Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

登らない時は 思い出の地へ…御嶽・田の原

7月14~15日 長野県田の原天然公園
2014年3月以来の田の原天然公園。ここは、御嶽山王滝ルートの起点。登山だけでなく何度も訪れた思い出の地。
今回は「星と雲海と御嶽山」の出会いを求めてやってきました。
車を利用し、山に登らなくても、2000m級の雰囲気を味わえる「田の原天然公園」。いい時間をいただきました。
次にここへ帰ってくるときは、剣ヶ峰を訪ねるときでしょう。

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まさに 天を流れる川です
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15年振りの大接近「火星」と天の川
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久しぶりの雲海に ちょっと感動…
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北アの峰々に 思いを馳せる
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2000m級の空気が 御来光を飾ります
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この時間が やっぱり好きだなぁ…
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ここは「おんたけ2240」のゲレンデトップ
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中央アルプスも 御無沙汰です
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この峰々も 思い出の地
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初めて登ったのは 17の夏…乗鞍岳剣ヶ峰
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王滝ルートをエアー登山
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これぞ 御嶽山の風景です
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何だろう この山に寄せる思いは…
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前回は積雪で 貫に手が届きました
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シラビソの球果があちこちに
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これが 木曽御嶽山 です
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今日はここまで…遥拝所
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道端の花に 足が止まります…ツマトリソウ
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山麓の夏の花…アザミ
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木曽の風物詩でいつもの…(笑)

白花3種森…大峯奥駈道

5月27日 奈良県大峯奥駈道
入梅の頃、小さな白い花をつけるクサタチバナ。開花の便りを聞き、その群生地を訪ねました。

群生地への最短ルートは、地図には載っていないバリエーション。とは言っても、良く踏まれた道は案内表示がないことを除けば、一般ルートと大差はありません。また、最近ではルート上に放置された廃トラックにちなんで「タイタン尾根」と呼ばれています。急な鉄階段から始まるこのルート。しかし、奥駈道に合流するまで急登と呼べる箇所はありません。すぐ支尾根(タイタン尾根)に取り付き、両側に植林帯が広がる新緑の道を登ります。
この時期、花の他にもうひとつ楽しみがあります。それは「ハルゼミ」。夏の夕暮れに裏山から聞こえてくる「ヒグラシ」の響きのように、その涼しげで包み込まれるような鳴き声はいつも聞き惚れてしまいます。
やがて、檜の巨木が出迎えてくれると、僕が「森の主」と呼ぶ、巨大な根上がり檜が現れます。この檜は複数の樹木が一体化し、今ではひとつの生命体としてこの尾根を見守っているように思えます。その樹形は見る角度で変わり、訪れる者に崇高さを感じさせます。主を過ぎれば、「タイタン尾根」の由来となった廃トラックがある「清明ノ尾」に合流。物言わぬ廃トラックに何故か心を寄せてしまうのは「大峯山系」という土地柄でしょうか?ここで展望が開け、大普賢岳や行者還岳等奥駈道の頂を望めます。最近、ここを訪れる時は、ミルキーウェイな日が多いので、この景色も新鮮に感じました。
ここからしばらくは、緩やかな道を進みます。道端にはすでに花を落としたシロヤシオと小さな花を寄せて見頃を迎えた「カマツカ」。そして、笹原の広い尾根を登り切ると、初夏の陽射しを受ける笹波の一本道。大峯奥駈道に合流です。目の前には、GW前半にテント泊山行をした弥山やシャクナゲが印象的だった尾根が現れ、当然、この景色も久しぶり…。
奥駈道には鈴のような白い花をたくさん付けた最初のお目当て「シロヤシオ」が何本か残っており、陽光を花びら一杯に浴びて輝いていました。その白いスカートが薫風に揺れ、ハルゼミの鳴き声とともに笹原の道を歩けば、「苔の丘」と呼ぶ場所に到着です。ここで2つ目の白花「ヤマシャクヤク」を探します。株は道沿いに数株ありましたが、すでに時遅し。首を伸ばして更に周囲を探すと、奥まったところに一輪だけ咲いていました。その後も、数株咲いていましたが、苔を踏まねば近寄れず、遠目でそっと眺めるに留まりました。
ここから露岩のトラバース。唯一、足元に注意をしなければならない箇所ですが、そこを過ぎれば、目の前に広がる緑の草原。見頃は次の週末頃かと思う3つ目の白花「クサタチバナ群生地」に到着です。写真のモデルを探しながら、群生地を少し先まで歩くと大峰山系とともに「近畿の屋根」と呼ばれる台高山脈が一望できる場所となり、今日の折り返し地点となりました。
「苔の丘」に戻り、ハルゼミの合唱に包まれながらのランチタイム。晴れてる日もいいけど、来年はやっぱりミルキーな日に訪ねようとバディに話しながら、タイタン尾根へ戻りました。
下山後は、近くでキャンプをしていた奈良の娘と合流し、山談義と共にいつもの…(笑)

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ヒメシャラのヒンヤリ感が 心地よい季節になってきました
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今にも歩き出しそうな気配…(^^)
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新緑も 色濃くなり始めました
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巨木エリアの お出迎え
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人間界にはない 自然界のパワー
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何事も根っこが 大切ですよね
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この山の連なりが 僕の中の大峯…大普賢岳~和佐又山
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やがて 木々が全てを隠すのでしょう
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タイタンの兄貴分…E2500
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あの廃トラックがこの道を走っていたのか…
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鎌の柄に利用されていたそうです…カマツカ…ソノマンマヤン(笑)
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五葉躑躅(シロヤシオ)は 花だけでなく葉も楽しめます
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今日は 空が近いと思う 奥駈道
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先月 歩いた稜線…八経ヶ岳~弥山
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このルートで 最も好きな場所
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美しい曲線美とシロヤシオのコラボ
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素敵な笑顔が たくさん溢れています
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「公園の散歩道」と呼べる このルート
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高貴な佇まい…ヤマシャクヤク
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このルートの代名詞…クサタチバナ
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緑の小径は 初夏へと続く道
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いい味を出してくれます…ヒメレンゲ
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トリミング機能は凄い…コゲラ
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笹の海を 白波が襲う
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「またね」…いつも声をかけてしまいます
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娘が見つけた 意外性の名店で いつもの…(笑)

新緑と木漏れ日と薫風の縦走路…ダイトレ北部

5月12日 ダイヤモンドトレール(伏見峠~屯鶴峯)
ダイヤモンドトレール(通称 ダイトレ)とは、1970年に大阪府によって整備された自然歩道であり、北は屯鶴峯(どんづるぼう)から南は槇尾山までの約45km、大阪、奈良、和歌山の県境稜線をいく関西を代表する縦走路です。
約26年間、大阪の南河内で過ごした自分にとって、ダイトレの稜線である二上山大和葛城山金剛山は日常生活に溶け込んだ景色でした。その意味では、六甲全山縦走路よりもダイトレの方が身近です。しかし、身近な故、その全体像は膨らみ、また、アップダウンを繰り返すコースはここ数年前まで寄り付きがたい印象がありました。1年半ほど前に地図を購入し、ルートを下調べ。いずれ機会があればと思っていましたが、ついにその日がやってきました。
ダイトレは六甲全縦より距離が短いとは言え、累積標高差は高く約3600m。自宅から交通機関を利用するため、1日での完走は僕には無理であり、ほぼ中間地点から北の起点「屯鶴峯」を目指すことにしました。

起点となるJR「北宇智」駅へ向かう車窓に広がるのは、これから歩く金剛、葛城のダイトレ稜線。長閑な車窓風景とは裏腹に、ロングトレイルに向けて気持ちを高めます。
北宇智駅からダイトレへ合流するには「伏見峠」か「久留野峠」になります。事前に所要時間とルート状況を調べた結果、伏見峠に向かう天ヶ滝道としました。駅まで小1時間ほど歩いてようやく木洩れ日溢れる人工林の登山道へ。急登と平坦道が繰り返し現れる登山道は、正に有酸素運動トレーニング。快適な歩調とともに視界が明るくなり始めると稜線が見え、本来のスタート地点「伏見峠」に到着です。
ここまで約2時間。六甲全縦の場合、2時間毎に10分休憩で歩いていましたが、ここまでの調子と距離が短いことから「今日は休みなしで行けるところまで行ってみよう!」と新たな目標を設定。
まずは第1ポイント「金剛山」を通過し、第2ポイントの「水越峠」へ階段を急降下。途中、第3ポイントの大和葛城山が見える場所では、六甲全縦にないアップダウンを実感しました。車では通過したことのある水越峠。大阪と奈良の県境でもあります。ここから登山者が増え、急な登り階段が続くために自然渋滞が発生しました。陽が高くなるにつれ気温も上昇し、一段一段が厳しくなってきますが、可能な限り息を切らさない呼吸で歩きます。
頂上付近に咲くツツジで山肌が赤く染まる様子が麓からもわかる大和葛城山。すでに見頃は終わっていますが、ロープウェイで気軽に登れることもあって、家族連れなど大勢の方で賑わっていました。
北尾根分岐を過ぎると、再び、静かなダイトレに入り、第4、第5のポイントを目指します。時折、起点の方角から登って来られる登山者やトレランの方とすれ違い、挨拶程度の言葉を交わします。
階段の多さを始め、岩橋峠から岩橋山、竹内峠から二上山等、全縦ではなかった終盤の連続登り返しにも足を止めることなく、最終ポイント「呑鶴峯」に到着。小学生以来実に40数年振りの奇勝は初めて訪れるような新鮮さでした。
入口階段横に設置された起点の石版が本日の目標地点。あわせて、30㎞、7時間30分を休憩なしで歩く目標も無事達成。
ここから最寄駅「二上」まで約3㎞。途中にあったコンビニは、まさしく、オアシスのようでした(笑)
下山後は、泊まりに来ている義従姉妹が待つ自宅でいつもの…(笑)


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のどかな無人駅が 今日の出発点
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田圃に映る山並…日本の原風景
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昔は 木々の花には 興味が湧かなかったなぁ…
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木漏れ日が 檜林を飾ります
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ダイトレの文字に 少し感動しました
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金剛山からダイトレ南部の稜線…いつの日か
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何か 嬉しい気分になりました(笑)
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左 いせ なら ごせ…右 よしの こうや
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次のピーク 大和葛城山…緑の濃淡が人工的
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階段も多いけど 歩きやすい道も多い
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今来た稜線は すでに彼方の道
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紅葉だけでなく 緑葉も素敵です
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南河内の景色が近付いてきました
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ルート上のポイントに 17ヶ設置してあります
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水越峠からの階段道…一歩の重みを実感
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東側には大和盆地の景色が広がります
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山頂手前 パラグライダーのグループが活動中
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風を読み 見事なテイクオフでした
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つつじ祭りで 賑わう声が聞こえてきました
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見頃は過ぎていましたが 雰囲気は味わえました
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金剛山を振り返ります…このあと カメラが落下…(T_T)
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更に一歩の重みを感じて(笑)…登頂
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最初は「ダイヤモンド・トレイル」のようですね
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竹内峠…日本最古の官道「竹内街道」を横断
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年代物ですね 現在地がどこかわかりません…^^;
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最後の「二上山」は 万葉集の山
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その白さにあらためて驚きです…屯鶴峯
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次は南の起点で 逢いましょう
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車窓から 今日の稜線を…
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義従姉妹に頂いたお土産が いつもの…

GW後半はテントライフとグリーンスマイル …弥山

5月4~5日 奈良県弥山
予定していた鳳凰三山は早々と中止し、1泊の山行計画に変更。GW前半の候補地であった奈良県大峰山系の弥山に向かいました。

5月4日
弥山登山口駐車場へは、国道309号線で西の天川村か、東の上北山村から向かいます。毎年、12月から4月まで通行止めとなり、テント泊山行は通行止め解除にあわせて計画をしていました。そのため、小屋開け前の静かなテントライフを楽しめる訳ですが、それ相応の装備が求められます。今回はGWまっ只中。人気の山が故、どんな状況なのか想像もできません。5時前に家を出発し、駐車場に着いたのが6時半過ぎ。すでに第1駐車場は満車で、初めて第2駐車場に停めました。(ここも7割以上は埋まっていたと思います)
テント泊山行は昨秋以来の7ヶ月振り。普段通り、自炊用の水(5リットル)を担ぎ、冬用シュラフに食材そのほか諸々…計量は28kg(カメラは除く)。一抹の不安はありますが、良く知っているルートなのでペース配分に注意をすれば大丈夫でしょう。
登山口は奥駈道ではなく、まず、「奥駈出合」の稜線を目指します。天気予報では午後から回復するも、稜線では北西の風が強いとのこと。また、急激な天候の変化に加え、この山域は雹、落雷に注意が必要です。いつもは汗を拭いながら登る尾根道も、寒気の影響で冷たい風が吹き、アウターを着て登る登山者が多く見られました。(我々は長袖シャツ)
風は出合で更に強くなり、休憩時にはフリースを羽織ります。ここから聖宝ノ宿跡までは緩いアップダウンが続く稜線歩き。12月、見事な霧氷を見せてくれた奥駈道は、新緑の準備を始め出したブナ林と緑豊かなバイケイソウの道となっていました。空模様が怪しくなってきたなと思っていると、コツン、コツンと白い玉が空から降ってきました。霰です。すぐに止みましたが、平地と違い山は怖い場所だとあらためて感じる出来事です。
再び、登り坂となり、第2展望台を過ぎた何度目かの階段で小屋の三角屋根が見えると、「肩の荷が下りた」と思えます。途中、テント装備の方が抜いて行かれましたが、国見八方覗のテントサイトは一番乗り。そして、今日も霧氷のトウヒが出迎えてくれました。
昼食の準備をしていると、「居たぁ~」の声。前日に山友、通称「奈良の娘」から「テント宅を訪問しようかな~」と連絡があったのでした。彼女とは初登り以来の4ヶ月振り。積る話で夕食タイムまで一気に過ぎていきました(笑) 
夕食後、夕陽とマジックアワーを期待して、いつもの場所へ。期待通りに空は澄み渡り、先ほどまでの時間が嘘のように、静まり返った時間を過ごす3人です。一番星、二番星…。町に明かりが灯るように、夜空に星が瞬き始めました✨
弥山小屋のテントサイトは小屋付近と国見八方覗の2ヶ所。さすがにGW、所狭しにテントが張られていましたが、20時頃には上空を流れる風の音が聞こえるだけ。その後、テントサイトの音と言えば、星空を撮りに行く僕の足音だけだったように思います…。

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世界遺産…我々は関係のない世界観
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この道から始まる 我々の世界観
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新緑に浮かびあがります…石楠花
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冬枯れの林に 春の芽吹き
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1300年以上の古道…奥駈道
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バイケイソウの緑が 林床を染めます
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予報通りに 霰が降ってきました
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通り過ぎてしまいそうな 道端のスミレ
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霧氷の白と春紅葉の紅
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尾根と谷 そして幾重もの稜線 ここは神々の世界
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いつもほっとする 小屋の三角屋根
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12月とは趣が異なる 5月の霧氷
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時折 青空ホールが上空を通過します
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まさしく 粉砂糖を振った感じ…(笑)
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今回は見るだけの近畿最高峰「八経ヶ岳
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次の霧氷まで いろんな山行があるでしょう
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この景色ほど 温かくはない 今日の弥山
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風になびく 今月限定のヘアーキャップ
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苔の丘に 散りばめた白いベル
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何度訪れても素晴らしい 苔のテントサイト
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日没前に 夕食としましょう
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陽射しが 優しくなってきました
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普賢岳へとつづく奥駈道…大好きな景色
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幽玄の世界が 近付いてきました
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ここで見る夕陽は 特別な思いが 甦ります
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先人はここで何を思い 何を祈ったのでしょうか
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マジックアワーに宵の明星が灯る
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親子テントサイト(笑) から宵の明星
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今夜も宇宙を感じることが出来ました
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大台ケ原から月の出…右上は木星

5月5日
この時期、天の川の見頃は午前3時。しかし、今夜の月歳18、天の川との距離も近いため、観望は無理だと思いながらも一応アラームをセット。フライシートのファスナーを上げると、やはり見事な月夜でした(笑)
続いて、朝4時。テントサイトは出発準備で賑やかになってきました。本日、奈良県の日の出時刻は、5時3分。準備をしてテントを出たのが、娘とほぼ同時。バディはまだ起きておらず、いつもの場所へは2人で向かいました。相変わらず冷たい風は吹いていますが、日の出前の凛とした空気が寒さを忘れさせます。しばらくすると、バディがやって来て、無事親子3人で御来光を眺めることになりました(^^)
昨夜、月が出たところより北側から御来光。地平線近くは薄く雲がかかっていたため、昇ってくると言うより、朧げな太陽が次第に浮き出てくる感じでした。やがて勢いを増してくる紅の光は、見ている我々にも届き、同時に苔や木々を照らし始めます。修験道の修業場として開かれた大峯奥駈道。その時代から毎日繰り返される夜明け。立ち枯れのトウヒは時代の中でどう移り変わっていくのでしょう。アルプスでは感じることのない朝を、ここではいつも迎えます。
テントサイトに戻ると、すでに数組が出発をしていました。GWで賑やかだったテントサイトは、早くもいつもの静けさを取り戻しています。青と緑が織り成す世界を眺めながら朝食タイム。ここではのんびりとした時間を過ごすことを大切にしていますが、下山の時は訪れます。最後に弥山神社にお参りをし、安全祈願をしてから小屋を後にしました。
見事な五月晴れが広がる中、早くも登山者がやってきます。さすがGWですね。いったい何時に家を出ているのでしょうか。その後も、次から次へと登って来られ、待機時間が嵩んできますが、12時までに下山すればと余裕綽々です。鳥の囀りに姿を求め、枝を飛び移る姿に一喜一憂。また、昨日と打って変わって燦々と陽が降り注ぐ林床にはバイケイソウが一面に広がり、まさにグリーンロード。3人で会話を弾ませながら、自然と笑みがこぼれます。
奥駈出合で娘と別れ、我々は石楠花が待つ尾根道を下ります。昨日は薄曇りであったため、1日で新緑が進んだのではと思えるほど、谷を飾る新緑は眩しく思えました。
「近くて良い山」
そんな言葉がピッタリな今回の山行でした。
下山後は、暑い日にピッタリないつもの…(笑)

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夜明け前 大普賢岳から大台ケ原
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こんな御来光もあるんだ…
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遠く法螺貝の音が 聞こえてきそうな夜明け
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神々から 命の灯
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大地を染める朝は 一期一会
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五月晴れ そんな言葉が自然と浮かびます
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賑やかっだテントサイトも このとおり
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弥山の魅力(一部w)が詰まった1枚
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稲村ヶ岳から大普賢岳を一望…秘密の場所から
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同じく一望…一般ルートから…(笑)
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下山前 母子で眺める大峯奥駈道
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お気に入りのいつもの場所で 娘がパチリ
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12月 霧氷に染まった尾根道…手前の尾根が下山路
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この辺りが新緑に染まるのは あと少し先
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奥駈道の縁を飾ります...ワチガイソウ
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枝から枝へと忙しそうです...シジュウカラ
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見つめる先には 何があるのでしょう…ゴジュウカラ
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「聖宝ノ宿跡」手前の大岩に…ミツバツツジ
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唯一咲いているのを発見…ミヤマカタバミ
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5月 奥駈道はグリーンロードになります
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陽光をいっぱい受けて 青空に映えていました
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ゆっくり歩いても 奥駈道…
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巣作りの準備中です…シジュウカラ
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着物リメイクような 石楠花の蕾
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緑の谷を過ぎれば 終わりも近い
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新緑の谷に 石楠花が浮かび上がります
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せせらぎの音が 尾根道の終了ベル
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再び この道を歩く日まで…
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大峰の新緑がもっとも美しいと思う 我が家です
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地元に出来たお店で いつもの…(笑)

青きGW 静かなる東稜…横岳

4月29日 長野県横岳(奥ノ院)
初めて杣添尾根を訪ねたのが2年前の夏。2017年の初登りでは天候が回復せずに森林限界付近で撤退。そして夏、花を訪ねて再び稜線へ。初登りのリベンジで登ったX'mas山行はバディが途中撤退。今度こそはと登山口「海ノ口自然郷」へ向かいました。

GW2日目は昨日と同様、高気圧に覆われて登山日和の予報。この時期の2,500m超えは服装や装備に悩みます。特に、「観光地では夏日」と言った予報では、残雪期の稜線のイメージが薄れてしまいます。赤岳の予報は日中の最高気温8℃、風は北西4m、天気は晴れマークのみ。気温の感じ方は季節によって大きく変わるため、いつも気にするのは風速と向き。最高気温 8℃は関西では真冬の気温。しかし、この時期の8℃、無風、快晴は僕にとって快適気温のはず。よって、上はベースと半袖シャツ、下はベースと秋用パンツとし、靴はスカルパ トリオレ。ザックには、防寒対策としてフリースとソフトシェル、冬用グローブ、バラクラバに10本爪アイゼン等を持参しました。
登山口の駐車場は6時過ぎで5台。GWとは思えない閑散とした状態ですが、これは期待通りの結果です。林道から登山口に向かう途中で眺める杣添尾根上部から横岳の稜線。三叉峰直下は地面が露出しているのがはっきりと見えます。1週間ほど前に杣添尾根の山行レポを見た際、雪解けが進んでいるものの冬道を利用されていました。ただ、踏み抜きがひどい状態であったと書かれていたので、山友に教えていただいたワカンを持参しました。
2100mを超えたあたりから道に雪が出始め、やがて、一面の雪景色。当然、締っているはずもなく、肩幅から逸れると踏み抜いてしまう、ある意味「ナイフリッジ」状態です(笑)。それでも雪の上は歩きやすく、いつもより早く冬道分岐点に到着です。冬道に入り樹林帯を抜けると、遠く富士山を眺めながら、赤岳から硫黄岳へと続く稜線が青空を背に浮かび上がっていました。5度目となる杣添尾根。今日が一番の登山日和。最終目的地の横岳(奥ノ院)へ最後のS字尾根を登り詰めます。とは言え、結構ここから長く感じるのはいつものことであり、それも楽しいのが杣添尾根です。
途中、尾根ルートがブッシュに阻まれ、ダケカンバの山肌を巻きましたが、ここの通過が大変でした。最初は膝下ぐらいですが、やがて、太ももまで踏み抜いてしまい、しかも反対の足までも嵌まってしまう。つまり、腰から下が雪に埋もれてしまうこと度々…(^^; ワカンを付けておけば良かったと思うも、それは後の祭りでした。やっとの思いで尾根まで戻りましたが、「いやぁ~、参りました」の一言です。
雪ゾーンから夏道へ。そこから、最後の急登を踏ん張り、三叉峰に到着です。風もなく、暖かい陽射しに包まれた稜線は、これまでの杣添山行を振り返る余裕を生んでくれました。雲海を抜けた最初の山行や凍える寒さを感じた2017年新春。強風の稜線が夏山開きとなり、安曇野の山友と登ったX'mas山行。そして前回、バディと登った時のために残しておいた奥ノ院も、あと15分ほどで到着。1年8ケ月に渡った杣添尾根物語第一幕の完結です。
下山時、雪道と同時にワカンを装着。その効果は抜群で、安定した歩行を得る事ができ、来シーズン以降も活用したいと思います。冬道分岐点の手前で残りのパンを頬張りながら赤岳や杣添尾根を振り返ります。そして、前方に広がる山麓の高原ジオラマ。麓から見上げる尾根も良し、ここから眺める景色も良し。そして何より、静かな山行が楽しめる八ヶ岳東稜は我が家にとって大切な場所です。
「また、いつか登る日まで…」
冬道を後にする際に残してきた僕の言葉です。
下山後は、登山口近くのヒュッテでいつもの…(笑)

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中央が杣添尾根…楽しみな朝
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春紅葉に出迎えられ あの稜線を目指します
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登山口は 春の息吹を感じます
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八ケ岳の森は まだ雪道がつづきます
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雌雄で巣作りの準備…ウソ(雌)
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樹間に富士山が見える場所を 中間点と思いましょう
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青のグラデーション…山から山へ
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冬道の玄関口
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稜線直下は夏道…それでも 雪の杣添尾根
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今日は 奥ノ院まで 辿りつけそう
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GW後半 テント泊予定だった鳳凰三山
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赤岳東稜…このスカイラインは素晴らしい
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バディ 昨冬の折り返し地点を通過
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稜線を巻いて 登り返します
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踏み抜き地獄から 解放…夏道が恋しい…(笑)
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雪は無いけど…三叉峰
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奥ノ院への稜線にて 杣添尾根を振り返る
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2つの鉄梯子の間が 核心部でしょうか
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横岳(奥ノ院)から残雪の南八ヶ岳
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硫黄岳への縦走路…右下の岩稜が核心部
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感謝としばらくのお別れを告げます
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登りから付ければ良かった…^^;
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残雪のワカン…安定の歩行でした
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新緑の季節がもうそこまで…カラマツ
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花豆タルト…地元らしい いつもの…(笑)

GW初日 車で登る展望の山…富士見台高原

4月28日 岐阜県富士見台高原
以前から気になっていた富士見台高原。明日のGW山行を前に立ち寄ってみました。

富士見台高原は岐阜県と長野県の境界に緩やかな起伏で広がる笹原の高原。中津川市街から林道を走ること約1時間。1,569mの神坂(みさか)峠駐車場が起点となります。この峠は縄文時代から通行があり、古代・中世には東山道(近江~陸奥)最大の難所として有名だったそうです(中津川市 歴史の道推進協議会 案内板より)
今では中央道の恵那山トンネルが開通し、当時の苦労など知る由もありません。それでも峠に向かう林道は、舗装されているとは言え、対向の困難な個所が多くあり、駐車スペースも限られているため事前の情報収集は必要です。ここは恵那山の登山口でもありますが、往復約10時間のCT。ほとんど方は富士見台高原ではないでしょうか…。
さて、林道から登山道に入ってしばらく歩くと史跡「神坂峠遺跡」。数々の出土品が発掘され、この峠を越える先人の営みに驚きを覚えます。昼なお薄暗い樹林帯のトラバース。道端にはショウジョウバカマやバイカオウレンの咲く何気ない道ですが、谷側の傾斜はきつく、踏み外すことのないよう注意が必要です。半時間ほどで樹林帯を抜けると、身の丈を超える笹原に覆われた稜線が視界一杯に広がります。ここでも足元にはショウジョウバカマ。まだ茎が伸びきっていない状態で花を咲かせ、何か慌てた様子です。
左側によく通る中津川市街を俯瞰しながら10分ほど歩くと分岐点に到着。富士見台高原や萬岳荘に向かう道のほか、笹漕ぎ道などの交差点で、笹原の向こうには残雪の青い山脈、南アルプス南部の名峰が連なっていました。やがて前方には中央アルプス、坂道を少し登ると御嶽山乗鞍岳から始まる北アルプス。遠くには白山も望めました。
ここ富士見台高原は、北、中央、南アルプスの展望を初め、日本百名山の内、なんと23座を見ることが出来ます。この日は鳳凰山荒島岳伊吹山を除く20座が確認できました。でも、名前にある富士山は見えないんですよね…。「富士山が見えたらいいなぁ~」と言う願望なのでしょう。それでも、見事な展望であることに違いはなく、夜は満天の星空を楽しむこともできるはずです。
さて、頂上標識に向かって登り始めた時に数名の方とすれ違いましたが、それ以降、見渡す限りに人影がありません。晴天のGW初日。素晴らしい展望地「富士見台」1,739mは、我々2人のためだけにありました。明日、4月29日は恵那山と富士見台高原の山開きが行われ、安全祈願を初め大勢の方がこの地を訪れることでしょう。まさに、イベントの前の静けさです。
帰りは、そのイベント会場となる萬岳荘に立ち寄り、テラスでコーヒータイム。ここはテントを張ることも出来、星空観察や朝夕の撮影など、テントライフに花を添えるアイテムがあります。機会があれば一夜を過ごしたいと思います。
下山後は、明日の山行に向け諏訪湖へ。でもその前に、木曽路11宿「馬籠」に立ち寄り、ほっとする和のテイストでいつもの…(笑)

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GWなので(笑)…モーニングいつもので幕開け
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山に入ると まだ桜を楽しめます
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「富士見台高原」とはこんなところです
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ヒメイチゲ がお出迎え
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バイカオウレンは見頃を迎えていました
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樹林帯から一気に展望が開けます
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まずは南アルプス…荒川三山・赤石岳聖岳
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後ろには 恵那山がどっしりと
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山頂?手前で 御嶽方面を望みます
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中央道恵那山トンネルは この下を通っています
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ショウジョウバカマの群落は初めてです
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まだまだ道は続きますが 今日はここまで
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中央アルプス…木曽駒ヶ岳空木岳~越百山
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今冬は 剣ヶ峰の頂へ…御嶽山
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北アルプス 焼岳の向こうに吊尾根(奥穂高~前穂高
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御嶽山~中央アルプスが一望…中央は「南木曽岳」
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縄文人もこの山河を見たのでしょう
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ゆっくりと過ごしたい空間が ここにはありました
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木曽路「馬籠宿」より…富士見台高原~恵那山
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優しい味噌味で いつもの…(笑)

ホームで初登頂!春色の山を初夏の陽射しで…

4月21日 三重県ハライド(祓戸)
ホーム鈴鹿には主峰御在所岳を初め鈴鹿セブンマウンテンと言う個性的な山がありますが、その他にも四季折々楽しむことのできる山やルートがあります…ただし、僕は5月~10月は蛭休み…(笑) 今回は花の便りに誘われて、初めてのルートを訪ねました。

登山口の朝明渓谷。最近は冬の釈迦ヶ岳で訪ねる場所。いつもはまばらな駐車場も、9時現在でほぼ満車。係の方に尋ねると、天気の良い週末は大抵こんな状態だそうです。
今日のルートは茸岩を折り返し地点とする周回ルート。我々は核心部のハライドの急坂を登りとする左周りとしました。根の平峠分岐まで林道を歩きます。最初に訪ねるブナ清水は、朝明川の源流のひとつ。今は渓谷美を飾るこの川がどのように変化していくのかもこのルートを楽しむひとつでしょう。17年前、家族とともに根の平峠まで歩いた道も、記憶は薄れ、初めて通る道のようです。この道は旧千草街道で、鈴鹿の奥座敷「イブネ」へ入る際、滋賀県側から分岐の杉峠まで歩く歴史街道。初夏を思わす陽射しを受け新緑は輝きを増し、ヤマザクラやミツバツツジは寒暖の色彩を強めます。鳥の囀りに沢の音を聞きながら、先人達が通った時代を思い起こします。
足元に咲く春の使者「タチツボスミレ」。前回の山行(荒島岳)から約1ケ月が経ち、山は一気に春の装い。町で感じる四季の移ろいとは異なる山の四季。そして「今年も会えたね」と思う山の四季。
根の平峠直下でブナ清水への分岐となり、道は更に山の懐に入ります。時折激しい水飛沫の音を立てる朝明川に沿って新緑にはまだ早いブナの森を進むと、苔に覆われた大きな岩が現れます。その岩の割れ目から流れる澄み切った水が林床を分けています。ブナの森が育んだ清らかな水。朝明川の源流「ブナ清水」に到着です。岩穴を覗いてみると、源流は雫ではなく、細いながらも結構な勢いで流れ出ていました。稜線近くから湧水が流れ出るのはホームの特徴。どれほどこの山系は水を溜めているのでしょうか?そこから少し登った場所で昼食。まるでブナに見守られているような時間でした。
紅葉シーズンを思いながら落ち葉を踏みしめ、林床一面を覆うイワウチワの大群落を過ぎると、次の目的地「ヤシオ尾根」に出ます。この尾根、名前のとおりアカヤシオの稜線。まだ、蕾が多くあり、満開はGW頃かと思いますが、それでも見頃な花が我々を迎えてくれます。そして、折り返し地点の「茸岩」。鈴鹿山脈中部らしい奇岩です。少し頑張って大岩を登ると、眼下には伊勢谷が大きく広がり、釈迦ケ岳から続く県境尾根が一望できます。視線を横にずらせば、奥座敷「イブネ」に雨乞岳。僕が知る限り、これほどの絶景ポイントはそう多くはありません。
先ほどの分岐点まで戻り、最終目的地「ハライド」を目指します。鈴鹿にはカタカナ表記の山が多くありますが、ここは漢字では「祓戸」と書きます。意味を調べてみると、「神事を行う場所」とあります。そんな神聖な場所だからなのか、その頂へは険しい道のりが待っています。本日の核心部、「ハライドへの道」が始まりました。
ハライドは地図からも判るように周囲に険しい崖を備えています。ヤシオ尾根からは腰越峠経由で向かいますが、その峠を境に急坂となっており、特に尾根からの下りは、標高差100mを超えています。ハライドへの登り返しは80mほど。腰越峠への下りは樹林、ハライドへの登りはザレ場。右回りか左回りかの判断材料はこの通過だと思います。
ハライド山頂からは腰越谷を飾るアカヤシオや御在所岳、国見岳、青岳の三連峰。そして、出発地点「朝明渓谷」を挟んで広がる釈迦ヶ岳。美しい展望がそこにはありました。
ハライド北尾根で朝明渓谷に戻ります。標高を下げていくと、アカヤシオからレンゲツツジ、春を待つまだ固い芽から新緑へと色彩を変えていきます。途中、急峻な谷を眺めながら通過する場所もあり、危険性を感じないまでも最後まで気を抜いてはいけないのが安全登山だと思います。
まもなくGW。GW後半は天気が移りやすい予報となっていますが、どうなることでしょうか?その準備運動として向かった初ルート。ホーム鈴鹿の奥深さをあらためて感じる山行となりました。
下山後は、定番と季節を交えたいつもの…(笑)

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今日のルート…駐車場にある大きな地図
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春の雪洞ですね…八重桜
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いつの時代でも 新緑は美しい
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しばらくは朝明川を辿ります
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鈴鹿で見ると 尚更春を感じます…タチツボスミレ
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今はまだ 新緑の源…キブシ
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同じ色系統でも 寒暖の差を感じます
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春の生命力を感じます…ミツバツツジ
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この花も春の使者…クロモジ
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ほとばしる水飛沫に 涼しさを戴く
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随分と川幅が狭くなってきました
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源流の館…ブナ清水
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見上げれば ブナの合唱が聞こえてくる…ブナ清水
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森と水 鈴鹿にはそんな世界がたくさんあります
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アウトドアな季節ですね
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ここからの展望は感動しました…茸岩
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アカヤシオの向こうには テーブルランドの「イブネ」
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ヤシオ尾根の名前通りです
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午後の陽射しが 森を優しく包みます
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後半のルートが見えない…ハライド
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新緑より先に谷を染める アカヤシオ
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大好きな冬の釈迦ケ岳周回ルートが一望
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これも春を代表する花…フデリンドウ
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新緑とアカヤシオが共存する中腹です
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ホームでは ここに立ち寄れる いつもの楽しさ…(笑)