Satの 山と一期一会

春夏秋冬。山との出逢いはいつも一度限り。

2018 初登頂もホームから…天狗岩

2月3日 三重県天狗岩(藤原岳
今年に入って4回目の山行。ただ、これまでの3回の内、2回は天候に阻まれ登頂できず、1回は氷瀑めぐり。そこで今回は、「ピークを踏むこと」を優先し、計画を立てました。

天気予報から判断して、今回の候補地に上がったのはホーム鈴鹿。その中から、天狗岩の他に「御在所岳本谷」「竜ヶ岳遠足尾根」とまぁ、冬期の定番ルート。しかし、天候と雪の状態から確実に登頂できる天狗岩としました。
天狗岩という名前の山ではなく、鈴鹿北部、花の山として人気のある藤原岳から北に伸びるカルスト大地の稜線から突き出た絶壁のピーク。標高は藤原岳より20mほど高い、1,165m。藤原岳とは藤原山荘(避難小屋)を境にルートが異なり、入山する登山者のほとんどが藤原岳展望丘を目指すため、こちらを訪ねる人は少なく、ここからは静かな山行が楽しめます。また、天狗岩ルートの大きな特徴として、「ルート取りが自由」であること。カルスト大地の頂稜はなだらかで広大な稜線となり、雪に埋もれた林の中を自由に散策しながらの山行は、この時期ならでは楽しみです。(初めて訪れる場合はトレースを当てにせず、視界良好の時に限ります。また、地図アプリがあると安心でしょう。)

登山口の駐車場は7時前には半分以上空きがなく、人気の高さが窺い知れます。大貝戸道は小屋手前まで林の中を歩くため、展望はほとんどありませんが、風の影響を受けにくく、踏み固められた登山道は注意さえすれば、8合目までアイゼンなしで登れます。先行者の後を追い、8合目直下でルートミスをして林の中に入ると、膝下まで埋もれる積雪となり、ここでスノーシューの出番となりました。
このルートは8合目からが核心部。ここから冬道ルートになることから、これまでと一線を画し、直登が続きます。しかし、スノーシューのヒールリフター機能を使えば、アイゼンやワカンより楽に登れるため、小屋からではなく、8合目からの使用をお勧めします。
視界が広がる9合目標識から眼下の町並みや養老山地越しの名古屋市内、伊勢湾が望めます。再び、林の中に入り、最後の直登。トレースのない方が逆に歩きやすいスノーシュー。雪の急坂もザクッザクッと軽快な音と共に登れます。ようやく林を抜けたところで、滋賀県側から雲の流入。見る見るうちに視界は怪しくなってきました。
久しぶりに見る藤原山荘。この小屋があるお陰で、この時期にも大勢の登山者が藤原岳を目指すのだと思います。この小屋の脇を抜けて天狗岩へ。無雪期なら明確な道も、今は雪原が広がるだけです。視界不良になる前に、地図アプリで天狗岩の方角を確認し出発。ところが、山荘から少し歩いた場所で突然の青空。このダイナミックな変化が最も好きな「山時間」。この束の間の青空を山から頂き、思い思いのトレースを林の中に描きながら進みます。
登頂か?昼食か? 風も穏やかで陽の射す好条件を、身体を冷やさないための昼食時間に充てました。やがて、予想通りに空は色をなくし、寒々しい冬空へとなります。2018年最初のピーク、天狗岩へ最後の登りでは、空と地面が繋がった景色でしたが、満足のいく登頂でした。
時折、小雪が舞う帰り道、薄く靄のかかった林の中は幻想的でもあり、これもまた、雪山山行の楽しみのひとつ…。一般ルートと合流し、9合目に向かう急坂は、林の中を直滑走(笑)。モフモフ、フカフカの雪を身体一杯に感じながら、スノーシューハイクを存分に味わいます。8合目直下でスノーシューからチェーンスパイクへ。雪から泥濘へと移る2合目からもチェーンスパイクは有効で、登山口までそのまま下りました。
下山後は、登頂を祝ういつもの…(笑)

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30年後の山容は どうなっているのだろう…
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植林地の中でも 雪があれば 楽しく歩けます
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雑木林では 道はこんなに明るくなります
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8合目からの冬道 トレースがない時はつらい…
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視界の広がる9合目 一息ついて最後の登りへ
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視界が広がれば 風も通ります ^^;
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登攀能力が高い リフター機能付スノーシュー
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氷のペンダントは 展示品限りです…
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冬空は あっと言う間に 色を失せます
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さて 自由な世界へと 旅立ちましょう
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世界が変わる 前兆が…
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雲の上は いつも青空なんだ…実感します
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先行者は どちらさま…?
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こうしてみたくなるのは 自然ですよね(笑)
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自分のトレースを引いています
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周囲はノートレース…道は自分の後に出来ます
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展望よりこの時間…冬の太陽に命を感じます
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スノーシューメーカーの宣伝ではありません(笑)
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2018 初登頂 そして バンビーズの初山行
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天狗岩を振り返ります
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藤原岳山頂は展望丘と呼ばれています
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下界と山稜のギャップ これも冬のホームの楽しみ方
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今年もやはり I LOVE スノーシュー
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フカフカ モフモフ 体験中のバディ が目指す場所は…
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我が家のベスト3店にて いつもの…(笑)

今年も大雪のバンビー4…マキノ高原

1月27日 滋賀県マキノ高原
昨年2月、大谷山に向かった際は大雪警報発令中であり、登山口のマキノ高原にも辿りつけませんでした。あれから、約1年。やはり大雪警報が前日に発令され、大雪注意報に引き継がれる中、またもやマキノ高原に向かった我々です。

待ち合わせ場所は湖南にある道の駅。積雪量は昨年ほどではないにしろ、雪が止む様子はありません。雨雲マップと現場近くのライブカメラを見ながら、とりあえず、登山口に向かうことにしましたが、道中、有名なケーキバイキングのお店の前で、計画変更に心が動いたのは私一人だけではなかったようです…(笑) 今回の山行の目的は、安曇野の山友が新たに購入したスノーシューの試し履き。登攀能力とトラーバース時の感覚、そして、下り坂の性能を確認できれば、目的は達成。天候からして、登頂は全く考えていませんでした…と言うより、通常なら中止にしている天候ですね(^_^;)
交通事情により登山口到着は1時間以上も遅れ、この時点で稜線のピーク「寒風」までと思いましたが、降り続く雪と雲に隠れた稜線を目の前に、意気消沈…(笑) 旧マキノ高原ゲレンデ最上部までとしました(短っ!ww)。駐車場には赤坂山方面に向かう登山者が数組いらっしゃいましたが、我々の向かう大谷山方面は、一本のスキーのトレースが続いているだけです。
アスファルト道(無雪期)から一歩逸れただけで、足は膝上まで沈み込みます。そのまま数10m進んだところで、山友はスノーシュー、我々はワカンを装着しました。そうなんです。我々の今回の目的は、ワカン歩行にありました。昨年、山友が見せた見事なワカン歩行。膝上に積もった雪道でのワカン体験をしたかったのです(^^)
昨年、背の丈を超える雪の壁を素晴らしいラッセル技術でトレースを作った山友。今日はワカンをスノーシューに履き変えて、ラッセル機関車のごとく、新雪のゲレンデ跡を邁進します。時折、雪が小止みになり、空が明るくなるものの、それは束の間の休息。再び、冬空の息吹が視界を曇らせます。
それぞれがそれぞれの歩行訓練を行い、予定のゲレンデトップに到着。やはりこんな日は、早く降りるに限ります。
そして目指すは、皆、同じ場所・・・(笑)

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マキノ高原の玄関口…メタセコイア並木
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行きたい気持ちと帰りたい気持ちが 半分半分…
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今日もラッセル隊長が 先頭をきります
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2番手もスノーシューで トレースを作ります
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後方は ワカンと新雪の感触を確かめます
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2人のスノーシュートレース…それでも 若干の沈み込みはあります
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そろそろ止むのかと思いましたが…
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一向に その気配は ありません (T_T)
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スノーシューの登攀能力を確かめる山友
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SNS用? これも大切な目的(笑)
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条件が良くても 絶対 登頂は無理です(笑)
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どんな状況でも 和気藹々のバンビー4
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「さぁ、戻ろ 戻ろ」
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いつかは 湖北の稜線へ…
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こんな日は こんなことでもやらないと!
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皆も 同意見のようでした…(笑)
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雪より白い いつもの…(笑)

旅の終わりは アイスショー…雲竜渓谷

1月16日 栃木県雲竜渓谷
川越~宇都宮~日光を巡る旅の最終日は、昨年、ホテル谷川岳の山行でお世話になった高崎の山友と共に、氷瀑で有名な雲竜渓谷を訪ねました。

寒波が緩み始めた3日目の朝。東照宮近くの宿で山友と合流し、登山口へ。心配された車道の凍結は殆どなく、FF冬用タイヤでゲート前駐車地へ入ることが出来ました。ここからルートは二手に分かれますが、崩落や渡渉の続く河原ルートではなく、距離は長くなるものの林道ルートで向かいます。
今日のメンバーは、山友ご夫婦が属する会の方を含め、総勢7名。早いもので、ご夫婦とは3回目の山行(全て冬山www)になります。お昼ご飯は「豚キムチ鍋」を用意していただき、出発前には食材の分配をしてパーティ力を高めます(^^)
5月の残雪期を思わすような陽射しに、早くもアウターは荷物化。汗冷え防止のベースと長袖1枚にも関わらず、途中からは腕まくりをしていました。その陽気に凍結した道路は程良いクッションとなり、小気味よい音を立てます。駐車地の標高は約940m。雲竜渓谷入口まで400mほど標高を上げる林道歩きは2時間30分。
林道から河原へ下る「凍結階段」が最初の難所。特に、最後の10数段は手摺もなく、転べば川ポチャは免れません(^_^;) この凍結階段は「氷の世界」へ進む「試練」かもしれません。幸い全員が無事に河原に下り立ち、ふと前方を見ると、青白く光る氷瀑群。雲竜渓谷への入り口です。
歩き始めて10分程で氷瀑群が現れます。
「どうしてこんなにも立派な氷瀑が出来るのだろう…」
悠久の時を経て鍾乳石や石筍が織り成す鍾乳洞。ここでは、毎年異なった表情で繰り返されます。
渡渉を続け、少し広くなったところでランチタイム。ぐるりを氷瀑に囲まれたこの地は、渓谷と言う幾分閉塞されたことで、より一層「氷の世界」を際立たせています。鍋の用意をしている時、「ゴゥー」と激しい音を立てて、対岸にある10数mの氷柱が崩落しました。例え、ヘルメットを被っていても直撃を受ければ一溜りもありません。この時期、安易に近寄るのは危険ですね。
一息ついた後、バディと2人で雲竜瀑に向かいました。装備はチェーンスパイクにピッケル。ヘルメットは置いていきましたが、落石の危険性もあり、被っていかねばなりませんでした。渡渉をしながら雲竜瀑から渓谷へ流れ落ちる地点へ。そこから巻き道を登ることになります。細いトラバース道をジグザクに登りますが、途中、クラストした箇所があり、10本爪以上のアイゼンがお勧めです。特に、下りはその上を一段下がらなければならず、滑落した際は止まりませんので登る際には慎重な判断と行動が必要です。
さて、登りきって真正面に現れた「雲竜瀑」。丁度、滝の上部に陽が当たり、青味に凄味が加わります。写真でしか見ることがないだろうと思った景色を目の当たりにし、ただ感謝の一言です。本当、山との出逢いは「いつどこでどんなきっかけで起こるものか判りません」が、その時に現場に立てる体調管理を続けたいものです…年々、実感…(笑)
雲竜瀑を初め、まだまだ成長を続ける雲竜渓谷の氷瀑群。しかし、その世界が完成された時、それは「崩壊」の始まり…。昨日、東照宮を訪ねたからか、そんなことが思い浮かびました。そして、今回のきっかけを作ってくれた山友に感謝すると同時に、再会を約束し、「氷の世界」を後にしました。
下山後は、600kmの道のりを帰らねばならず、温泉でタイムアウト。と言うことで、前日のバディだけのいつもの…(笑)

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氷瀑の前に…日光と言えば「華厳の滝
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明日の雲竜渓谷に 期待が高まります
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総勢7名の山行は 初めてでした
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最初の核心部 凍結階段(笑)
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雲竜渓谷から 急に開ける河原を進みます
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「氷の世界へ ようこそ」
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ここは 白糸の滝 なのでしょうか?
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ニヤッと笑う 氷の門番に見えます
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崩落と凍結の繰り返し…
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次はどんな世界が待っているのだろう
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振り返って 仰ぎ見る
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いつもの冬山とは 一味違う 氷の世界
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最盛期には 一面に氷瀑が出来るそうです
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水飛沫が止まったようにも見えます
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アウトドアな鍾乳石? (笑)
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特大鍋で 7人前の料理も一発OK!
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雲竜瀑に向かいます...渡渉中のツアー客
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「これより 危険ゾーン」…氷の門番が叫んでいるようでした
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巻き道の直登…唯一の安心区間
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圧倒的な力の造形美…雲竜瀑
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「動」が「静」になった場所
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パイプオルガンの音色が岩に響いてきそうです
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雲竜瀑を 氷の回廊から
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決して 真下には 立てません
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氷の世界の神殿へ続きそう…
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「さよなら 氷の世界」
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前日 美味しい料理のあとに いつもの…

2018 初登りはホームから…遠足尾根

1月3日 三重県遠足尾根
冬型気圧配置となった2018年の幕開け。予報の晴れマークに誘われてスノーシュハイクをと、ホーム鈴鹿は竜ヶ岳に続く「遠足尾根」に奈良の娘を誘って入りました。

前日、三重県北部は朝方まで雪予報と知り、新雪モフモフを確信。しかし、稜線予報は風が強く、「山頂まで辿り着けるかなぁ」と思っていました。朝、雲は切れ間なく低く垂れこめ、朝陽を受けることなく車を走らせます。車窓から稜線は全く見えず、登山口に近付くにつれ、雪が激しくなる始末…^^;
「午後には回復するだろう」と淡い期待を胸に、年末に買ったばかりのアウターを早速試すことが出来ました。
林道から登山道へ。すでに道は真っ白。踏み跡はなく、本日の一番乗り。このルートは稜線まで続く急登が特徴。そこに描くトレースは、後に続く人達の道しるべとなり、責任は重大となります。次第に一歩一歩が深くなってきました。最初は夏道を辿ってジグザグに登りますが、時折、ショートカットで一直線。途中、稜線を眺められる場所がありますが、濃い雲に覆われたままです。先頭を交代しながら稜線まで登り、ここでスノーシューを装着。支度をしていると後続の方が来られ、トレースのお礼を述べられました。
ここから遠足尾根の始まり。最初は落葉樹の中を歩き始めます。樹林帯では薄日が射すこともありましたが、今やその気配は全くありません(笑) スノーシューの浮遊感を楽しみながら前進。くるぶしからふくらはぎ、深いところでは膝下まで沈みます。
降り続ける雪に、今いる場所が1000m以下であることを忘れます。ホーム鈴鹿の冬は、八ヶ岳の一般ルートより手強い時もあります。
750m付近では吹き溜まりの直登となり、股下まで埋もれます。膝で雪を押さえ、スノーシューを蹴り上げる。ここまで雪が深いとワカンの方が楽だと思います。予想外の展開に嬉しいやら、苦しいやら…(笑) 途中から後続の方と一緒になって先頭を代わり、晴れていれば、山頂が見渡せる場所まで到着。
「ここからは100歩ルールでいきましょう」と提案し、雪に加えて、風が舞う山稜を進みます。しかし、ここまで通常の1.5倍の時間を要し、また、天候の回復も見込めず、増々風が強くなる稜線を思えば、登頂が無理なことは明確です。あとは、「どこで誰が言うのか」だけ。
谷を上ってくる風が新雪を巻き上げ、視界を遮り始めました。この辺りはシロヤシオなどの木々が防風林の如く、北西風から我々を守ってくれます。この風を直接受けながら登る遠足尾根後半を思うと、そろそろ潮時の雰囲気。登頂は青空の下、真っ白な山頂を眺めながらの山行に託し、金山尾根分岐手前を我々のピークとしました。
帰り道、一瞬の陽射しに声を上げ、我々が引いたトレースを振り返ります。山頂は姿を現しませんが、1年前の記憶がオーバーラップします。昨年と同様、登頂に至らなかった初登りですが、「今年も関西の山は雪を楽しめそうだ」と実感した山行でした。
下山後は、引き返す大きな理由となったいつもの…(笑)

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踏み跡は 消えたのか 無かったのか…
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いつも思う 墨絵の美しさ
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ハイタカの雌…このあと救出作戦に成功しました
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思わぬ雪景色に 今は素直に嬉しい
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登山道までは しばらく林道を歩きます
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冬の杉林 ここにも日本画の世界観
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新雪は軽く ガンガン登れます
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稜線直下 雪は飛ばされています
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冬の遠足尾根…出発!!
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陽が射せば 見事な雪景色になるんですが…
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この日 一番の積雪量 太ももまで埋もれました
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この先には 鈴鹿の女王が見えるはずなんです
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今日は 時折 先行者の影さえ 見えなくなります
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冬の太陽は 朧月のよう…ちなみに この木は僕の赤旗です
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「今日は この辺にしといたろ…(笑)」
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レンズの水滴が 拭えません
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青空が出ると 雪の色が変わります
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このトレースが 薄くなるまで そう時間はかかりません
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「また 来るねぇ~」…左のトレースは 先ほど7人が付けたものです
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陽が射せば 時間を忘れさせる 世界があります
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これから 明暗の世界が 楽しくなります
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まだまだ厳しい 冬山の帰り道…
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至るところに 墨絵の世界
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気持ちは 早くも いつものへ…(笑)
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久しぶりに 四日市の名店で いつもの…

登り納めは おらが山…尼ヶ岳

12月30日 三重県尼ヶ岳
2017年も残すところ、あと2日。年間目標36回を達するべく、今年はおらが山で登り納め。

別名「伊賀富士」の尼ヶ岳。生活圏から眺めるこの山は、登山口へのアクセスや山頂まで1時間程度で登れること、そして、「天まで昇る階段」がトレーニングに適していることなどから、僕にとっては大切な「おらが山」。
いつもはトレーニング山行が多いため、カメラはミラーレスを持っていきますが、今日は時間があるので、一眼レフでおらが山と向きあいたいと思います。
自宅から登山口までは30分。今日も駐車場に車は停まっていません。林道をしばらく歩くと分岐点となり、天までルート(笑)へと橋を渡ります。植林帯の緩い登りが準備運動。冷えた身体を適度に暖めるとともに、心肺機能も高めます。5区間に分かれた階段を息をあげず、また、途中休憩なしで登るのがベスト歩行。今日は写真を撮りながら、余裕の山行です。
やがて、落葉樹が左側に広がってくると、第4階段。このルートの核心部と言えるでしょう。アルプスのような雄大な景色や雪山のような厳しい自然との対峙はなくとも、通い慣れた道を歩くだけで心と身体が落ち着く、それが「おらが山」。
落葉樹となり、冬枯れ道の第5階段。このルートで最も僕が好きな場所。足下に広がる秋の名残と見渡す限りの寒々しい木々。冷たい風が頬を打ち始め、空には師走に相応しい忙しない雲。
「本当、山って良いなぁ…。」
山頂のベンチに座ると真正面に見えるのは自分の住んでいる町。ここが2番目に好きな場所。今日は霞みながらも伊勢湾の海岸線やなだらかな頂上台地が続く青山高原。また、稜線が特徴的な室生火山群の峰々に伊賀の双耳峰「大洞山」、そして霧氷の「三峰山」と「高見山」。三重・奈良両県の名峰が肩を並べる様子を楽しめるのもこの山の良さでしょう。
撤退から始まった2017年。「春夏秋冬 山と一期一会」の言葉どおり、同じ山を登っても同じ出会いはありません。今年は初めて登った「谷川岳」に「立山」、記念日登頂した「針ノ木岳」、紅葉が素晴らしかった「屏風ノ耳」。また、例年より多い積雪でホーム鈴鹿を初め、関西だけでも十分に雪山を楽しめた、そんな1年でした。
来年はどんな「一期一会」があるのか今から楽しみですが、まずは1年を通して歩けるよう精進したいと思います。
下山後は、バディとともに自宅でいつもの…(笑)


この橋を何度 渡ったことでしょう

何気ない道が 「おらが山」へ続く道

陽が射せば 誰もが「主人公」

第1階段…序章と言う言葉がピッタリ

第2階段…支尾根に向かう道

第3階段…植林地の中を進む

第4階段…終着点は落葉樹の林

第5階段…「階段は続くよ 天までも…」

終盤は 階段ではなく「ハードル トレーニング」

今日も 天使が見えました…(笑)

今年最後の三角点

山頂から眺める我が町…やはり ここは「おらが山」

風車の白い支柱が目印…青山高原

曽爾高原…そして 室生火山群

「来年も頑張るぞぉ~」…(^_^;)

何度訪ねても 飽きないのが「おらが山」

ホッとしてから帰ります…コップはゴアテックス製では ありません(笑)

帰りは「富士見峠」ルート…当然 階段から始まります

冬の紅葉…低山でも 見ることが出来るのですね

薄日が似合う 冬枯れ道

落ち葉の絨毯も 冬の陽射しが 似合います

こうしても見ると 表情が豊かです

帰り道 小さな冬の世界がありました

風景を切り取れば どこでも名所になりますね

最近のマイブーム チョレート系…(笑)

厳冬期東稜へ再び…横岳

12月24日 長野県三叉峰(横岳)
今年の登り初めに途中撤退をした杣添尾根。昨年と同様、「登頂」と言う忘れ物を取りに、今年3度目の登山口に向かいました。

出発前日、安曇野の山友から「ご一緒させて」の連絡があり、いつもより賑やかな山行になりそうです。クリスマス・イブの朝、登山口の路面は「ホワイトクリスマス」。 本格的な登山道までは、別荘地内の凍結したアスファルト路の箇所があり、チェーンスパイクを付けての出発。
凸凹のある登山道は雪のお陰で均され、とても歩きやすくなります。小気味よい雪を踏む音が森に続き、響くは我々の話し声。杣添尾根は急登が続くわけではありませんが、平地も少ない。その為、歩き始めると身体はすぐに暖まり、アウターを脱ぎ、ウールのベースとシャツ1枚。パンツはウールとハードシェルの上下2レイヤーです。
今日(午前)の稜線予報は気温 ‐6℃、風は10m。午後から風は強くなり、天候も下り坂。午前中には折り返すので、時々、晴れ間が覗く、高曇りと言った感じでしょうか。
杣添尾根は8割程度が樹林帯。冬道は樹林帯を抜けるのが夏道より早いですが、東面にあたるため、冬の風を直接受けるのは稜線に立ってからになります。それでも、時折上空を過ぎる風の音に油断は出来ません。
雲海に浮かぶ富士山が樹間に見え始めた頃、バディが不調のため、撤退宣言。2人なら中止にするところですが、登頂組が複数になること、不調は病的なものではなく1人で行動しても経験上危険性は少ないことから別行動としました。しばらくして、2組のパーティとすれ違い、他人を頼っては駄目ですが、正直、少しの安心感…。
冬道を目前にし、アイゼン、アウター、バラクラバ等、登頂に向けての準備を整えます。小高くなった冬道最初のピーク。高曇りの寒々しい空を背に、主峰「赤岳」は静かに出迎えてくれました。夏、ハイマツの緑と赤茶けた山肌が印象的な主峰。雪を纏えば、その白さから岩稜は黒々とした深みを増し、強固な鎧のように見えます。視覚的にこれから向かう三叉峰の方が大きく見えますが、標高を上げるにつれ、赤岳がせり出すように天を貫きます。
1月、撤退した地点を通過。前回は雲に隠れた標識も今日はハッキリと見え、マラソンの折り返しポールのようです。稜線直下は夏道に戻って、ジグザグ登りとなりました。この道が雪に埋もれて直登になると、ここが核心部だなぁと再確認。バディと登る次に繋げます。今季初のアイゼンにいつもより足取りは重く、ようやくと言った感じで稜線に立ち、山友と固い握手を交わします。そして、そこで待ち受けた風は…。時々、10m程度の突風が吹く程度で、冬山としては好条件と言えます。稜線から一段高くなった岩のピーク、そこが三叉峰。そこからは、360度の展望が待っています。丁度、雲間から陽が射し、阿弥陀岳の稜線に陰影をつくります。遠くに南から中央、北と屏風のようなアルプスを初め、振り返れば、登ってきた杣添尾根が麓へ一直線に伸びています。視線を上げれば、浅間山に遠くは谷川岳方面が霞んで見えました。
三叉峰から奥ノ院への稜線はバディと登頂した時のために取って置き、1人待つ登山口に向けて、急降下…と言いたいですが、安全登山で下りました。
下山後はロッジのカフェスペースで皆揃っていつもの…(笑)

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あの稜線に続く杣添尾根に 心が躍ります
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静かな森歩きが このルートの良さ
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またこの場所に戻れただけで感激です
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高曇りの赤岳は 更に神々しい姿に見えます
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東稜は富士山とともに登ります
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いつかは登ってみたい山…金峰山
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やはり富士山は眺める山だ…(笑)
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昨年の思い出が甦ります
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山の出会いは「一期一会」…今年は今年の赤岳
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ここから先は バディの思いと共に登ります
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振り返れば 思った以上に長く見える 冬道ルート
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山友が説明してくれる 阿弥陀岳バリエーションルート
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赤岳のスカイラインは この位置がお気に入り
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奥ノ院と頸城山塊…この稜線は次回のお楽しみ
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冬の北アルプス 槍穂高連峰蝶ヶ岳から眺めたい
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八ヶ岳から眺める中央アルプスって 実は好きなんです
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綺麗な曲線美…中岳
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10mの風が見えますか?
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今日の山行に 感謝を込めて…
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来年はどんな山行が待っているのだろう
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杣添尾根を下る山友…この後 誰にも会いませんでした
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時折 渦を巻いて 雪煙が通り過ぎていきます
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この先は 行き止まり…視界が悪い時は注意です
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またいつか…三叉峰(左)と奥ノ院(右)
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今年も山とともに メリークリスマス!

霧氷の奥駈道で参拝…弥山

12月2日 奈良県弥山
12月に入り、再び、寒波がやってきた関西。雪山を求めて先週に引き続き入山。

弥山の登山口「行者還TN西口」へは国道309号線で向かいますが、冬期は通行止めとなり、今年は12月11日午後3時。その後は、麓の天川河合等から登ることになり、日帰りするには健脚者だけに開かれた山になります。と言うことで、我々が冬の弥山を楽しめるのはワンチャンスあるかないか。その機会が晴天の週末に訪れました。(なお、上北山村から行者還TNへは工事のため、すでに通行止めとなっていました)
登山口に向かう道すがら、白く輝く稜線が見えると、思わず声が上がります。いやがうえにも期待は膨らみますが、焦らないのが冬山ルール…我々は夏山もですが…(^^)
今朝の冷え込みは厳しく、いつもなら脱ぐフリースも着たままで出発。大峯奥駈道の分岐へと続く急登の尾根歩きをいつものペースで登ります。まだ感覚の戻らない冬靴は、木の根や石に躓くことがありました。1時間程で分岐に到着。ここからしばらくは冬枯れの明るい稜線歩きとなり、そして今日は「霧氷祭り」の始まりです。
雲ひとつない青空ですが、稜線を抜ける冷たい風は頬を刺し、暖まった身体をフリースで守ります。この風は次第に収まる予報で、山頂に着く頃には冬の晴れ間を楽しめるはずです。
稜線を境にし、右側(北側)には見事な霧氷が続きますが、左側(南側)には全くありません。当たり前のことながら、自然とは正直だと思います。そんな霧氷祭りを楽しみながら、いつしか次のポイント「理源大師像」がある「聖宝ノ宿跡」に到着。ここから再び登りとなり、風も落ち着き始めたのでフリースを脱ぎました。
春、バイケイソウの新芽が目に優しいこの道も、今は落ち葉に覆われています。先週と違い標高を上げても林床は雪に覆われず、その代わりに、道はアイスバーンとなりました ^^; チェーンスパイクを装着することで安定感はぐっと増し、最後の階段をやり過ごすと、弥山小屋の三角屋根が樹間に見えました。
小屋開け前の4月、テントで一夜を過ごす神々の懐。苔に囲まれたテントサイトはスノーモンスターに成長を続ける木々が出迎えてくれました。(植生保護のため、チェーンスパイクは外します)この素晴らしい光景をどう表現すれば良いのでしょうか。僕には到底無理のようです。先端の国見八方覗に立つと、歩いてきた奥駈道や更に吉野へと続く稜線が望めます。行者還岳、七曜岳、大普賢岳…、いかにも奥駈道らしい山名が続きます。ここから眺める奈良、三重、和歌山の三県に跨がる紀伊半島の峰々は僕の心を無にします。そしていつものように合掌。
期待通りの陽気に包まれる中、昼食とブレイクタイム。ついつい長居をしてしまいました。今日は近畿最高峰「八経ケ岳」へは寄らず、山頂の弥山神社で御礼と安全登山を祈願して下山の途につきました。
下山後のいつものは都合によりお休み…(笑)

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予想を遥かに超える稜線の風景
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まだ陽が射さない斜面は 凍えそうな空気
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柔らかい陽射しが とても良く似合う
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霧氷に包まれた 稜線歩き
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霧氷の新芽
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朝陽に浮かぶ 熊野灘
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折り重なる向こうには 冬の青空
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霧氷の大通りに着きました(笑)
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冬枯れの林が 一段と輝いています
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弥山小屋から流れ落ちる 霧氷の滝
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関西 冬山のグラデーション
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霧氷が舞う 12月の朝
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僕は霧氷の広葉樹を「霧桜」と呼びたい
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一段と賑やかになった 弥山小屋への登り
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根雪と落ちた霧氷が織り成す アイスバーン
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歩いてきた 参道を振り返ります
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ワンダーランドへの入り口
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言葉にならない 苔と霧氷のコラボレーション
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木々の向こうに続く峰々が この地の世界観
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出来ることなら このまま幕営したい…
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秘密の場所から 大普賢岳と遠くに台高山地
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稲村ヶ岳と大日岩…再び 秘密の場所から…(笑)
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八経ヶ岳の山肌も 見事な霧氷で覆われています
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昼過ぎでも 冬の陽射しは 斜光気味
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いつもの場所で 奥駈道を望みます