの景色も 楽しみです
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蘭の一種…ヤマサギソウだと思う
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帰り道の方が最盛期…ササユリの灯篭
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本日のお目当てが共演
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この景色を守るのは 訪ねる我々の意識だけ…
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あの向こうに 黄泉の世界が あるのだろうか…?
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この花も初めて…シラヒゲソウ
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梅雨がお似合い…オオバギボウシ
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熊予防 最後の缶…
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とりあえず車中にて いつもの…(笑)

7月15日
最終日は福井県との県境に位置し、加賀の名峰「白山」を望む斜面に、約20年前から高山植物を主とした白山の自生植物の保護を目的に整備された「白山高山植物園」を訪ねました。
国道から脇道に入り、しばらく進むと、幟が並ぶ駐車場に到着。まずは、午前中に仕入れた「いつもの Part2」で糖分補給。植物園までは直登とブナ林の2ルートがありました。今日は最短の直登を選びましたが、草木を刈り取って真っ直ぐに整備された階段状の道は、3日間随一の核心部かも…(笑)
開園期間は6月1日から7月15日。そう、今日が最終日です。
ここにもニッコウキスゲが咲くようですが、開花時期はもっと早く、今日は「オオバキボウシ」や「マツムシソウ」の青色系やホソバコオニユリ、シナノナデシコ、ハクサンフウロ等のオレンシ、ピング系等、見頃は過ぎたとは言え、十分に花を楽しむことが出来ます。また、名札も付いているため、名前と花も一致できます。
生憎の天候にも関わらず、思った以上に来園される方が居り、自分たちを基準していた考えを改め直さなければならないと思いました。
この植物園をHPから抜粋して紹介すると、「白山山系は他山系から隔離された独立山系であり、そのため白山には他の山岳からとび離れて分布しているいくつもの豊かな植物群があります。 白山以西に白山以上の標高を持つ山はなく、日本高山の西の果てに位置することから、ハイマツをはじめ、白山の名を冠するハクサンコザクラやハクサンチドリ、クロユリなど白山を分布の西限とする植物は100種類を超えます。また、白山は多様な遺伝子資源を蔵するところとして国際的にも認知されています。つまり、白山は日本を代表する“自然の宝庫”ともいえる場所なのです。…<中略>…地球温暖化の原因は人間活動であることはもはや疑いようがありません。私たちの負うべき責任は重大であり、と同時に、私たちのくらしの基盤が種と種の複雑で微妙なバランスの上に成り立っている以上、人類の生存を危うくする生態系の崩壊は食い止めねばなりません。だからこそ、いま植物種の保存の方策を考える必要があるのです。このような考えのもと、白山高山植物研究会では、1998(H10)年より、石川県白山市の委託を受け、石川県自然保護課、ほか関係各機関と連携し、 高山植物を主とした白山の自生植物の保護に取り組んできました。」と言うことです。
白山で採取した種子から育てた高山植物は、今では約五十種類十万株にも及び、日々、訪ねてくる人々に安息を与えています。西山山頂直下、標高約800mの斜面に広がる高山植物園。いくつものルートがありますが、考えて歩けば、一筆書きのように全てを回ることが出来ます。
マツムシソウを見ると荒川三山の周回を思い出し、ハクサンフウロを見れば、正しく白山の記憶が蘇ります。花と山が繋がる山人は、高山植物園に咲く花でさえ山に浸れます。山が持つ懐の深さを改めて感じる出来事です。
晴れていれば白山(剣ヶ峰から別山)を眺めることは出来ますが、梅雨真っ只中では、それは無理な注文と言えるでしょう。
退園後は近くにある「白山砂防科学館」で断層や岩の説明を受け、乗鞍岳で感じた「岩」に対する一歩を踏み出せたように思います。
…花と触れ合った3日間。それぞれの環境は異なりますが、花を愛でる気持ちはいつも同じでした。

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帰り時間の関係から 最初にいつもの…(笑)
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何となく いい雰囲気…
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ノリウツギに見送られ 核心部を登ります
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色濃く 梅雨の紫…オオバギボウシ
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白山の冠…ハクサンシャジン
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花の名札は 助かりますね…キリンソウ
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高山でこの花を見ると 8月だと思う…タカネマツムシソウ
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秋のイメージもある…タカネネデシコ
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名札のない花もありました…^^;
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実をつけて 早いものは紅葉していました…ハクサンタイゲキ
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白山の冠 代表作…ハクサンフウロ
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どこでも このオレンジは目立ちます…ホソバコオニユキ
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高1の夏からのファン…シモツケソウ
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忙しくなく蜜を吸っていました…
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地味(笑)だけど 存在感があります…ヤマハハコ
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本日のピーク
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ピークからの 展望
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これは 初めてでした…シナノナデシコ
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山で 白色は少ないですね...ヤマホタルブクロ
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この花を初めて見た時は感動しました…キバナノヤマオダマキ
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蜂たちに人気がありますね…タカネマツムシソウ
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関西の山を冠に…イブキジャコウソウ
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ここから 白山を一望できます…駐車場より
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是非 訪ねて欲しい そして 説明を聞いて欲しい…白山砂防科学館
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白山山行の帰りには…白峰温泉

新緑のテントライフ…聖地‘上高地’

6月2日~3日 長野県上高地
「次は、ニリンソウが咲く頃にカフェを訪ねます」
その約束を守るため、5ヶ月振りの駐車場に向かいます。

6月2日
上高地。今は信州を代表するリゾート地。初めて訪ねたのは高校時代。その頃は、槍穂高を目指すアルピニストを見ているだけの地。そして、河童橋から眺める景色は山への憧れを抱かせる、僕にとっては‘聖地’。
冬、真っ赤な新芽を付けていたケショウヤナギは青々とした新緑に身を包み、遊歩道沿いには、初夏の上高地を代表する花「コナシ」が咲き始めています。梨のような小さな実を付けることから「コナシ」と呼ばれていますが、図鑑では「ズミ」。そして、その名前が付けられた「小梨平キャンプ場」が今回の目的地のひとつです。
そのコナシより一足早く咲くもうひとつの代表的な花と言えば「ニリンソウ」。特に、奥上高地「徳沢」周辺の林床は一面、白い妖精たちで溢れています。ここ数年、上高地幕営する場合は「徳沢天国」と我々が呼ぶ「徳沢キャンプ場」。今回はもうひとつの目的「約束の地」が徳沢の手前、明神にあるため、グリーンシーズンでは初めて小梨平で張ることにしました。初めてとは言っても、槍・穂高蝶ヶ岳…それらを目指す度にキャンプ場は通っており、冬には張ったこともあります。以前から「山を目指せなくなったらここだね」と言っていたキャンプ場は、思いのほか早く訪ねることになりました。
キャンプ場は森林ゾーンと梓川ゾーンのふたつに分かれ、今日は梓川越しに穂高連峰を望む「梓川ゾーン」を選択。
日曜の朝、週末を上高地で過ごした方で賑わっていました。お目当ての場所も埋まっていましたが、近くで仮設営を行い、まずは明神を目指すことにします。
今日の天気は薄曇り。花を愛でるにはちょうど良い空模様です。早速、まだ寝ぼけ眼のニリンソウが道端で揺れています。そして、徐々にその群落が点在し始める他、エンレイソウの仲間、サンカヨウ、ツバメオモト、コイワカガミ、ラショウモンカズラなどが足を止め、また、ウグイス、コマドリ、ミソサザイを初め、聞いたことのない鳥たちの囀りが頭上を覆います。
これまでこの辺りを歩く時は、テント装備であり、所謂、「通過区間」。また、観光で訪ねた時は8月の夏真っ盛りで、新緑が眩しい森をゆっくりと歩いたことがありません。この道を初めて通ってから今年でちょうど40年。上高地の過ごし方を通して、時代の流れを感じます(笑)
明神を過ぎて目的地のカフェへ到着。「あれっ?ロープが…休み?!」。電話をしてみると急用のため、臨時休業のこと。明日は営業をしているので、事無きを得ましたが、一瞬ヒヤリとしました。
帰りは10数年振りに「梓川右岸コース」を利用。木道が続く湿原ルートの印象が残っていましたが、意外と森の散歩道も多く、見る景色一つ一つに懐かしさと新鮮さが交差するコースでした。
キャンプ場に戻り、テントを設営し直して、本日の予定は完了。穂高を眺めながら午後の過ごし方を考えます。河童橋から歩いて5分程。観光客に混じってビジターセンターなど周辺をサンダル履きで散策する不思議な感覚。そして、再び、穂高と対峙する。こんな贅沢な時間はありません。
夕刻、ベンチをテーブル代わりにしての夕食。梓川の川音、ウグイスの谷渡り、暮れゆく吊尾根。徳沢にはない開放的な景色が小梨平の心象を良くします。
「小梨平キャンプ場」は今日から「極楽」と呼ぶことになりました。

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いつも この景色から始まりを感じます
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バスを降りると 出迎えてくれました…コナシ
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何度訪ねてもワクワクさせる 朝の河童橋
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ここからの焼岳を結構 気に入っています
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小梨平キャンプ場へは 梓川ルートで…
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ラショウモンカズラ…至るところで咲いていました
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翼の青・白が森の中でも目立ちます…カケス
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朝の散歩タイムに 出逢いました
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上高地 白花シリーズ その1…ツバメオモト
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その2は 名前通りの姿…ニリンソウ
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その3は 名前も3番目…サンカヨウ
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赤系は この花だけでした…コイワカガミ
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どれにしようか迷ってしまいます
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40年前と変わらぬ崇高…明神岳
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雰囲気が変わる…梓川右岸ルート
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上高地のもうひとつの顔…焼岳
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新緑のグラデーションに 初夏の香り
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いつか鳥たちを目的に訪ねてみよう…ヒガラ?
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初めての近さに感動…ウグイス
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河原には河原の来訪者…カワガラス(トリミング処理)
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雲が切れて 光が届きます
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追いかけて イカルチドリ (トリミング処理)
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小梨平ならではの 景色が楽しめました
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夕刻の散歩 高らかに ウグイスの谷渡り (トリミング処理)
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至福のひととき 上高地に乾杯

6月3日
当初は曇り空となっていた空模様も、前線が北上せず、深夜2時頃には晴れる予報。深夜1時、23時には少し星が見えていたので期待を込めて顔を覗かせると、漆黒のカーテン。そして、2時過ぎ。期待通りに大小の光を散りばめた夜空の大キャンパス。
支度を整え、河童橋を目指します。徳沢でもそうですが、暗闇は平気でも「熊」が怖い。日中の目撃情報はあっても、この時間の情報はありません。南アの小屋でテン場から離れた谷間の水場にはラジオを流していたことを思い出し、スマホの音楽を鳴らし、手には安全装置を外した熊撃退スプレーを持って出発です。無事、河童橋に着いて渡ろうとすると、ヘッデンの灯りが橋上の大きな影を浮かび上がらせます。僕と同じように星空撮影に来ていた方でした…^^;
撮影を続けていると、空の明けていく様子が肉眼でも見て取れます。それは、撮影すると一目瞭然。これ以上の撮影は困難となり、帰りも熊に注意をしながら歩いていると、人の名前を呼ぶような声が未だ暗闇の森から響いてきます。昨年、大峯で見かけた「ジューイチ」でした。
シュラフにもぐって日の出時刻を確認すれば「もう寝てられないか…」。この日の長野県の日の出時刻は4時33分。早くなったものです。ベンチに座りながらその時を待ちますが、予定時刻を過ぎても一向に穂高の稜線は目覚めません。しばらくして木々の間からは、朝陽に輝く焼岳がストライプ状に見えています。
「そう言えば、前穂に登っていた時、乗鞍岳、焼岳、西穂高と順々に陽が当たっていったなぁ」と記憶が蘇りました。
朝食の準備をしていると明神岳の肩当たりから陽が射し始め、ケショウヤナギの陰影を際立たせています。そこからしばらく繰り広げられる光のショータイム。朝の一期一会。
山の頂も、麓も、里も関係なく、刻一刻と変化する様は時の流れを見ているかのごとく、心に刻み込まれます。そして、正しくここは「極楽」(笑)
気が付けば、穂高の峰々が目覚め、上高地の森も活気を取り戻します。昨日と打って変わって青空が広がり、梓川の川面はエメラルド色のグラデーション。ウグイスは高らかに鳴き、キビタキやイカルチドリが現れては去って行きます。朝の梓川畔は人間だけでなく賑かです。
昨日、果たせなかった約束。再び、明神を目指します。林床に届く光は力強く、照り返しは花の存在を消し去ります。ただ、鳥たちの囀りに変わりはなく、不意に舞い降りた「ミソサザイ」に続くことを期待しましたが、それは叶いませんでした。
誰も居ない明神橋。1月はここでモルゲンロートに輝く頂を見上げました。今日はブルーバックの明神岳。その頂が見守る明神池の畔に約束の地はあります。
平日の9時。お客は我々2人だけ。宿泊客を見送った女将さんと談話。すぐに思い出していただき、そこからあっという間の1時間。混雑している日曜より、かえって良かったかも知れません。
「また、来ます」新たな約束を交わし、上高地で大切にしたい地を後にしました。
この時間帯になると、登山者より観光客が目につく帰り道。少し早いけれど今回のテントライフを振り返ります。雨の心配はありますが、5月より人が落ち着く6月は、テントライフに適しているのかも知れません。霧氷が支配するモノトーンの世界も「上高地」であり、あらゆる生命体が手を伸ばし、太陽の恩恵を受ける世界もまた「上高地」。
「こんなことを続けていると山へは行けなくなるなぁ…」と思わないでもありませんが、安全登山を考えた場合、ひとつの選択であることは間違いありません。まだ本当の「極楽」へは行きたくないので、しばらくはここで過ごしてみようかと…。
下山後は、里の山友と合流してからのいつもの…(笑)

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天と神降地をつなぐ 天の川
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焼岳と天の川…河童橋より
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レンズを通して 一足早く 夜明けを感じます
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早起き「焼岳」…いつでも 男前
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もうあの稜線を歩くことはないだろう…西穂高岳
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光のシャワーが降り注ぐ…朝の上高地
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ようやくお目覚め…奥穂高岳
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小梨平の朝は 一期一会
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穂高とともに 朝食を…極楽だ(笑)
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藪の中から おはようございます…ウグイス
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とりあえず 撮ってみれば キビタキでした(トリミング処理)
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訪ねる度に違う表情…明神
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ドラミングではなく 飛び回っていました…コゲラ
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穂高神社奥宮の参道でもある 明神橋
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5ヶ月振りの 灯りです
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地元三重県産セミノールのコンフィチュール添え
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逢えなかったコマドリを 1羽連れて帰りました
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上高地~明神でも 堪能できました…ニリンソウ
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林床に届く スポットライト
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上高地は 花に鳥に動物に魚…カワマス
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ようやく気付けました…コチャルメラソウ
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河原の門番…ミソサザイ(トリミング処理)
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上高地でも出逢えます…コミヤマカタバミ
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穂高よさらば また来る日まで…♪」
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杏村から便りが届いた里でいつもの…(笑)

遅く起きた朝は…ドライブ山散歩

5月26日 奈良県日出ヶ岳
5月最後の週末。ゆっくりと朝を過ごしたい気分と下界の暑さを凌ぎたい気分。向かうは100名山の駐車場でした。

三角点の基準名は「大台ヶ原山」となっていますが、地形図は「日出ヶ岳」。そして、関西で大台ヶ原と聞けば、山の名前と言うより、この山域一帯東西5㎞に及ぶ台地を指すことが多いと思います。日出ケ岳は奈良と三重の県境に位置し、三重県の最高峰1,695mになっています。(県境でなければ、大好きな桧塚奥峰1,420m)また、南東の急斜面は太平洋からの潮風を受け、屋久島に匹敵すると言われるほどの多雨地帯です。
ここを初めて訪ねたのは家族山行を始めたばかりで、雨の中、合羽を着ての出発でした…今では考えられませんね…(笑) 山頂から次の目的地へ向かう途中で激しくなった雨は、やがて、道を流れ始め、気が付けば川の中を歩いているような状態。さすがに続行は無理と判断し、エスケープルートで駐車場へ戻りましたが、登山道の至るところで湧き水のように雨水が噴き出ていたのが印象的でした。
大台ヶ原はこの日出ヶ岳のほか、無数の立ち枯れが広がる正木ヶ原と標高差1,000mの大展望「大蛇嵓」が2大看板。行楽シーズンになると沿線の電車には吊広告で紹介されます。
その駐車場までは国道から20㎞弱の大台ヶ原ドライブウェイが結んでいます。前半は道幅の狭い箇所が続きますが、トンネルを抜けてからは対向2車線となり、車窓からは大峰山脈等が楽しめるパノラマ道路となります。(ドライバーは脇見運転注意です)
日曜の昼下がり、早くも下山される車に混じって、バイクでツーリングを楽しまれる方も多く見られました。駐車場手前には路上駐車があることから、午前中は満車であったことを想像できますが、今は8割程度の混雑ぶりです。
持参したお弁当を食べてからの出発。下界は30℃を超す真夏日ですが、今は22℃と快適気温。普段では考えられない14時出発も、駐車場から山頂まで良く整備された片道2kmだからこそ許されるものでしょう。
大台ヶ原は東西2つのエリアに分かれ、一般的なのはここ東大台エリエ。周回するルートと1本のエスケープルートを組み合わせて、自分なりの計画を立てます。また、自然保護が厳しい西大台エリアは、事前に有料の講習を受講した方のみが入れる原始の森。関西に残された貴重なエリアです。
鳥たちの合唱が響き渡る森を、囁くようにハルゼミが謳います。ほとんど上りがないまま木陰の平坦道を進むと、道沿いの沢が涸れ、石畳調の階段になります。初めて上りらしい急道を過ぎれば、前方には空の灯りが見え始め、熊野灘を中心とした太平洋を見渡せる展望台に到着です。今日は熱気で霞がちですが、入り組んだ海岸線と尾鷲の町並が小さく見えました。案内板には富士山の絵が描かれ、昨年11月に弥山から眺めた光景が思い返されます。ここから山頂までは木製の階段が続く、このルートの核心部(笑)。上るにつれ、正木ヶ原へと続く木道が見え始め、また、大峯奥駈道の峰々も屏風にように広がっています。駐車場からゆっくり歩いて40分。それでも、ホーム鈴鹿より500m髙い大台ヶ原は、トウヒの森が眼前に広がり、関西ではこの一帯でしか味わえない山の雰囲気を楽しませくれます。
帰り際、駐車場に建つビジターセンターに寄りましたが、歩く前に訪ねたほうが良いと思います ^^;
下山後は、自宅の近所で買ったものでいつもの…(笑)

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右側が 1周9kmの東大台ルートです
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ハートがいっぱい…コミヤマカタバミ
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まだ 新緑の散歩道が 残っていました
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楓は秋も良いけど この時期の方が 目に眩しい
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苔と共生…森の精
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笹原を貫く 石畳
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展望台を過ぎれば 頂が 現れます
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核心部の陰から 星が瞬く…ワチガイソウ
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立ち止まって…正木峠
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枯れ木は 大台ヶ原の代名詞
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展望台に立てば 1700mからの景色
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三角点には 寄付金が…
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ホンシャクナゲのピンクが 目に留まりました
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自然を守る 人工建造物群
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普賢岳(右)から行者還岳(左の三角)…大峯奥駈道
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展望台からの…正木峠
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展望台からの…大峯奥駈道
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山深い 奈良の峰々
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ティータイムの展望台は 静かでした
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展望台から…ここは大台ヶ原の北東端
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小さな小さな花でした…イワセントウソウ
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関西最後の新緑でしょう
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今日は ドラミングより鳴き声で…コゲラ(トリミング処理)
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また 来年まで…
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これは 2人分のいつもの…(笑)

ホームの谷と尾根…そして 花

5月12日 三重県鎌ヶ岳
早くも夏日を迎えた5月の週末。ホーム鈴鹿らしい谷と尾根歩きを楽しもうと主峰の駐車場に向かいました。

鈴鹿山脈三重県側は断層帯となり険しく、伊勢平野に向かって急傾斜となっています。その地形的な特徴から幾筋もの美しい谷と尾根を縫う登山道と山麓には渓谷を楽しむ遊歩道。また、急崖は斜面を崩壊させ、それぞれが個性的な山容をみせています。その中で、ひときわ鋭角的な山容を魅せるランドマーク、それが「鎌ヶ岳」。鈴鹿の槍です。
鎌ヶ岳の登山口は大きく3つ。一般的なカズラ谷と縦走を楽しめる鎌尾根の「宮妻峡」。鈴鹿スカイラインを利用し最短ルートとなる「武平峠」。そして、谷と尾根を楽しむ今回利用した「旧料金所前」。
鎌ヶ岳は3年振りで、前回はイワザクラを目的に、長石谷~長石尾根を周回しました。その時に見たアカヤシオの谷が印象的で、その下を歩いてみたいと思い、三ツ口谷~長石尾根の周回ルートを計画。しかし、三ツ口谷を詰めた稜線直下は落石の危険性が高いことを知り、途中から長石尾根に合流するルートに変更しました。
トラバースや巻き道が続き、ルーファイも必要なためか、一般ルートでありながらも訪れる人は少ないようで、渓流の音や野鳥の囀り、そして今ならではの新緑を楽しみながら、ホームの谷と向き合えそうです。
人気ルートの御在所岳中道の登山口になっているため、駐車場を始め周辺のスペースは車で埋まっていました。駐車場で準備をする全ての方が御在所岳を目指す中、我々は来た道を戻り始め、三ツ口谷ルートに入ります。三滝川に沿って雑木林を進んでいると、時々、並走するスカイラインを走るエンジン音が静寂を破りますが、通り過ぎると「沢と風のシンフォニー」が再開されます。30分程歩いて分岐点となり、白い河原の向こうにぽっかりと口を開いたようにして待つ空間、いよいよ三ッ口谷の始まりです。
支流はすぐに渓流となり、岩肌は激しく流れる勢いで削られ、厳しさを兼ね合わせた渓谷美。崖にへばりつくように続く道は、所々崩壊し、片足が置ける程度の細さ。踏み外すと結構な高さで渓流に落ちるため、緊張が続きます。これが「鈴鹿の谷」と言ってしまえばそれまでですが、アルプスなどと比較してもその危険性は変わりなく、むしろ高いと言っても過言ではないでしょう。
傾斜が緩くなると現れる「名も無き滝」。一条、二条、滑滝…。新緑が水面に映るかのごとく、清らかな世界です。事前に調べていた難所「大滝」。その分岐点(迂回路)に気付かぬまま大滝へ到着。しかし、この時期は水量が少ないのか大滝と気付かぬまま(笑)通過し、崖の巻道に取り付き、迂回路と合流したところで「さっきのが、大滝か… ^^; 」。そこからしばらく歩くと長石尾根との分岐点となり、三ッ口谷を離れます。尾根に入ると夏を思わせる陽射しに晒されます。前方には露出して白く光る稜線と鋭角的な岩峰。谷筋を進むことで、知らず知らずこの高さまで登ってきたことに正直、驚きました。前回、ここを歩いた時は視界が良くなかったため、今日はどんと腰を下ろした「御在所岳」を見ることが出来、「さすが主峰だなぁ」と感じました。
ザレた斜面では自らを起因とする落石に気を配り、谷筋とは異なる注意力が必要です。少し平坦な場所で周囲に目を配れば、南部鈴鹿の名峰と少し霞んだ伊勢平野。束の間の休息です。そして、薮中の急登を過ぎれば、忽然と現れる山頂標識。1,161m 鎌ヶ岳登頂。
下りは長石尾根を利用しますが、全体的にザレており足元は安定せず、何度か繰り返される登り返し。また、両側が切れ落ちた箇所もある地味に厳しいルートです。そんな状況をアカ・シロヤシオやイワカガミなどの花たちに支えられ、長石谷と合流した後に待ち構える最後の渡渉と駐車場までの登り返しを務め上げ、無事下山。
下山後は、暑さに負けたいつもの…(笑)

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どこからでもすぐに判るのは 本家の槍と同じ
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今年は初めてですね…イワカガミ
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岩陰にひっそりと?…キランソウ
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玄関口は優しい表情の三ツ口谷
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この道を超えなければ 次の道はありません
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見事でしたが イメージと異なりました…大滝
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御在所岳本谷とは 様子も雰囲気も異なります
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鈴鹿の谷っぽい 素敵な場所でした
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大滝よりも この滝が印象的でしたね
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頭上が開けると 分岐点も近い…
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長石尾根から 山頂を見上げます
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ホームでは 一番急登が続く 鎌ケ岳
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御在所岳…ピークは 真ん中左の小さな三角形
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アカヤシオの谷は 新緑の谷となっていました
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根元の葉が細いので…ハルリンドウかな?
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5月と言えば この花ですね…シャクナゲ
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山頂直下…伊勢平野までは指呼の間
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見た目より厳しい…水沢岳へと続く「鎌尾根」
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雨乞岳をバックに…アカヤシオ
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新緑の長石尾根で帰ります
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咲き始めのホワイトベル…シロヤシオ
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下山までお付き合いいただきました
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三ツ口谷越しに 鎌ヶ岳
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最後の難所は 水量が少なくて 助かりました
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冷たい いつものの季節になりました…(笑)

改元のGW…雷鳥沢 テントライフ

4月29日~5月3日 富山県雷鳥沢野営場
「平成」から「令和」に改元される2019GW。天候不順は覚悟の上で、約2年振りとなる立山駅に向かいました。

4月29日
雷鳥沢野営場は立山黒部アルペンルート「室堂」から約1時間。「室堂」へは長野県側は「扇沢」、富山県側はここ「立山駅」が起点となります。GWの立山と言えば「雪の大谷」。それをお目当てに、駅前は早朝から大勢の方が列を作ります。発売開始時刻の1時間前に並びましたが、ケーブルカーは2便の6時10分発。(後で知りましたが、当日往復券は9時には完売。また、この日は、両県側から合わせて12000人が室堂に来られたそうです)GW期間中は5時30分から営業されている駅構内のレンタルショップにて予約していた「ビーコン」を受け取り、いよいよ出発です。
高原バスに乗車すると、着いたも同然(笑)。車窓に広がる残雪の高さと比例するかのように、気分は高揚します。立山杉、滝見台、弥陀ヶ原。大日連山に薬師岳、最後は劔岳立山。そして、雪の大谷を過ぎると、室堂に到着です。
50分で1500mの高度を上げるため、ゆっくりと支度を始めます。緩やかなアップダウンを進む1時間の歩行。それでも高山病にかかれば回復は困難。ここは焦らずに暖機運転。
今回は4泊5日のテントライフ。13回分の食料に冬装備。5日の長丁場と思いカメラは一眼とミラーレスの2台。で、総重量は35kgとなり記録更新 (^_^;)
室堂BTから一歩外に踏み出ると、眩い雪景色の向こうには、浄土山から別山へと続く立山三山にひょっこりと半身が覗く劔岳。そして、鋭角なスカイラインを誇る奥大日岳。前日は、思ってもみなかったこの展望にまずは感謝。高山植物が周囲を飾っていた前回と違い、まだ雪に埋もれたみくりが池を過ぎるとエンマ台。そこから雷鳥荘に向けて下り始めた時、すれ違ったのは白い鳥。雷鳥です。これまでにもGW期間中に北穂沢や蝶ヶ岳、燕岳で見かけていますが、その山域に応じた積雪で羽が生え変わっており、冬毛一色は初めてです。登り返して後を追った苦労が報われました(笑)
夏、雷鳥荘を過ぎれば石畳の階段が野営場へと続きます。今は自由なルート選び。我々はダイレクトに野営場へ下る直滑降ルートを取りました。既に100張ほどありましたが、涸沢と比べれば、随分と空いている印象です。
この時期のテント設営はたて穴を掘ったり、見事な防風壁を作ったりと様々。今回は経験上、何もしないで大丈夫と判断し、整地の済んだところを5日間お借りすることにしました。昼食にもまだ早い時間で設営が完了。まだ、十分に山行の出来る時間はありますが、雷鳥沢 テントライフを楽しむには、貴重な晴れ間をここで過ごすのも、贅沢なことでしょう。
午後からは高曇りとなり、天候の下り坂を肌で感じながら、1/5は過ぎていきました。

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前日 呉羽PAから望む 劔岳から立山三山
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珍しい荷台付きのケーブルカー・・・助かります
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滝見台より 称名滝(左)とハンノキ滝(右)…高原バス車中より
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高原バスは左側に座るのがお薦め…劔岳
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室堂BTの内と外は別世界…立山(雄山)と浄土山
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別山から劔岳を 望めるのだろうか…
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標高では劣りますが その容姿は負けていません…奥大日岳
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ヘルメットはザックの上に取り付けています(笑)
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雪面に立山が映り込みそうな天気…みくりが池
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何を想い 何を見つめているのか…
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山頂には数名の姿 雪面にはトレースとシュプール・・・劔岳
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夏よりも広がりを感じました
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自然と人工の雪紋が織りなす陰影
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微妙なアップダウンが 雷鳥荘まで続きます
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立山上空に巨大な日暈(ひがさ) 天気が崩れるサイン…^^;
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多い? 少ない? 雷鳥沢野営場
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丁度 我々のテントに合う台座がありました
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今回のお供…右から ビーコン・捜索ヘリサービス発信機・御守り
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これから5日間 テントライフを楽しみましょう
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五目寿司と鍋風汁が 初日の夕餉

4月30日
「平成」最後の朝は今にも雨が降り出しそうな空。それでも辛うじて稜線を眺めることが出来、テントライフに花を添えてくれます。今回、提出した山行計画では、今日、明日が停滞。2日が奥大日岳、3日が別山です。天候は2日が午後から晴れ、3日は晴れ予報。しかし、昨日の室堂における人出を考えれば、最終日の山行は見直しが求められます。
そんなことを思いながら、ラジオから流れる音楽と平成の出来事を振り返っていると、その人工的な音に混じって、時折、聞こえてくる「ガァ~ォ~」と言う雷鳥(雄)の声。すぐ近くで鳴いているようにも聞こえますが、意外とよく通る声で、周囲のハイマツに居るのか姿は見えません。
おやつタイムが過ぎた頃、薄日が射し始め、それに伴って山肌に陰影が躍り始めます。ここと同じように周囲を3000m峰に囲まれている涸沢と比較してしまいますが、涸沢が直線的なシルエットであれば、ここは曲線的。僕の大好きな「自然の曲線美」の宝庫です(笑) そして、涸沢と決定的な違いが、懐の奥深さのような峰々との距離感。以前は涸沢派でしたが、今は、雷鳥沢派。
平成最後の食事は、中華丼と野菜汁。娘の成長と共に過ごした平成時代。娘も独立した今は、改元も時代の流れかと思いつつ、午後8時消灯…。

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平成最後の朝は高曇り…
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幾筋もの雪崩跡…
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雷鳥沢ヒュッテの物資運搬車…除雪車と共同作業
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雷鳥沢ヒュッテの帰り道
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昨日は無かった雄山直下の雪崩跡…そして 縁を進む 3人のBC達
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夕方 思いも寄らぬ陽射し… テントライフの面白さ
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斜光は 斜面を躍らせます
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忽然と現れる白き峰 晴れ間にない感動
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まるで大海原に浮かぶ 島のようでした
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平成最後の晩餐

5月1日
霧に包まれた「令和」時代の幕開け。空と地上の境がなくなり、まさしく、立山曼荼羅観、極楽浄土へと続く世界になりました。但し、こんな日は気温が下がらず、ある意味、テントライフは快適になります。
夏にはさほど感じませんが、今回は雷鳥の鳴き声が全方位から聞こえてきます。まさしく、雷鳥沢野営場の名のとおりです。そして、今日もラジオから流れる音楽とお喋り。時代は「令和」に変わりましたが、ここでの生活は何ひとつ変わりません(笑)
今日の予定は、山行以外ではここ雷鳥沢のメインイベント「源泉かけ流し温泉」。行き先は、小高い丘に建つ(笑)「雷鳥沢ヒュッテ」。雨雲マップとにらめっこしながら、出発の時を待ちます。夏場は大勢の登山者で賑わっている温泉も、今日は数人だけ。身体を動かしてはいない中での入浴は、先に心が温まります。
ヒュッテからの帰り道、緩んだ雪に足を滑らせながら奥大日岳へ続くトラバース道を見れば、斜面の変色が進んでいました。また、登山道ではないものの雄山や真砂岳直下の谷には幾筋もの雪崩の跡があります。トラバース道が苦手なバディにとって、この状況で奥大日岳へ向かうのは危険と判断し、明日の行き先は別山に変更。最終日の3日はアルペンルートの混雑を考慮し、晴れマークひとつの予報ですが、撤収のみとしました。
雨が上がった雷鳥沢の夜。藍色の空に銀嶺がぼんやりと浮かび上がります。明日は冬型に戻り、明け方にかけて降雪の模様。「別山からの剱岳」。それを願って3回目の夜。

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「令和」最初の朝…真っ白(笑)
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小雨になったので 雷鳥沢ヒュッテへ
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この扉の手前には 卓球台がありました
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雨も上がり 再び 高曇りの立山
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ゼブラ模様になってしまった 奥大日岳への稜線
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この時期の雪質は 日々 変化します
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「令和」最初の晩餐(笑)
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明日の朝は降雪予報…束の間の時間
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GWテントライフならではの 蒼い立山
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明日は あの頂に 立てるのだろうか…

5月2日
水滴が氷結し、テントの外張りが白く染まった朝。周囲の様子はそれ以上に白一色。予報通りと思いつつ、午後からの回復に合わせた出発時刻の9時が迫ってきます。しかし、霙は止むことがなく、稜線も隠れたまま時は過ぎ、結局、出発したのは10時でした。
深夜からの降雪は山肌を塗り直したかのように白く染め、寒気は雪面を凍らせます。アイゼンの爪が確実に雪を刺すと同時に、聞こえてくる心地よい音。忘れかけていた雪山の感覚が蘇りました。
夏道は雷鳥沢右側の尾根を剣御前小屋に向けて伸びていますが、残雪期の今は左側の尾根を直登し、奥大日岳から続く稜線に合流後、別山乗越(剣御前小屋)、そして、別山へと向かいます。
野営場を過ぎ称名川へ下る地点で、テントサイトから見る景色とは異なる圧倒的な雪景色。一面に広がる真っ白な雪稜の向こうに黒く聳える岩稜。その稜線を激しく雲が流れ、風の強さを物語っています。
前回、稜線から眺めた室堂から雷鳥沢野営場。白と緑の織り成す嫋やかな光景が印象的でした。今日は稜線を境にし、空と大地のシンメトリー。そして、広大なスクリーンに繰り広げられる曼荼羅マッピング。昨日までの停滞を忘れさせます。
雷鳥沢から登り出し、やがて、左に大きく弧を描いて、尾根に上がります。まだそれほど登っていないのに、雷鳥沢野営場が遥か下方に見えるのは、北穂沢でも感じました。ここからはほぼ一直線に稜線を目指しますが、小屋が小さく見えるだけで稜線は雪壁の向こうに隠れています。ただひたすら目の前にある斜面と向き合い、一歩一歩を踏み出します。冬道は自然と直登になり、傾斜はきつくなりますが、良く締まった足元は平坦であり、夏道よりも歩きやすく感じます。もし、昨日までの腐れ雪であれば、大変な苦労を強いられることでしょう。
奥大日岳が真横に見える頃、青空に雲が占める割合が増えてきました。時折、突風が氷の粒を巻き上げ、通り過ぎていきます。3度目の急登を終えるとハイマツが顔を出す稜線に出ました。稜線の向こうには剣御前でしょうか、岩と雪の殿堂「劔岳」に続く道…と、ここで猛烈な突風に襲われます。時間にして30秒~1分ほどでしょうか、一向に衰えを見せない20m程の風が、登山者の動きを止めます。その後も、断続的に突風が吹き、立ち上がるタイミングが判りません。このままじっとしていると体力と体温を奪われるだけであり、また、これから続く稜線をこの風の中進むのはどうなのか、進退の判断が求められます。先行した他のパーティの方の動きを見ていると、この場所が突風の抜ける地点ではないかと思い、また、天候の悪化はなく、小屋にて休息が取れると判断し、躊躇するバディを促して山行再開です。(結局、10分以上停滞) 少し横移動した後、稜線に上がれば、予想通り突風は治まっていましたが、両側が切れ落ちた稜線の通過が待っており、まだまだ神経戦は続きます。風の衰えが感じられない小屋前でバディは寒さを訴え始め、別山へ続く稜線歩きは無理と判断し、剣御前小屋を今日のピークとしました。
小屋で昼食を取りながら、青空の回復を待ちます。しかし、一向にその気配はなく、午後1時30分に下山開始。バディと相談をし、稜線を下り切るまではロープ確保をすることにしました。
強風から解放された山歩きは、再び、落ち着きを取り戻し、GWとは思えない静かな山行となり、暖かな陽射しで明るさと賑いを取り戻した野営場に無事帰還。
夕方、雲ひとつない空が広がり、その後は落日と共に染まる立山が山行の終焉を飾ってくれます。そして、4回目の夜にて初めて満天の星空が広がる下、最後の消灯…。

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ようやく 出発の時を迎えました
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この広い世界に さぁ 出発!
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激しく踊る 雷鳥
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称名川を登り返して 雷鳥沢野営場
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まずは あの尾根を目指して 進みます
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一息ついて振り返れば あんなに小さくなりました
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急登ですが アイゼンが良く効いて 登りやすい
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突風の稜線…倒れ込んで回避するBCの方
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今回の核心部…風がポイントですね
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左側の足元は このようになっています
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核心部(手前の稜線)を振り返ります…
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乗越は風が強まります…剣御前小屋
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別山に登れば 帰りの体力が…」は バディの弁
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「また 来るがいい~」は 剱岳の弁
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山の事故は 下山が多いので…
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右側の景色…劔御前方面でしょうか
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左側の景色…雷鳥沢から室堂 そして 薬師岳
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「一の越山荘」の向こうには 北アの盟主「槍ヶ岳
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足で雪を払っていました…(トリミング加工済)
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GWなのに この静けさ…登頂より有難い(笑)
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雪庇のメッカ 奥大日岳への稜線
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機会があれば 歩いてみたい
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称名川が 近付いてきました
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ゼブラは ホワイトホース になりました
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今日の道(左の稜線)を 振り返ります
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後光とともに 陰影が美しい 奥大日岳
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救助でなければよいですが…長野県警ヘリ
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雷鳥沢野営場ならではの 景色だと思います
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アーベントロート…正しく 赤く染まる夕刻
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満天の星が 雪稜を 灯します

5月3日
深夜、テントから顔を覗かせると期待通りの星空。(この時期の天の川は3時頃が撮影に適しています。)
テントサイトから少し離れてヘッデンの灯りを消すと、そこは小宇宙の世界。別山方面に向かう登山者の灯りが揺れ動く頭上には、過去(浄土山)と未来(別山)を繋ぐ架け橋「天の川」。いつもは町の灯りが写り込む星空写真。それが別山方面に限れば漆黒の世界となり、正しく、その向こうにある地獄(劔岳)へと続く立山曼荼羅。風のない静かな夜は、いつまでも星空を見上げていたくなります。
朝、テントサイトは一番の賑いを見せていました。BC、登山、テントライフ組…、それぞれが快晴の立山ライフを楽しんでいるようです。真砂岳別山の中間から太陽が顔を覗かせ、野営場は一気に輝きを増します。
奥大日岳から始まる野営場を取り巻くスタンド。もう何度、見上げたことでしょうか。決して天候に恵まれた5日間ではなかったけれど、テントライフを楽しむことは出来た5日間でした。
「平成」から「令和」へと改元された思い出と共に、この5日間は我々の記憶に留まります。
食料分約3kgが軽くなったとは言え、雷鳥荘へと続く急登は、本日の核心部。緩み始めた雪面を攻略しながら、雷鳥沢野営場に別れを告げました。
やがて、稜線の陰から顔を覗き始めた「劔岳」。別山にて向き合える日を楽しみに、また、来ようと思う今回のテントライフ。明日からの好天予報に室堂から雷鳥沢に向かう大勢の方々。今日は賑やかなテントサイトになることでしょう。
みくりが池辺りまで戻ってくると、観光客の姿が増え、下界に近付いてきたことを実感します。そして、室堂BTはGW真っ盛りの賑いで、遭難しそうになりました(笑)
4泊5日のテントライフは7年振り。ここ雷鳥沢野営場は、これからの我々にとって、最適な場所になることを確信した5日間でした。
下山後は、あらかじめチェックしておいたお店でいつもの…(笑)

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未来へつなぐ 天の架け橋…
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今日も誰かが 別山 を目指します
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初めて 朝日を 拝むことが出来ました
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テントから顔を覗かせば この景色
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「いつまでも居れるなぁ…」は 隣の方の弁…同感
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真砂岳直下の稜線を登っておられます
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「次回も よろしくお願いします」と 別山に…
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今日の核心部…緩いルートで 雷鳥荘に向かいます
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別山」から「雷鳥沢野営場」…今日だと登頂できたな…
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地獄谷からの風が 一瞬 視界を曇らせます
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この広い世界が 堪らなく素敵でした
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次は 別山でお会いしましょう
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みくりが池の畔は 融雪が進んでいました
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前衛峰の変化も 見どころのひとつでしょう
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この時期は 雪庇でなくても 崩落するのですね
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「雪の大谷」出口付近…バス通りも歩くことが出来ます
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5日間のテントライフ…ここまで来ると「あぁ ヤレヤレ」
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「雪の大谷」…意外と短い…(笑)
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午後からは 普通の観光者…立山限定グッズ
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柑橘系とチョコが マイブームの いつもの…(笑)

伊勢の霊峰にて 春の円遊…

4月13日 三重県堀坂山
花の便りを探しながら目に留まったのは、名前だけは知っていた地元・三重の山。いつもは「食」をテーマに訪ねる(笑) 松阪市へ向かいました。

堀坂山(ほっさかさん:757m)は局ヶ岳(つぼねがたけ:1,029m)、白猪山(しらいざん:819m)と共に「伊勢三山」と呼ばれ、また「伊勢富士」の別名もあります。山頂に富士権現が祀られる等、古くから信仰の山として親しまれ、又、堀坂峠までは車で入れることから、気軽に山歩きを楽しめます。この他にも、森林公園と峠を境にした観音岳を結ぶ周回の「雲母」「尾根」コースや観音岳の稜線に伸びる「創造の森」「野鳥の森」の2コースがあります。
そして今日、私達が辿るのは、沢の小川沿いに続く古道「いにしえ街道」で峠に向かい、そこから、堀坂山へ。再び、峠に戻り、観音岳に向かって尾根ルートで下山。この時期ならではの「花道」ルートとしました。
山麓の森林公園からしばらくは県道を歩きます。山肌を飾るヤマザクラと新緑のグラデーション。春ならではの息吹を感じながら見上げると堀坂山の頂。30分ほどで県道と別れ、「国学の四大人」の一人、本居信長が明和9年に通ったとされる旧登山道へ進みます。
今回のお目当て「シロバナネコノメソウ」を初め、小さな春を満喫しながら峠に到着。堀坂大権現の鳥居をくぐると堀坂山への直登が始まります。山頂までは1町(109m)毎に標識があり、10町の標識には文字の横に「残り80m」と書かれていました。
急登や木の根道に岩稜帯…(笑)。しかし、全体を通して柔らかな地面はとても歩きやすい道です。針葉樹から広葉樹へと移り、視界が開けてくると堀坂山に登頂。
伊勢三山は、伊勢湾を行く船からは航行の目印とされ「伊勢の三星」とも呼ばれていました。その名の通り、伊勢湾に沿って広がる街並や伊勢三山からおらが山「尼ヶ岳」へと続く西の展望。伊勢湾を守る山らしい見事な眺望です。
さて、次の目的地は「観音岳」。峠まで300mほど下って150mほどの登り返し。峠から観音岳は15町と36m。距離は1.5倍ですが、標高差は半分です。
先ほどまで居た堀坂山が谷の向こうに見えるとなだらかな稜線散歩が楽しめます。足元にはスミレの「花合唱」。そして、対岸の稜線から麓へと続くヤマザクラ は「春の滝」。水飛沫の代わりに花弁が舞っていることでしょう。
突き出た感じの観音岳山頂からは松阪市街や伊勢湾が更に迫り、森林公園から堀坂山へ続く稜線をつなげると、このルートは馬蹄形になっていることが判ります。
山頂の東側に咲く「ヒカゲツツジ」。この花も今回のお目当てでしたが、来週頃が見頃のようで、ほとんどがまだ蕾でした。それでもアセビやツバキ、レンゲツヅシと言ったこの時期ならでは花を愛でながら、散り始めた桜を名残惜しむ人々で賑わう森林公園に下山。
機会があれば、また、訪ねたいと思うほど、様々な要素がコンパクトにまとまった良いルートでした。
下山後は、本来のテーマに戻って、いつもの…(笑)

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ヤマザクラの美しさに触れられる 山ヤの喜び
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ようやく 気付けました…シロバナネコノメソウ
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以前は気付いても 撮らなかったなぁ…コガネネコノメソウ
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古道は ネコノメソウ通り…ボタンネコノメソウ
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清楚な佇まいでした…ミヤマハコベ
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森林公園~峠⇔堀坂山~観音岳~森林公園…古道は載っていませんが 350m付近に分岐点
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信仰の山である証…大日如来坐像
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春霞み 日本の四季です…堀坂山山頂より
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白猪山(左端)、局ヶ岳(中央奥)、三峰山(右奥)
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おらが山(右端)方面を眺めます
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巻き道ルートでは通り過ごします…おなご観音
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春の雪洞…ダンコウバイ
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春の吊燈籠…キブシ
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春の音楽隊…コゲラ
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巨本と出逢うと 何か嬉しい…ヤマザクラ
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この後 山頂は大賑わい…と言っても10人程度(笑)
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この景色を見るために 観音岳に登っても良いと思う
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昼下がりの尾根道…アシビ
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名前通りではありませんが(笑)…ヒカゲツツジ
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冬から春へ…ツバキ
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この花を見ると 春が来た気分になる…ミツバツツジ
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ウグイス色の鳥は メジロです…メッチャ トリミング加工(笑)
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麓と山の桜が共演していました
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停泊中の「花筏」…森林公園
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松阪は牛だけではないことを いつもので…(笑)